

タイトルはなかなか気になるタイトルであり、“国民からのご意見募集”をしていたから、とりあえず目を通してみた。なんせ、大部、大作であるから、とても片手間で読み遂せるようなものではない。
私にとって関心のある分野に限ってであるが、問題意識のところまでは、大同小異、まあそんなもんだろうな、と思う。<生意気言ってすいません。>

問題は、そうして共有された課題の解決を、いかに国民に分かりやすく、目に見える形で図っていくか、ということだ、と思う。<再び、生意気言ってすいません>


一番肝心なそこのところになると、やっぱりなかなか一筋縄ではいかない難しさを感じる。
中でも、申し訳ないけれど、やはり官僚の作文だなあ、と思ったところがある。それは、省ごとの縦割り回答、縦割り解決策の提示だ。
環境省、国交省、農水省、等等、省ごとに分けて順番に解決策を提示する。縄張りごとに、課題を割り振り、その回答を集積して解決策とする。万遺漏のない、総花回答。また、省ごとの温度差が感じとれる作文。
環境省は、自分のところの事業であるから、当然個々の対応に対しても熱く、丁寧に書いているが、その他の省は、どちらかというと素っ気無さが目立つか。
“~に対して補助金を交付する。”式の書き方も目立つ。
お付き合いだから、仕方ない。書かないわけにもいかないし、という感じ?かな。
さすが、昔から、省あって国なし、といわれている日本国である。いささかも揺るぎはない。たいしたもんだ、カエルのションベン、というのは下衆のかんぐりか?

各論における総花回答を読んでいるうちに、私のように、頭の悪い人間は、環境対策でトップを走っていたはずの日本であるが、このざまでは、いつの間にか環境後進国に堕すに違いない、という思いがだんだん膨らんできて、暗澹たる気持ちになってしまった。
今だって、新聞のいろいろな記事を拾い読みしていると、ええぇーっ、日本てこんなことも出来てないの、とか、何だかだいぶ遅れちまってるなあ、というような、がっかりするような記事をみかけることが、少なくない。


環境問題に関しては、日本がひとつにならなければならない。ひとつになって、世界をリードする力を持って欲しい。
官僚の政策も、“補助金”で田舎や地方を動かすという間接的・かつ時代遅れなことでは、もはや地方には、あるいは田舎には通用しない。
官僚の意識や政策が既に現実に追いついていない。
官僚が、そうしたタニマチでいる限り、地方や田舎の実情は、絶対に分かりっこないし、タニマチ体質補助金では、官僚の言いなりになるしかないので、地方や田舎は絶対に良くならない。
現場では日々刻々、事態が古今未曾有のゾーンで突き進んでいる。毎日毎日現場で現実と向き合っている作業員や百姓や地方役場の職員が、その場で解決できる体制に政策の実行手段を変えていかないと、もう通用しない。
メリット、デメリット、いろいろあるだろう。
田舎は日本中に現場がある。その現場の一つ一つに、それぞれの解決策があるはずだから、そのメリットを生かすべきだ。


何だかそういう妄想をした
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