人形作家、タイ宣教師夫人 杉岡 広子
■神様の時■ キリスト教との出会い
小学生の頃、アメリカからの宣教師一家が我が家の近くで宣教を始めました。私の母は子どもにそこで英語を習わせようと訪ねましたが、子どもたちは毎回宣教師館で家の中をメチャクチャにして遊び回りました。その様子を見た母は申し訳なく思い、償いに礼拝に出席することを決めました。初めて開いた聖書の「誰よりもお前を愛す」という御言葉に目がとまり、夫婦間の問題で悩んでいた母は聖書の学びを始め、数年後洗礼を受けました。 . . . 本文を読む
イソップ童話の中にある「狼少年」をご存知でしょうか。原題は「羊飼いと狼」で、イソップ童話の中で最も有名な話の一つです。羊飼いの少年が、退屈しのぎに「狼が来た」と叫び、助けに出てきた村人たちを笑うという話です。同じ嘘を繰り返しているうちに、村人たちはこの少年を信じなくなり、ついに悲劇的な結末がやって来ます。ある日、本当に狼の群れが現れたのですが、必死に叫ぶ少年の声を真に受ける人は誰もいませんでした。その日、少年は狼に食われて死んでしまいます(羊が食われたとするエンディングもあります)。この「狼少年」の話を使って「子どもと嘘の関係」を調査した結果が、報告されています(『ニューヨーク』という週間雑誌で紹介)。 . . . 本文を読む