Gustave Flabert
Madam Bovary
ボヴァリー夫人
ボヴァリー夫人(7)
———————————【7】—————————————————
Nous avions l'habitude, en entrant en class, de
jeter nos casquettes par terre, afin d'avoir ensuite
nos mains plus libres;il fallait, dès le seuil de la
porte, les lancer sous le banc, de façon à frapper
contre la muraille en faisant beaucoup de poussière;
c'était là le genre.
———————————(訳)—————————————————
私たちは両手を自由にするため、教室に入ると制帽を
投げ捨てるという習慣がありました.教室のドアを過ぎ
ると帽子を席の下に投げ捨てなければなりませんでした.
それも壁に叩きつけるようにして埃を上げるようにする
というのが流儀なのでした.
———————————《語句》————————————————
avoir l'habitude de + 不定詞:~する習慣がある、
~に慣れている
avoir l'habitude de + qc:
~の習慣がある、~に慣れている
casquette:(f) ひさしのある帽子、制帽、ハンチング
afin de + 不定詞:~するために[文章語]
afin que + 接続法:~するために[文章語]
日常語ではそれぞれ [pour, pour que] を用いる
fallait:(3単半過去) <falloir
Il faut + 不定詞:~しなければならない
banc:[バン](m) 席
dès:[前] 【時間、場所】~から(すぐ);
~をすぎると dès le seuil de la porte / ドアの敷居
を通り過ぎると
de façon à + 不定詞:~するように
Les sièges de cette voiture sont conçus de façon à
pouvoir se rabattre. / この車の座席は倒せるように
作られている.
frapper:(他) を打つ、たたく
muraille:[ミュライユ](f) 城壁、外壁
genre:(m) 流儀、やり方
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