もぐりの語学教室+修行が辛くお寺を逃走した元僧侶見習の仏教セミナー

ご一緒に学習を!
私は先生ではありません.間違いだらけかと思います.
ご容赦下さい.

4630番:女の一生(114)

2024-08-15 21:31:18 | 日記


Une vie  /   Guy de Maupassant
  
女の一生(114)
Une vie (114)
    
————————【114】———————————
      
De  grands  oiseaux  qui  ne  criaient  point
fuyaient   dans   l'air   comme   des  taches,  
comme   des  ombres; des  bourdonnements
d'insectes   invisibles   effleuraient   l'oreille;
des   courses   muettes   traversaient   l'herbe
pleine  de  rosée  ou   le  sable  des  chemins
déserts.
  

—————————(訳)—————————————

 全然鳴かなかった大きな鳥たちが大空へと飛び立
った.空にしみと影が出来たようになった.目に見
えない小さな虫のぶんぶんいう音が耳をかすめて飛
び交っていた.無言で露一杯の草原を渡り、あるい
は人のいない砂道を走り回るものの気配が感じられ
た.
 

————————⦅語句⦆—————————————
        
tache:(f) しみ、汚れ、
bourdonnement:[ブルドーヌマン](m) ぶんぶんいう音、
   うなり、ざわめき、 
insecte:[アンセクト](m) 昆虫、(pl で)昆虫類、   
invisible:[アンヴィズィーブル](形) 目に見えない.   
effleuraient:[エフルレ](直半過/3複) < effleurer (他) 
effleurer:(他) 軽く触れる、かすめる 
oreille:[オレイユ](f) 耳
course:(f) 走ること;
des courses:(複数による擬人化) 走り回る者たち、
   兎か何か、正体不明の獣とも取れるが、風だ
   と考えるのも自然な解釈だろう.何かわから
   ないのでdes courses としてあるようです.
   訳本を見ると
   ❶けはい:杉 捷夫訳、新庄嘉章訳、
   ❷もの :宮原 信訳、
   ❸ものの気配:斎藤昌三訳
   先生方の訳に従って「ものの気配」としまし
   た.
muet, muette:(形) ❶口の利けない、
   ❷無言の、黙り込んだ
traversaient:(直半過/3複) < traverser (他) 
traverser:(他) 横切る、通過する;
   traverser la rue / 道路を横断する
herbe:(f) 草
pleine de ~:~で一杯の  
rosée:(f) 露 
sable:(m) 砂   
chemin:(m) 道
désert, e:[デゼール, デゼルト](形) 人気(ひとけ)のない、
    無人の、寂しい

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 4629番:雄鶏が鳴いたの... | トップ | 4631番:さすらいの青春... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事