青空世界

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みんな頑張っている

2015年08月18日 | Weblog
マスコミは「大切な若い才能を潰す」のが目的なのか?

高校野球の異常な「一人だけ持ち上げる」清宮報道。

煽って騒いでいるのはマスコミと関係者だけ?

みんな頑張っているのに、やる気を削ぐのが目的か?

以下転載
http://news.livedoor.com/article/detail/10409056/
注目度抜群の黄金ルーキー・清宮幸太郎選手
清宮幸太郎は客寄せパンダ? マスコミの商魂が才能を潰す可能性も

「周囲がケアを」 過熱する早実・清宮フィーバーに識者が懸念

2015年7月30日 10時26分 日刊ゲンダイ
 入学後の3カ月で13本塁打だから、素質があるのは間違いない。1年生ながら3番を打ち、去る26日に甲子園出場を決めた早実(西東京)の1年生、清宮幸太郎(16)のことだ。

 が、それにしても最近のテレビ、スポーツ紙の清宮報道は常軌を逸してないか。

 その一挙手一投足を連日、追い掛け回し、必要以上に騒ぎ立てる。例えば甲子園出場を決めた翌27日は、デイリーを除くスポーツ紙5紙が「清宮 甲子園」と1面で大騒ぎ。「1年では松井も清原も選ばれなかったU18W杯代表入りへ前進」と早くも甲子園での活躍を前提に記事をつくった新聞も中にはあった。

 のちにプロ野球界のスターになったPL学園の桑田真澄、清原和博、星稜の松井秀喜、横浜の松坂大輔、大阪桐蔭の中田翔だって、脚光を浴びたのは甲子園で結果を出してから。地区予選からここまで大騒ぎされた選手はかつていなかった。

「ラグビーの清宮(克幸=ヤマハ発動機監督)の息子という付加価値でしょう。日本のマスコミは2世、ジュニアが大好きですからね。まだ海の物とも山の物ともつかない高校1年生なのに、その扱い方はちょっと異常ですよ」と、作家の吉川潮氏がこう言った。

「高校野球100周年で話題が欲しいのに、ナンバーワン投手の高橋純平のいる県岐阜商が予選で敗退。スターが消えたところで、ニコニコしてもっさりした清宮をこぞってスター選手に仕立て上げたのですよ。打率5割といっても、地区予選でそれくらいの数字を残す選手は他にいくらでもいますし、どうも変化球にはついていけてないようにも見える。ひょっとしてマスコミは清宮が大した選手ではないと分かったうえで、それでも夏の間だけでも構わない、期間限定で結構とスターを作り上げているんじゃないでしょうか。だとすれば清宮は新聞を売る、視聴率を上げるために作り上げられた客寄せパンダじゃないですか。マスコミの商魂は本当に浅ましいと思いますね」

■未熟なまま終わる危険も

 問題は売れればよいと、いとも簡単にスターを作り上げてしまうマスコミのスタンスが、結果として清宮を潰してしまう可能性がある点だ。

 どこそこの怪物、怪童と騒がれながら、その後、鳴かず飛ばずで終わったプロ野球選手は枚挙にいとまがない。清宮の早実の先輩である日本ハムの斎藤佑樹(27)にしたって、活躍のピークは高3夏の甲子園。「ハンカチ王子」と騒がれ、全国制覇しながら、早大を経て入ったプロでの数字は右肩下がりだ。

 本人に大学やプロで結果を残すだけの実力がなかった例ももちろんあるにせよ、スター選手に祭り上げられたがゆえに勘違いして伸び悩んだ選手も多い。

「高校生が連日、テレビや新聞の1面で大騒ぎされたら、そりゃ勘違いもしますよ。清宮の受け答えを聞いていると、うれしくてもう、舞い上がっちゃってるところも見受けられますからね」とは前出の吉川氏。同じく作家の麻生千晶氏もこう言った。

「16歳といったら、人生の助走期間。心身ともみっちり鍛えるべき時期じゃないですか。勉強を一生懸命やれとは言いませんけど、全人格的な教育が必要です。なのに、あれだけ騒がれ、チヤホヤされたら、野球さえうまければいいとか、一部分だけが肥大化してしまう危険があります。そうなれば人間としてもアスリートとしても、未熟なまま終わってしまう。恵まれた才能を、マスコミにスポイルされてしまうかもしれないのです。そうならないように親御さんをはじめ周囲は、彼をしっかりケアしてあげるべきだと思いますね」

 16歳の高校1年生を無理やりスターに祭り上げることが、結果として選手をダメにする。金の卵からせっかく出てきた芽を摘み取ることにもなりかねないのだ。