県大会で嬉しかったこと

原谷ミニバス男子は念願だった初出場を果たした。
県大会には素晴らしいチーム、本当に小学生かと目を見張らせるプレイヤーに出会えて楽しい。原谷が初出場にして県大会ブロック３位の成績を収めたことはは立派だった。

そんな素晴らしいプレイヤーや白熱した試合を見ることができる会場で、この年頃の子どもに大切なものを見た。
私がトイレ前を歩いていると、一人の選手が黙々とトイレ用のサンダルを揃えている。
丁寧に、一足ずつを並べている姿には感心するばかり。そして、その選手が初戦を終えたばかりの原谷の選手であることに、何かに向かって感謝したかった。

きっと誰もが思うだろうし、誰もが言うだろう。試合で５０点分ものショットを成功させる選手は素晴らしいけれど、こんな選手はもっと素晴らしい、と。

僕ら大人は、何を課題にすべきだろう？５０点を成功させる選手を育てることか、それともこんな選手を育てることか？
ここは、その両方！ としておこう。そんなのは決まっている。
でも、どちらをより先に、どちらがより大切が、どちらにより基本を置くか…。これにも決まった答えがある。
嬉しい日だった。

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“And if you play basketball you're my friend”
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