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カルハ染織研究室

染め紡ぎ織りの日々と田舎の暮らし
E-mail:karuha.dw@gmail.com


草木染めを楽しむ!

2022年05月08日 | ワークショップレポート
ブログ久しぶりとなりました。

今日はNHKカルチャーセンターの
「染めと紡ぎの研究室」の開催日でした。

この講座では染めや紡ぎの基本を学びながらお一人お一人がやりたいことを追求できます。

2回目の今日は、みんなでいろいろな植物を持ち寄り、煮て染液にして染めを楽しみました。

集まった染料はこちら
ジャーーーン!

 

漆の木



桜の枝



玉ねぎの皮



ハンノキの実


アカネの根





などなど、ぐつぐつ煮出しました。




こちらは漆の木
上はミョウバン媒染
下は無媒染


こちらも漆
かわいいポーチです。
ファスナー部分も少し染まったかしら?




こちらも漆
ステキな刺繍のハンカチ。
シミがあったとのことですが目立たなくなりました。


こちらはアカネ
ご自宅から採取してきてくださいました。
最初はオレンジっぽかった染液も酢酸を加えて煮出し続けると鮮やかな色が出てきました。



私も玉ねぎで靴下を染めてみました。
安定の濃さ!





下はミョウバン媒染、もう片方は後ほど鉄媒染をしてみる予定です。

桜の枝は時間が足らず、下茹で程度でした。次回アルカリ抽出にて続きをやってみようと思います。

あー楽しかった!
次回は藍染の予定です。



藍染のワークショップ終わりました!

2021年07月05日 | ワークショップレポート

昨日はNHK文化センターでの藍染のワークショップでした。

またまた夢中になりすぎて、写真が少ないのですが、

布を畳んで、それぞれ模様をつけて楽しみした。










自由に持参していただいたショールや手ぬぐい、ブラウスなどもよく染まりホッとしました。






今回の藍染液は昨年、樽で3つ仕込んだ沈殿藍を活用しました。






しっかり色が出たことに感動し、
少し自信を持ちました。

沈殿藍についてはまた改めて書きたいと思っています。

帰ってからは畑仕事を少し。









今年も沈殿藍を作りたいと思います。



小さな織り生地がとんでもないものに生まれ変わっていた!

2020年09月30日 | ワークショップレポート

本日は昨年おじゃました黒岩地区交流センターさんからお声がけいただき、
木枠織の作品のブラッシュアップとアレンジの講座を実施してきました。

木枠織りをご紹介してはや1年…

小さな織り生地は、姿形を変え、

服やマフラー、帽子、バックなどに生まれ変わっていました。
















もっとたくさんの作品があったのですが、
興奮のあまり写真を撮ってませんので、
ぜひ11月7日の文化祭での展示をご覧ください。

説明書や図案がある訳ではなく、
繋ぎ方や仕立ては皆さんがそれぞれ考えて作り出したものです。

思わぬ発見がありとても勉強になりました。

生地を作るというところまでは同じでも、
そこからこんなにも発想が広がり個性がでるんだなぁと感じました。

私は織り生地2枚を使ってがま口に仕立ててみました。楽しかったです。

文化祭まであと1ヶ月あるので、皆さん更に磨きをかけてくるとのことでした。

文化祭も楽しみにしています。


木枠織の教室

2019年11月06日 | ワークショップレポート

ご覧いただきありがとうございます。
カルハ染織は岩手で染め・織り・つむぎを中心に制作とワークショップなどの普及活動をしています。

ワークショップはご予算やご希望に応じて内容は毎回組み立てています。糸や生地、道具のオーダーもお待ちしています。
E-mail:karuha.dw@gmail.com

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 10月末、木枠織教室という事で、
黒岩地区交流センターさんからご依頼いただき、
ワークショップを開催してきました。

2回の講座で、織り方と縫い合わせ方や仕上げを学びます。












こちらは材料に染めた毛糸たち



20センチ程度の小さな織生地を作って
好きなように組み立てたり、飾ったりして楽しみます。

織り方は最初戸惑うこともありますが、
数をこなすうちにスイスイとできてくるから不思議。

毛糸も違う色を組み合わせて使うと、また面白くなります。
この方法なら細い毛糸なども活用できます。
ほかに、布を裂いて織っても楽しいです。


参加者のみなさんの作品。







短い時間でしたが、あとはそれぞれのペースで楽しんでいただけたら良いなと思います。

ご参加いただきありがとうございました。



藍染ワークショップ

2019年09月26日 | ワークショップレポート
ご覧いただきありがとうございます。
カルハ染織は岩手で染め・織り・つむぎを中心に制作とワークショップなどの普及活動をしています。

ワークショップはご予算やご希望に応じて内容は毎回組み立てています。糸や生地、道具のオーダーもお待ちしています。
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久しぶりに藍染のワークショップを開催しました。

