発電量を試算してみた

個人的な被害は
当日の電車が止まって20km（迷ったので実際はもっとｗ）を歩いて帰ったとか
南相馬市で兄の勤務先が津波に巻き込まれて孤立した（けど無事救出されました）とか
…で済んでるんですが、社会的に沈静化しませんねぇ。

もちろん、直接被災した地域は復興がこの先ありますし
私も生まれは福島県だし、実家は農業も営んでいますから
風評も心配です。

実家の空き建屋には、被災した方が仮入居して生活しています。

私が何ができるか、ってのはまだあんまり考えてません。
おそらく寄付くらいでしょう。
実家に帰省したときは何かするかもしれませんが。
寄付も、悪ネスの日本ユ偽フとか北朝鮮ドラえもんとか
良い評判は聞かないので、ふるさと納税を使おうと思ってます。


さて、原発問題。
個人的には原発賛成派です。
現場で作業してる人のことを考えると気の毒でたまりません。
危険はできるだけ無くすべきですので
今後の日本の原子力政策も大きく変化することでしょう。

ただ、関東での輪番停電の状況を考えると
すぐに原発を無くす訳にはいかないと思います。

そこで、実際にどれくらい電力が足りないのかを調べてみました。

電気事業連合会「電源別発電電力量の実績および見通し」
http://www.fepc.or.jp/present/jigyou/japan/sw_index_02/index.html

これ、日本全国か。全体の3～4割が原子力、5割が火力、1割水力、ってところかな。
3割なくなったら足りなくなるな、とは直感的に思うところだけど東電だけだとどうなるのか。

東京電力｜原子力｜これまでの運転実績は？
http://www.tepco.co.jp/nu/torikumi/nuclearlibrary/results/results01-j.html

ピーク時に足りるかが問題なので全体の発電量に注目すると、1,730.8万kW。
点検の停止もあるから、稼働率をみると、、結構変動してるな。
昨年度までの5年間の平均が56.5％か。乗じて977.9万kW。
ピーク時に向けて検査スケジュールを合わせて稼働率を上げると考えられるので
1.3倍として1,271.3万kW。桁をそろえて1,271万kWとする。
…ってこの数字、今出しても意味ないなｗ

ピーク時の需要電力は、少し古いけど平成19年度の資料
経済産業省｜報道発表｜東京電力の当面の電力需給について（平成19年7月20日）（注！PDF）
http://www.meti.go.jp/press/20070720005/05_no2.pdf

最大需要電力は6,110万kW。平成19年度の他電気事業等からの追加供給電力が207万kW以上。
多少増加してると考えて、220万kWと仮定する。

Wikipedia東京電力
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%9B%BB%E5%8A%9B
原発を除く発電所の発電量合計が（2004年現在なので少し古いけど）4,489万kW。

うへｗ足りないｗｗｗ
原発を除く発電所がフル稼働して、原発が5年間平均稼働の平均の1.3倍稼働したとしても
5,760万kWで、そこに追加供給220万kWを加えて5,980kW。
130万kW足りませんね。

結論として、他電気事業等からの追加供給を増やすか、上記想定より原発稼働を増やさないと
夏場が乗り切れない可能性が高い、と。