レガスピへの道 (でも時々、菊川)~Road to the Legazpi City Albay!~

37年7ヶ月の会社生活を終え、次のステップをフィリピンで過ごす事に決めた男のつぶやき
レガスピ市に興味ある方ご連絡を

2023年9月30日のまにら新聞から

2023-09-30 06:38:26 | フィリピン
2023年9月30日のまにら新聞から

9月30日のまにら新聞から

「心の底から感謝」 サッカー用品を比へ寄付
日本サッカー協会と日本政府が比にサッカー用品を供与。引き渡し式が行われた
https://www.manila-shimbun.com/category/culture/news273089.html

サッカー用品の引き渡し式典に出席した松田茂浩所長(右から2番目)、マリアーノ・アラネタPFF会長(中央)、土田哲也JFAユース育成ダイレクター(左から2番目)= 28日、首都圏パシッグ市で沼田康平撮影

 首都圏パシッグ市のフィリピン・フットボール連盟(PFF)本部で28日、日本サッカー協会(JFA)および日本政府から比へ供与されたサッカー用品の引き渡し式が行われた。

 今回、JFAがPFFに対してサッカー用品を無償で供与し、スポーツ外交推進事業の一環として日本の外務省がその輸送費を負担した。引き渡されたのはサッカーボール48個、ユニフォーム上下25着、ソックス37足、リュック24個。

 同式典には在フィリピン日本国大使館広報文化センターの松田茂浩所長、マリアーノ・アラネタPFF会長、そしてJFAから土田哲也ユース育成ダイレクターらが出席した。

 松田所長は冒頭のスピーチで「寄付されたサッカー用品とJFAの知識の移管によって、才能ある若い選手が育ち、地元から国を代表する選手が生まれることを願う」と述べた。

 選手時代に対日本戦で得点を奪ったこともあるというアラネタ会長は「JFAからは毎年寄付をもらっている」として「心の底から感謝。今後もこのパートナシップを長く継続したい」と語った。

 JFA公認海外派遣指導者として3月からフィリピンに着任している土田さんは比のサッカーにおけるポテンシャルが大きいとした上で、「他国のスタイルを真似るだけではなく、比に適した独自性を追求したい。そのためにも比をもっと知りたい」と意気込んだ。

 

 ▽「比はサッカーに適している」

 主にU12(12歳以下)とU14(14歳以下)のチームを指導しているという土田さんは比のサッカーについて「歴史上、海外からのさまざまな血が混ざった比人はある分野に特化した人も多い。ポジションごとに活かせる人材が豊富で、サッカーに適していると感じる」と明かした。

 また課題については「才能ある選手が日の目を見ずに埋もれている。リーグやトーナメントも少なく、サッカーの機会も少ない」と説明。「成長できる機会を与えればもっと伸びる」と比のポテンシャルを指摘した。

 土田さんは人材発掘と能力開発、認知度向上の必要性を挙げ、今後日本の良さや技術を選手に継承するとともに、自身が先導する人材発掘システムの構築に注力すると強調した。(沼田康平)

きょうのニュース
https://www.manila-shimbun.com/20230930.html
3地域で最賃引き上げへ 中部ルソンなど、30~40ペソ
カガヤンバレー、中部ルソン、ソックサルジェンで最低賃金をそれぞれ引き上げ

