8月4日のまにら新聞から
インフラ被害12億ペソ超え 広範囲で道路や建物損壊
北部ルソン地震のインフラ被害額は推約12億6000万ペソ。救援物資供給も難航
国家災害対策本部は3日、先月27日にルソン島北部を襲ったマグニチュード7の地震によるインフラ被害額が、推定12億6000万ペソになったと発表した。イロコス、カガヤンバレー、中部ルソンの3地域とコルディリエラ行政区、首都圏の広域にわたり1473カ所で道路や学校、公共施設などの損壊が確認されている。死者10人、行方不明者はゼロと変わっていないが、負傷者数は410人に増加した。
家屋被害は、一部損壊・半壊が2万8350件、全壊が438件。6万5858人が避難所生活をしており、81市町が学校を休校にしている。公立学校の授業は8月22日の開始が予定されているが、被災地では授業再開にも影響が出るとみられる。
農務省は、3日時点で被災地域の灌漑(かんがい)用水路の被害は2億4800万ペソと発表。灌漑システム以外の農業インフラ被害は、アブラ州だけで1456万ペソに上った。
一方、6830万ペソ相当の救援物資が集まっているが、52橋梁の損壊、13件の地すべり、150カ所の道路の損害が確認されており、被災地への供給作業は難航している。比赤十字と共同で救援物資の供給に当たっているアブラ州サルラパダン町では、川に職員を並べ、物資をリレーするなどして被災者に届けている。(竹下友章)
きょうのニュース
人権擁護者が糾弾 大統領のICC拒絶決定に
大統領が「ICCに再加盟する意志はない」としたことに対し人権擁護者が糾弾
廃棄物処理改善目指す JICAと北九州市が協力
ダバオ市が廃棄物処理システム改善目指す。JICAと北九州市が協力
きょうから8日まで 故ラモス元大統領通夜
故ラモス元大統領の通夜が4~8日にタギッグ市ヘリテージパークで行われる
マナロ外相がコロナ陽性 ASEAN会議欠席
マナロ外相はツイッターで新型コロナ検査で陽性反応が出たことを発表
中央選管委員長にガルシア氏
マルコス大統領の元顧問弁護士のガルシア氏が中央選挙管理委員長に任命された
二つ目の公式ページ開設 予算管理省
予算管理省は二つめの公式フェイスブックページ「ウサパン・ブジェット」開設
全感染者検出に専門家派遣 サル痘水際対策で保健相
保健省が各空港でのサル痘の感染者を全員検出できる体制を整備していると発表
大衆紙の話題
強盗が子供2人殺害
カガヤン州サント・テレシタ市で1日午後11時ごろ、民家に潜んでいた強盗が子供2人を殺害、祖母にけがを負わせて金品を奪い逃走した。警察によると、以前祖母が経営する養鶏場で働いていたジェリー容疑者が昼間に家屋内に侵入して深夜まで潜伏。祖母を電気コードで縛ってナイフで脅し、現金などを奪ったうえ10か所以上もナイフ刺した。さらに家にいたマルコくん(6)とマリアちゃん(5)の喉をナイフで刺して殺害した。事件に気づいた近隣住民がすぐに3人を病院に搬送したが、子ども2人はすでに死亡していた。 (3日・テンポ)
2022年8月4日まにら新聞から
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます