線維筋痛症 その悪魔の正体

凄まじい全身の痛み。
今年の春に診断されてから回復までの道のり。
自分に起きた痛みの正体は思ってもみないものだった。

経過観察日記2

2016-10-30 15:24:07 | 線維筋痛症
脱線していましたが、
一旦25日の記事の続きに戻りまね。


4月から飲み始めたコンスタン(ソラナックス)と
ステロイドのリネステロン・・

飲み始めたころ
コンスタンは若干効いていたように感じましたが
そのうちあっという間に効かなくなってきました。
その後にリリカの処方が加わりましたが
これも合わずにすぐに止めることになってしまいました。

なので、4月から飲んでいたのは
コンスタンとステロイドのリネステロンのみです。
(胃薬も一緒にいただいてました)

この頃の様子ですが、
日記に書いていたものから次のような症状がでていたと確認。
別の日記もありますが、
コンスタンを飲み始めて少し経った頃からのものです。

同時期に神経性障害疼痛から
線維筋痛症との診断名に変更になりました。
圧痛点の確認もしていただいています。


4月12日 朝も昼も眠い 夜は眠れない 痛みがひかない
4月16日 運動はしているが、とにかくだるい 足の裏の痛みがひどい
4月20日 何をしてもだるい、首が重くて支えられない 足の痺れもひどい
4月21日 首、肩、腰、顔・・すべて痛い 特に顔が痛い
4月27日 だるさと痛みで精神的に落ち込みが続く
4月28日 軽い荷物も持てない 重くて持てない 頭痛もひどい
4月30日 たまにだるさが取れる時間があった でも痛い

5月 2日 どんどん首が痛くなる 支えられないので殆ど横になって過ごす
5月 3日 なるべく動くようにする  でも痛い とにかく痛い
5月 6日 頭が回らない気がする ろれつも回らない 電話がとれない
5月 7日 痛みと頭の回転の悪さで落ち込む 誰とも喋りたくない
5月 8日 腱鞘炎の痛みはあまり感じない。 ほかの部位の痛みばかりが増している。
5月11日 寝込む日が多い 痛みとだるさ どうにかならないものか
5月12日 目はチカチカ トイレは頻尿 のどの渇き だるさ
5月15日 辛すぎて発狂しそうになる 痛い 痛すぎる
5月16日 全身がつりそうになる 椅子に座る事ができない
5月17日 どんどんバカになっていく 何も考えられない 苦しい
5月18日 症状が多すぎて、もうどうして良いかわからない
5月20日 日内変動の痛みに心が折れそう
5月21日 背中もお尻も顔も頭も・・痛い
5月22日 泣いても仕方ないが、涙が止まらないほど感情が不安定になった
5月23日 前日との痛みの部位の違いに戸惑う
5月24日 頭が勝手に揺れる 声もでにくい
5月26日 首と背中の異常な痛み 
5月27日 起きていられる時間がどんどん減ってきた
5月28日 運動しても半身浴しても状況が変わらない
5月29日 朝起きられない 痛みがひどい
5月30日 無理して動いたら夜になって全身痛が現れた


この日記では
症状のみについてをごく簡単に書いてきているのですが
別の日記を見ると
その日の出来事も含めて書いているため
例えば、病院に行ったある日・・

「今日病院だった 
何を医師に伝えるか頭が混乱するので
前もって言いたいことをスマホのメモに入力しておいて
待合室で待っている間頭に叩き込む。
それでもいざ診察室に入ると言いたいことが言えなくなってしまった。
医師は治ってきているという・・本当だろうか。
こんなにひどい状態で治ってきているんだろうか。
自分では客観的に判断できないだけで、
他人からみたら治ってきているように見えるんだろうか。

病院に行くだけで非常に疲れる。
何も伝わらない。
何も。

こんな事を考えてるだけでも痛みが増してくる。
病院に行っても治る気がしない。」

通院しても良くならない事に悲観した日記は多かったです。
悲しい事だけど、
医師は何も見ていないんじゃないのか・・
そう思える事がとても多くて
そのたびに落ち込んだり・・