サンゴ回復事業開始へ 比豪両軍が協議開始
豪州政府と比国軍が南シナ海でのサンゴ礁回復事業の実施に向けた協議を開始した

「構造的失業の解消を」 雇用促進法に大統領が署名
マルコス大統領は現政権の雇用促進基本法である「国家のための仕事法」に署名

「腐敗一切容赦せず」 警察幹部任命式で大統領
大統領は約60人の警察幹部の就任式で「権力乱用や汚職は一切容赦しない」と宣言

「通行料」徴収を禁止 大統領
大統領が地方自治体に対して一般道における通行料の徴収を禁止する大統領令発令

倉庫で火災 バレンズエラ市
首都圏バレンズエラ市バグバグインの倉庫で火災が発生し、5時間以上燃え続けた

大衆紙の話題
EU大使がジョリビーで舌鼓
https://www.manila-shimbun.com/tabloid/tabloid1695999600.html
 ルク・ベロン駐比ヨーロッパ連合大使は27日、ジョリビーの人気商品「ピーチマンゴーパイ」を店内で食べながら笑顔で親指を立てる自身の写真をX(旧ツイッター)に投稿した。「次回へのメモ―冷めるまで待つ必要がある」と添え、「イタリアとスペインにも店舗があることをご存知?」と、EU加盟国内にも支店があることを紹介。大使はこれまでにも「#MeriendaNiLuc」(ルクのメリエンダ)というハッシュタグシリーズで、フィリピンの郷土料理やスナック、スイーツを食べ、SNSで紹介している。(29日・テンポ)

2023年9月29日のまにら新聞から

2023-09-29 07:22:27 | フィリピン
2023年9月29日のまにら新聞から

9月29日のまにら新聞から

「海上水路維持に全力」 比仏首脳が電話会談
比仏大統領が電話会談。仏大統領は南シナ海問題に関し比の取り組みへの支持表明
https://www.manila-shimbun.com/category/politics/news273068.html

マクロン大統領と電話会談中のマルコス大統領= 26日、大統領府が公開

 大統領府は28日、マルコス大統領とフランスのマクロン大統領が27日に電話会談を行ったと発表した。会談でマルコス大統領は、仏が比の南シナ海問題への取り組みを支持していることに感謝を表明し、「(南シナ海で比の権益が及ぶ)西フィリピン海の海上水路と上空航路を常にオープンにするための最大限の努力をしている」と伝えた。

 サンバレス州沖のパナタグ礁(英名スカボロー礁)に中国が設置したブイを比が切断、撤去した直後のタイミングでの首脳電話会談となり、フランスが南シナ海問題に積極的に関与する姿勢が表れているといえそうだ。

 マルコス大統領は「フランスが国際法、特に国連海洋法条約(UNCLOS)の順守に関し、比を支持してくれたこと」に感謝を表明。UNCLOSは中国の南シナ海への海洋権益の主張を全面的に退けた2016年南シナ海仲裁裁判所判断の根拠となった国際条約だ。また、200カイリの排他的経済水域(EEZ)の範囲を定めた同条約に従うと、比沿岸基線から124カイリにあるパナタグ礁の周辺海域は比の管轄権下にあることになる。

 マルコス大統領はまた、フランスが南シナ海に「艦船を派遣し哨戒を実施したこと」にも謝意を表した。ブコ駐比仏国大使は7月、今年に入って3隻の仏海軍フリゲート艦が比に寄港したことを明らかにしている。

 さらにマルコス大統領はマクロン大統領に対し、国賓としてのフィリピン訪問に招待。また、両大統領はフランスの閣僚訪問団が年内に訪比することも申し合わせた。

 太平洋に海外領土を有するフランスは欧州各国に先立ち2018年にインド太平洋戦略を策定、21年の欧州連合(EU)版インド太平洋戦略の策定へも主導的役割を果たしている。


 ▽自己満足に過ぎない

 中国外交部(外務省)の汪文斌報道官は27日、ブイ撤去について「黄岩島(パナタグ礁の中国名)はずっと中国の領土だ。比が行ったことは自己満足以外の何ものでもない。中国は黄岩島の領土主権とそれに属する海洋権益を守り続ける」と宣言した。

 300メートルのブイは、同礁の東南の礁湖の入り口に当たる部分に船舶の進入を妨げるように設置されていた。それに対し比沿岸警備隊(PCG)は25日までに、ブイを海底に固定するロープを切断し撤去。その翌日、中国外交部は「問題をかきたてる行為は行うべきでない」と警告していた。(竹下友章)

