もぐりの語学教室+修行が辛くお寺を逃走した元僧侶見習の仏教セミナー

ご一緒に学習を!
私は先生ではありません.間違いだらけかと思います.
ご容赦下さい.

4565番: 雄鶏が鳴いたのよ(2)

2024-07-30 21:27:12 | 日記


雄鶏が鳴いたのよ(2)
 Un Coq Chanta  

À René Bollote

—————————【2】——————————————

  Le  mari,  M. D'Avancelles,  ne  voyait  rien,  
ne savait  rien,  comme  toujours.  Il  vivait,  
disait on,  séparé  de  sa  femme,  pour  cause
de  faiblesse physique,  que  Madame  ne  lui  
pardonnait  point.  C'était  un  gros  petit  hom-
me,  chauve,  court  de  bras,  de  jambes,  de  
cou,  de  nez,  de  tout.


 —————————(訳)————————————————

 夫のダヴァンセル氏は相変わらず何も見えず、何
も知らなかった.彼は噂によると、身体の虚弱ゆえ
に奥方とは別居生活をしていたとのこと.奥方には
夫の虚弱な体がどうにも許せないのだという.夫は
太っていて、背は低く、頭は禿、手足は短く、首も
鼻も、何もかもが短かった.


—————————⦅語句⦆————————————————
           
vivait:(直半過/3単) < vivre [ヴィーヴル](自) ❶生きる、
     生きている;❷暮らす、生活する、。住む 
disaiton:これが辞書不掲載語で前回これに躓き学習
    を投げた原因になっていました.今回これ
    はkindle 側の入力ミスということがわかり、
    学習を続けることにしました;
    尚これは挿入句で disait on ~
    「~という噂だった」の意味になります.
séparé:(形) 分離された、別の、[de から]別れた
    < séparer (他) 分ける、分離する.
    Elle sépare ses cheveux sur son front.
        彼女は髪を額で分ける    
cause:[コーズ](f) 理由、原因   
faiblesse:[フェブレス](f) 弱さ、虚弱  
physique:(形) 身体の     
que:(関係代名詞) [先行詞はfaiblesse physique]
faiblesse physique:身体の弱さ、虚弱な体
pardonnait:(直半過/3単) < pardonner (他) 許す  
ne ~ point:少しも~ない  
gros, e:(形) 太った、 
chauve:(形) 禿げた  
court, e:[クール, クルト](形) 短い  
    

————————≪学習テキスト≫ —————————————————

Kindle for PC:Maupassant Nouvelles et contes
       (French Edition)

    「おんどりが鳴いたのよ」
(訳本はちくま書房)『モーパッサン短篇集』より

訳本の訳と学習の訳とは必ずしも一致しません.
翻訳は文学作品ですから、文法よりも作品とし
てどうかを問題にしますが、学習訳は不自然な
場合でも文法理解に沿った訳になるからです.
そして原文が長文になる場合は、適当に切ると
いう点は同じです.

 


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