今回は杉澤ピアノ調律所さんのレンタルスペースをお借りしました。



自由に染めたいものをお持ちいただき、

染めました。

素材によって染まり方がいろいろなのが面白いです。












用意した藍染液には、少しですが先日畑で刈った藍から抽出したものを加えることができました。

畑からこんなに美しい青が生まれるなんて
神秘的です。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。


ハーブ&スパイス染め レポート

2019年07月15日 | ワークショップレポート
 ご覧いただきありがとうございます。
カルハ染織は岩手で染め・織り・つむぎを中心に制作とワークショップなどの普及活動をしています。

ワークショップはご予算やご希望に応じて内容は毎回組み立てています。糸や生地、道具のオーダーもお待ちしています。
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涼しい7月です。
 
7月には2回連続講座で
ハーブとスパイスを使った染めの講座を開催しました。
 
地元で買い求めやすいハーブとして、
ローズヒップとハイビスカス、マテ茶、ペパーミントなどを用意しました。
 
ハーブによっては高温で色が飛んでしまうものもあるので
調べながら進めました。
 
まずは水抽出やアルカリ抽出で色素を取り出します。
 
 
 
この時点では濃いのですが、なかなか染まらないのが現実です
 
今回は牛乳や豆乳を染み込ませた布を各自用意していただきました。
 
 
 
初日はあっさりめに染まりました。
 
 
 
2日目はシソ、玉ねぎの皮なども加えパンチの効いた色たちが集まりました。
 
 
前回あっさり染まったマテ茶やローズヒップとハイビスカスにもリベンジ
 
 
 
酸性で抽出するかアルカリで抽出するかで
こんなにも色の幅が広がるとは!
 
 
こちらは安定の染め上がり
玉ねぎの皮
 
 
媒染を使い分けてみました。
 
シソもピンクになりましたが、乾くとどうなったのでしょう?ぜひ見せてくださいね!
 
濃く染まることにあまり期待せず、身近なもので染めてみるといろんな発見があり、面白い!と思ったハーブ染めでした。
 
ご参加いただいた皆様ありがとうございました。
 
 
追伸
シソで染めたシャツはほとんど色落ちしてしまったとのことでした。鉄媒染だと染まる可能性がありますが、あの鮮やかな紫色が消えてしまうのが悩みどころ
 
その後、ご自宅で染めた糸を見せていただきました。
左からローズヒップ、ハイビスカス、マテ茶です。
並べるととてもきれいです。
 
 
見ていて飽きない癒しの色でした。

毛糸を自分で作れる喜び☆

2019年06月11日 | ワークショップレポート
 
「手紡ぎの時間」という講座を今年の4月より開講していて
 
昨日はその3回目でした。
 
前回まではスピンドルの使い方やコツをお伝えしてきており、
 
この日は紡いだ糸を蒸して仕上げるのと、糸や毛を染める内容でした。
 
 
 
まずは蒸すために木枠に巻き取りました。
まだ撚りが戻るので糸としては未完成です。
蒸したら冷まして、次は枷をとって糸の全長と重さを記録し、番手を出します。
 
最後に毛糸玉にして完成です。
 
 
 
できたてのホカホカ糸
どの糸もボリュームはあるように見えますが、
とても軽い!
 
優しく優しく紡がれたのがよく分かりました。
 
私自身、小さい頃から
手芸屋さん行くのが大好きで毛糸を買っては編んだり織ったりしていました。
 
毛糸を自分で作れる手紡ぎ、ということに出会ってからはもっぱらそれのトリコです。
 
 
 
 
 
 
同時進行で染めを楽しみました。
 
 
糸や原毛、Tシャツなどを染料を各々ブレンドしての染色です。
 
 
 
 とてもステキな色に染まっていました。
 
 
 
 
カルハ染織の講座やワークショップでは、
参加される皆さんが好きなものを持ち込み、好きなように染めたり織ったりできます。
 
決まった道具を買っていただく必要もなく、お持ちの道具や手作りの道具を使います。
貸し出しできる道具も多数あります。
 
 
型にはまらず、実験的にいろいろ試してみたい方や、リメイクなどに挑戦してみたい方はぜひご参加ください。
 
 
 
7月期は北上教室と盛岡教室で合わせて5講座開講します。
 
 
盛岡教室…………………………
 

 

 
 
 
 
北上教室…………………………
 
 
 

 

 
 
 
 
講座では、皆さんのやってみたいことを
どんどん取り入れて進めていますので是非お気軽にご参加ください!
 
キャンセル待ちの講座もありますが、なんとかしますのでまずはお申込みしてみてくださいね!
 
 
 
 
 
 

ソラを染める、織る③

2019年03月03日 | ワークショップレポート
早いもので3月。

ソラを染める、織る のワークショップもラストの回です。

みなさん、コツコツ織り進めていらっしゃいました。



糸端の処理や房の処理をしていきます。





モチーフにした写真はこちら↓




スッキリするとステキな作品が!




こちらも模様が徐々に織り出されていきます。


モチーフにした写真はこちら↓



染めた糸のグラデーションが繊細な模様となって現れました。
円はとても細かく織らないと出てこないのですが、初めてとは思えない出来栄えです!

この織木枠では袋状のものを織ることもできますので、今後のみなさんの作品も楽しみです。
受講いただきありがとうございました!