きょうのニュース
https://www.manila-shimbun.com/20230929.html
サラ氏の機密費で情報収集 下院が予算移管方針固める
サラ氏の率いる副大統領室と教育省の機密費を西比海情報収集に振り分ける方針

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マニラ日本人会は臨時理事会で2024年度会長に現会長の高野誠司氏を再選

規則違反者に苛烈な罰 カルト団体が議会で問題に
信者に糞尿の中を泳がせるなどの行為を行っていた団体が議会で告発される

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バタンガス州のタール火山がら噴出している火山性ガスで850人以上が呼吸器疾患か

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カガヤンデオロ市の歴史あるイサリナ橋が安全面から取り壊される予定

「砂の城」制作復活 ボラカイ島
環境保全のためのボラカイ島閉鎖に際し中止されていた砂の城の制作を町が許可

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パンガシナン州リンガエン町で体長1メートルのイルカが浜に打ち上げられた

豪雨で道路冠水 マカティ市
豪雨でマカティ市のリトル東京に面するチノロセス通りが冠水。歩行者らが立ち往生

大衆紙の話題
比女子テニス代表がアジア大会で快進撃
https://www.manila-shimbun.com/tabloid/tabloid1695913200.html

中国浙江省杭州で24日から行われている第19回アジア競技大会のテニス女子シングルスで27日、フィリピン代表のアレクサンドラ・エアラ選手(18)が準々決勝で日本代表の岡村恭香選手を退け、ベスト4へ進出した。エアラ選手は第1ゲームを落としたものの、意地をみせ第2、第3ゲームを連取し勝利。同選手が次戦もしくは3位決定戦で勝利すれば、同大会の男女合わせて2006年以来のメダル、また女子においては1966年にダブルスで銀メダルを獲得して以来、約60年ぶりの快挙となる。(28日・テンポ)

2023年9月28日のまにら新聞から

2023-09-28 08:48:29 | フィリピン
2023年9月28日のまにら新聞から

9月28日のまにら新聞から

「分割統治戦術に警戒を」 中国「認知戦」に専門家ら
南シナ海領有権で、複数の専門家が中国による比国内世論の分断や比越離間策を警告
https://www.manila-shimbun.com/category/society/news273047.html

 中国が南シナ海でフィリピンの管轄権が及ぶ海域(西フィリピン海)への実効支配強化を推し進める中、比国内世論に対し、中国が「認知戦」を展開していると複数の識者が指摘している。26日の英字紙インクワイアラーが報じた。

 国家安全保障会議のマラヤ事務局長補佐は先月、南シナ海南沙諸島のアユギン礁(英名セカンドトーマス礁)の実効支配のため意図的に座礁させてある比海軍艦について、中国側が「比政府は何度も撤去すると約束している」と主張し国内メディアもそれを大きく報じたことに対し、「中国の政治工作員が情報操作によって比国内世論に影響を与え、比の南シナ海における権益の主張をむしばもうとしている」と警告した。

 インクワイアラーの取材に対し、比シンクタンク国際開発安保協力(IDSC)代表のチェスター・カバルザ博士は、この発言に同調。「相手国民を分断することで、実際の戦争で荒廃させることなく征服・支配を容易にする、古代からある『分割統治』戦術を中国は取っている」と分析した。

 同紙の取材に対し、中国の南シナ海進出に厳しい立場を取るフィリピン大海洋法研究所所長のバトンバカル教授、カルピオ元最高裁判事、ラ・サール大のレナト・デカストロ教授は、それぞれ身元が確認できない人物から、ベトナムの南シナ海軍事化について批判的論評を書くよう求められ、報酬を提示されたことを明らかにした。

