ハーベスト・タイム『収穫の時』

毎月発行の月刊紙『収穫のとき』掲載の聖書のお話など。

◆9月号◆ 愛の随想録(32)「試練の解釈」

2009-09-01 | 愛の随想録
 先月号の本欄では、「経済不況の中で」という一文を書かせていただいた。今月も同様のテーマで書かせていただく。  「全般的に景気回復の流れは強まっている」との報道がなされる昨今であるが、生活者の実感としては、「厳しい状況が依然として続いている」ということであろう。先月号では、人生の危機に際して行うべきこととして、「人生の棚卸しを実行する」、「感謝の心を選び取る」、「新しい発想をする」などのポイントを提案した。今回はその続きとして、「事実の解釈」というテーマに焦点を合わせてみたい。 . . . 本文を読む

◆9月号◆ 創造博物館訪問記

2009-09-01 | 番組ゲストのお話
 二〇〇七年五月、米国ケンタッキー州にある創造博物館に到着した私は、その規模の大きさとテーマパークのような展示に大変驚きました。それもそのはず、創造博物館の設計者は、米国のユニバーサルスタジオや日本のサンリオピューロランドの設計を担当された方でした。 . . . 本文を読む

◆8月号◆ 愛の随想録(31)「経済不況の中で」

2009-08-01 | 愛の随想録
 最近ハーベスト・タイムに、会社のリストラや事業縮小などで職を失った、将来が不安なので祈ってほしいという依頼がよく届くようになった。ある方は、「お祈りももちろんしておりますが、神様の御心がどこにあるのか全く分かりません。このような時、力を与えてくれる御言葉があれば、そしてどのように生きていったらいいのか、是非お教えしていただきたくメールを送らせていただきました。先が見えず、苦しく眠れない毎日を過ごしております」と書いて来られた。先が見えない状態は、だれにとっても苦しいものである。と同時に、試練の中でしか見えてこないものもある。苦しい時は、人生の基本に立ち返る時であろう。 . . . 本文を読む

◆8月号◆ マンガで描く聖書

2009-08-01 | 番組ゲストのお話
 「まるで暗い深い海の上をどこに流されるのか分からないで必死に泳いでいるみたいだ…」。必死に手をのばしてもどこにもつかまるところがない悪夢のような幻を、私は毎晩見ていました。  子どもの頃から絵を書くのが好きだった私は、短大でビジュアルデザインを専攻し勉強していました。そんな時気まぐれで書いた漫画が入賞し、あっという間にプロの漫画家に担ぎ上げられたものですから周りの注目もひときわでした。 . . . 本文を読む

◆7月号◆ 愛の随想録(30)「ダーウィン・イヤーに思う」

2009-07-01 | 愛の随想録
 ダーウィンの提唱した進化論が、今盛んにマスメディアで取り上げられている。それもそのはず、今年はダーウィン生誕二〇〇年、『種の起源』発行一五〇年の記念の年に当たるのだ。  情報鎖国の日本においては、進化論以外の論が誠実に取り上げられ、論じられることは極めて稀である。そのため、「進化論は科学で、創造論は宗教である」という認識が日本人の常識としてほぼ定着している。 . . . 本文を読む

◆7月号◆ 三浦綾子さんの初代秘書として

2009-07-01 | 番組ゲストのお話
 若い日に、三浦綾子さんの秘書として働くことができたことを、私は神さまに感謝せずにいられません。綾子さんは、召されてから一〇年になろうとしていますが、今も私の中で生き生きと語りかけ励まし続けてくれています。それは聖書の中に「彼は死にましたが、信仰によってまだ語っています」(ヘブライ人への手紙一一章四節)とあるみことば通りです。 . . . 本文を読む

◆6月号◆ 愛の随想録(29)「ピンチはチャンス」

2009-06-01 | 愛の随想録
変化を好まない体質  地球を取り巻く環境は、激変しつつある。誰もが、従来通りのエネルギー消費を前提とした経済活動や日常生活は成り立たないことを肌で感じている。その結果、世界の諸国における「国造りの議論」は、極めて「哲学的」なものに傾斜しつつある。今人類が直面している最重要課題は、食糧問題と、エネルギー問題である。将来を展望する議論が、形而上学的な内容になるのは当然のことである。 . . . 本文を読む

◆6月号◆ 私の人生の使命

2009-06-01 | 番組ゲストのお話
 日本の敗戦後、マッカーサー元帥が、日本の再建に協力するために一万人のキリスト教宣教師が日本に来るよう呼びかけました。それに応答して、私の両親は一九五二年に来日し、宮城県石巻市で教会を始めていました。一九五六年に私が生まれ、宮城県で小学校に上がり、神奈川県横浜市で小学校を卒業しました。 . . . 本文を読む

◆5月号◆ 愛の随想録(28)「健康と不健康の差」

2009-05-01 | 愛の随想録
買い物をする場合  日本のクリスチャン人口はなぜ増えないのか。外国に行くと、この質問をよく受ける。こちらが答えを教えてほしいほどである。原因は種々考えられると思うが、その中の一つに、「必要性を感じない」というものがある。  買い物のことを考えてみよう。買い物をする場合、二種類の買い方がある(衝動買いは除いて)。一つは、何が必要かを知っていて、それを探して買う場合である。 . . . 本文を読む

◆5月号◆ DVシェルターの現場から

2009-05-01 | 番組ゲストのお話
神様が造られた道  「神様はこの働きのために、六〇年間あなたを造り続けてくださったのですね」  この言葉は、中川先生からいただいた言葉です。還暦を迎え、人生の秋にさしかかった時に、このような言葉をいただいて何と嬉しく、神様への感謝で満たされたことでしょう。神様がこの働きのために私に与えてくださった道を振り返ってみました。 . . . 本文を読む