追記

完成したとのことで後日見せてくださいました。



下の木のところも細かく織っていて丁寧に表現されています。
木枠で細かく織るのは大変だったと思います。お見事です!


ソラを染める、織る②

2019年02月03日 | ワークショップレポート
2回目のソラを染める、織るの講座。

前回染めた糸が乾きました。



かせを玉巻き器で毛糸玉にします。

くるくる……




お二人の染めた糸と元の写真を並べてみました。






足りない色糸を探しながら、台紙に糸を巻きサンプルを作ります。



この糸で後半は織り始めました。

参考に引き返し織や綴れ織をご紹介しました。

次回は1か月後です。

ソラを染める、織る

2019年01月27日 | ワークショップレポート


ご覧いただきありがとうございます。
カルハ染織は岩手で染め・織り・つむぎを中心に制作とワークショップなどの普及活動をしています。

ワークショップはご予算やご希望に応じて内容は毎回組み立てています。糸や生地、道具のオーダーもお待ちしています。
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今更ですが、

今年もよろしくお願いいたします!


今日はNHKカルチャーセンター北上教室での講座の日でした。


「空(そら)を染める、織る~木枠で織る小さな織物〜」

というタイトルで、好きな空の写真をもとに糸を染めて、小さな木の枠で織りの作品を作る内容です。

その1回目の今日は

写真のトリミングや色の抽出とそれを基にしての毛糸染めです。




写真のどの部分を参考にするのかトリミングしてみます。





染料のボトル。ブルー2種類、レッド2種類、イエロー、オレンジは1種類です。




写真のようなオレンジを目指してオリジナルブレンドです。




次回は染めた糸で織っていきます。

化学染料Somerunを使って染める

2018年03月26日 | ワークショップレポート
ご覧いただきありがとうございます。
カルハ染織は岩手で染め・織り・つむぎを中心に制作と普及活動をしています。

ワークショップや染織についてお気軽にご相談ください。ご予算やご希望に応じて内容は毎回組み立てています。糸や生地、道具のオーダーもお待ちしています。
E-mail:karuha.dw@gmail.com

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今日の染めの講座は化学染料を使って、様々な素材を染めました。

用意した染料はSomerun (そめるん)です。



こちらは湯で溶かし、火にかけなくても染めることができます。

空のボトルに染料を溶かして原液を作り、それを薄めたり混ぜたりしてオリジナルの色を作っていきます。



今回は大きな布を用意してみました。


鮮やかな黄色と青の染め分け。とてもきれいでした。




たくさんの色が散りばめられたカットソー。ファンシーな感じでステキです。



あっという間にたくさんの色の生地が染め上がりました。



この講座は4月からも季節の植物や藍染なども取り入れながら進めていきます。
お気軽にご参加ください〜

⇩この講座について⇩
【NHKカルチャー北上教室】手軽に楽しめる染め物


⬇︎こちらの記事も併せてご覧ください





手軽に楽しめる染め スオウ編

2018年02月25日 | ワークショップレポート

久しぶりの投稿となりました。

寒い日が続いていますが、煮込む系の染物にはぴったりです。

今日のワークショップの材料は…

紫タマネギの皮・みかんの皮・ニホンアカネ・スオウのチップの4種類です。

媒染はミョウバン液と手作りの鉄媒染液です。

それぞれ煮出し染液を取り染色スタートです。

短い時間なので同浴で煮出しながら染めました。


ミカンの皮からはとてもいい香り。
濃くは染まりませんでしたが、部屋中を爽やかな香りで包んでくれました。



こちらがミカンで染めた綿。



こちらは紫タマネギの皮の鉄媒染。
タマネギの皮はたった5gしかなかったのですが、深いオリーブ色が現れました。
やはり絹はしっかり染まりました。



スオウの染液は濃くとれてオレンジ色。
割り箸や糸で絞りの模様をつけました。



媒染液につけます。こちらはスオウの鉄媒染。深いパープルが現れました。



こちらはミョウバン媒染と無媒染を染め分けされたもの。糸を解くと花びらのようなグラデーションが現れました。
(お見せしたかったのですが写真撮り忘れ)



こちらも素敵な模様が出ました。



麻素材の服もしっかり染まりました。この赤はスオウのミョウバン媒染で得られた色です。染める前の布の素材や元々の色によって雰囲気が変わってきます。



茜は少量だったのですがほんのりピンク色になりました。皆さんうまく染め分けをされてとても鮮やかな作品が生まれました。



次回は化学染料で思い思いの色に染める予定です。

お楽しみに〜♫

ステキな糸とフェルト

2017年06月13日 | ワークショップレポート
先日のワークショップでは、紡いだ糸をむしたり、染めた羊毛をフェルトにして遊んでみました。

蒸して綛にします。ご自分で洗い、毛ほぐしした羊毛を紡いだそうです。素朴でとてもステキな糸です。



丁寧に紡がれた糸。美しいグラデーションもそのままでました。


前回染めた羊毛を見せてくださいました。素晴らしい染め分け!



後半はフェルトに挑戦しました。
皆さん丁寧で私より上手です(゚ω゚)


楽しい!と言って頂けたのが本当に嬉しかったです。また、遊びに来てくださ〜い!