 3人は、中国または中国が後援する団体が比とベトナムの対立をたきつけようとしているのではと疑念を投げかける。

 先月マルコス大統領はホアン・チュン駐比ベトナム大使に「南シナ海に安定をもたらす材料となるような海洋合意」の早期締結に期待を表明した。「そんな合意は中国にとって悪夢だ」とデカストロ教授は指摘する。「南シナ海に権益を主張する東南アジア諸国が南シナ海管轄権問題を解決すれば、中国が孤立するからだ」という。

 またインクワイアラーは、同紙記者含む国内新聞記者3人に、国外在住者と称する謎の人物から、ベトナムの南沙諸島における人工島建設を止めたいとして、人工島開発計画に関する「極秘情報」の提供の申し入れがあったことを紹介。デカストロ氏は「比越海洋合意の内容を事前に入手した中国政府が妨害工作を企てている可能性はある」と指摘している。

 カルピオ氏は「南シナ海問題の当事国の中で、中国だけが2016年仲裁裁判所の判断を認めていない」と指摘。また「中国は、国内法で海上保安機関に海洋権益を保持するために武力の行使を認めている唯一の当事国だ」と警告した。(竹下友章)

きょうのニュース
https://www.manila-shimbun.com/20230928.html
民間資金27兆ペソ活用へ すり合わせ案を下院が承認
優先法案の一つであるPPP法案が、両院協議会によるすり合わせを経て下院で承認

14カ月で19人解雇 窃盗容疑60件調査
運輸相が過去14カ月で空港保安検査官19人を窃盗容疑などで解雇したと明らかにした

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家族が経営する建設会社に公共工事を発注したとしてゴンザレス下院議員を告発

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タール火山の噴煙や排ガスでスモッグが発生していた首都圏や周辺州の大気が正常化

比の潜水艦建造へ名乗り 韓国ハンファ
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コメ関税引き下げ見送り
コメの市場価格が下落し始めたことを受け、大統領がコメ関税引き下げを見送った

製氷工場でアンモニア漏れ タギッグ市
タギッグ市の製氷工場からアンモニアガスが漏れ出し8人が呼吸困難などで病院に搬送

大衆紙の話題
落雷で学生3人負傷
https://www.manila-shimbun.com/tabloid/tabloid1695826800.html
 レイテ州マアシン市で25日午後6時すぎ、セントジョセフ大の学生3人が大木の下で雨宿りしていたところ、雷がこの木に落ちた。全員が近隣住民によってすぐに近くの病院に運ばれたが、ジュンデル・スガノブさんが重体になっている。ほかの2人は軽傷という。3人は犯罪学専攻で、犯罪学週間の行事で校外のイベントを手伝っていた。大学は3人の一刻も早い回復のために祈るよう学生たちに呼び掛けている。(27日・ブルガ-)

2023年9月27日のまにら新聞から

2023-09-27 06:19:41 | フィリピン
2023年9月27日のまにら新聞から

9月27日のまにら新聞から

「実効支配取り戻す」 ブイ撤去で比沿岸警備隊
PCGが南沙パナタグ礁近くに中国が設置したブイを撤去。「実効支配を中国から取り戻す」
https://www.manila-shimbun.com/category/society/news273029.html

ブイの海底ロープを切断するPCG職員=PCG提供

 比沿岸警備隊(PCG)は25日夜、マルコス大統領の命令で、ルソン島の西124キロにあるパナタグ礁(英名スカボロー礁)付近に中国によって設置されていた全長約300メートルの浮標(ブイ)に対し、海底に固定するロープを切断することで撤去しことを発表した。PCGのタリエラ報道官は26日、2012年に中国に実効支配を奪われた同礁への対応として、「新政権発足後、PCGは同礁の実効支配を取り戻す作戦を進めてきた」と明らかにした上で、「比船舶を岩礁から300メートルの地点に停泊させられるところまで船舶配備を調整できている」と報告した。

 その上で、同報道官は「2016年の南シナ海仲裁裁判所判断では、同礁がフィリピン、ベトナム、中国の漁民の伝統的な漁場であることが認められている」とし、実効支配を取り戻した際は、3国の漁民に同礁を開放することを宣言した。