それでも、この4~5月はまだいい方でした。
前回も書きましたが
動ける時間がまだあったのです。

寝たきりにならないように
ウォーキングもしたし、
ストレッチや体操も・・
痛くてもやり続けていました。



今読み返しても辛い事ばかりですが・・
実はこの頃もすでに薬のせいでは?と思い始めていました。

これは私だけではなく
多くの方が薬の服用時に「副作用では?」と思われることがあるように
自分もそう思うことが度々あったのです。

所がどういうわけか
どんどん思考力が落ちてくる。
物事を追及して考えられなくなってきて、
「薬のせいかも」と思いつつも
服用し続けたのにも理由がありました。

私が飲んだコンスタンもそうですが
抗不安薬という薬の特徴から
「不安」を最小に留める役割を果たそうとします。
すると何かを考えたりする事を
薬が制限してしまうのです。
簡単に言うと
血液の流れを悪くして
ぼーっとさせて物事を深く考えさせないようにする薬だという事です。
痛みに関しても同様です。
痛みが感じないように
体を冷やし、血流を悪くして鈍らせるのです。

だからどんどん馬鹿になったと錯覚するんですよね(^-^;。

となると・・
薬を止めたらどうなるか?

血流が良くなる
物事がクリアに判断できるようになる

でもそれは良い事ばかりじゃあないはずです。
例えば
病気発症前や服用前に何らかのトラブルや悩みを抱えていた場合、
薬を止める事によって、
本来対峙しなければならない問題を直視せざるを得なくなるからです。

私の場合、
ただ眠れないという理由で出されたコンスタンですが、
(前回書きましたようにステロイドの影響による不眠)
手の腱鞘炎や肩も痛みと共に
その頃大きな心の傷となっていたのは愛犬の死でした。
他にも色々ありましたが、
でもそれほどの問題だとは認識していなかったのです。
所がのちに薬を断薬するに至って
問題認識がクリアになってくると
やはり体の不調(ケガや病気)とともに
心身の不調が重なっていたからこそ
初めに飲んだデパスも予想外な事になってしまったのだと思います。
乗り越えたとばかり思い込んでいた愛犬の死・・
それはまた断薬後に再認識することになりましたが
相当な心の傷になっていた事がわかりました。
亡くなるまでの2年半・・
ずっと介護をしていたのですが、
体が不自由になる病気とアカラス(犬ニキビダニ)により
体中の皮膚が侵され続ける壮絶な病気でした。
今でも目に焼き付いた愛犬の苦しみようは
やはり自分が認識できていた悲しみ以上のものだったのですね・・。


それでも
「薬を飲む」という事は
多くの場合、
何かしら体に不調があるからな訳で、
元気だったら飲まないはずです。

つまり
薬というものは
「不調があるうえで飲む」事が前提で作られていないと
おかしいのでは?と思います。

すると多くの場合、
自立神経が過敏になっていることもあるでしょうし
疲労から過敏になっていることもあるでしょう。
そういう人たちが飲む確率が高いわけですから
その場合
自分の体が弱っていたせいでこうなってしまったと
自虐するのはおかしな話なのです。
もちろん、体に気を遣わなくちゃいけないし
ケアも怠ったらダメでしょう。
でも知らないうちに溜まりこんでいる
心(脳)の疲労には
案外人は気が付かないものなんじゃないかと思います。

例えば体の管理が出来ていなかった?
大事にしていなかった?
それもあるとしても
予期せぬ出来事やストレスは誰にでも降りかかるものだと思うんですよ。

そんな時
心身疲労が起きて
薬を飲むことになってしまう方も多いはずです。

問題解決は自分自身でするしかないとしても
その「問題」に気がつかないケースもあるだろうし・・

いつも元気でいる人も
案外心(脳)が疲れている事もある・・。

5月ごろですが
一度心療内科を受診してみたらどうか?と夫から提案されました。
しぶしぶ予約を入れる事にしたのですが
5件の病院やクリニックに電話してみたら
どこも2~3カ月の予約待ちになっていて驚きました。

そして、先月・・
その中の一つの病院が休院になったようです。
理由は先生が鬱になってしまわれたのだとか・・
笑えない話です。




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木々の影を好む犬たち・・
人間には心地よい季節も
犬たちにはまだまだなのかな・・。





どんぐり拾って早速飾ってみました(^-^)。















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