 中国外交部(外務省)は25日、ブイ設置の目的を「許可なく黄岩島(パナタグ礁)の隣接海域や礁湖に侵入しようとする比船舶を阻止し、追い払うため」と説明。これまで、比海軍が南シナ海で回収した中国ロケットの破片の強奪、PCG船への軍用級レーザーの照射や放水法の発射など中国は南シナ海で比への圧力を強めてきたが、今度は比側が実力を行使した。

 強気の行動に出た比に対し、中国外交部の汪文斌報道官は26日、「われわれはフィリピンが挑発行為をしたり、問題を起こしたりしないよう強く求める」と比政府に要請。比側の声明については「比の独り言に過ぎない」と正面から取り合わず、「黄岩島の主権と海洋権益を守る中国の決意は揺るぎない」と宣言した。

 マナロ外相は同日、「ブイ撤去は(南シナ海内で比の権益が及ぶ海域である)西フィリピン海に対する政府の立場と一致している」と説明。「比は同礁周辺に主権的権利と管轄権を有している」とした。また、国軍のブラウナー参謀総長は同日、海軍本部を訪問。領土防衛・領土一体性のために戦う決意を示し、隊員を激励した。

 サンバレス州から124カイリに位置するパナタグ礁は比の排他的経済水域(EEZ)内。同礁自体は2016年の仲裁判断で「岩」と判断され、12カイリの領海のみ有すると認定されている。ただ、同裁判所は領土問題を取り扱わないため、同礁の領有権をどの国が持っているかは判断していない。(竹下友章)

きょうのニュース
https://www.manila-shimbun.com/20230927.html
お好み焼きでフードロス削減 比大留学生の大久保さんが屋台
フードロスや雇用問題に取り組む比大留学生の大久保雄斗さんが、お好み焼きの屋台出店

中国の主張は「偽善」 シナ海環境破壊を巡り論争
国防相「シエラマドレが取り返しのつかない害を及ぼしているとの中国の見解は偽善」

ASEAN中東会議出席へ 10月にマルコス大統領
マルコス大統領が来月サウジアラビアで開かれる東南アジア諸国連合・湾岸協力会議出席へ

「お客さんがとても温かかった」 マニラエクスプレス単独ライブ
マニラ市の商業施設で日本人バンド「マニラエクスプレス」が2度目の単独ライブ

飲み込んだのはチョコ? NAIA紙幣窃盗事件
100ドル紙幣3枚を窃盗し飲み込んだとされる空港審査官が「チョコレートだ」と反論

大衆紙の話題
銃撃戦で殺人容疑者を射殺
https://www.manila-shimbun.com/tabloid/tabloid1695740400.html
 スルー州パナマオ町で23日夜明け前、殺人容疑者の男が警察特殊部隊との銃撃戦の末に死亡した。スルー州警察本部は、死亡したのは同州ルウク町に住むムスキダル・ジュマディル容疑者だったと発表。容疑者は、逮捕状を執行しようとした警察部隊の到着に気づくや発砲。銃撃戦で部隊員複数名が負傷した。現場からはM14自動小銃と弾薬が押収された。容疑者は、ロオク町に住む女性実業家ヌルディジャ・アミヌディンさんを殺害、遺体を細切れにし、別々の場所に撒き散らした事件でも第一容疑者だった。(26日・テンポ)

2023年9月26日のまにら新聞から

2023-09-26 07:56:28 | フィリピン
2023年9月26日のまにら新聞から

9月26日のまにら新聞から

「絵筆で比日友好の礎石に」 サムライ絵描き・吉田努氏
「サムライ絵描き」吉田氏に聞く。「比を海外進出の拠点にしようと決心」
https://www.manila-shimbun.com/category/society/news273010.html

吉田努氏=23日。首都圏マカティ市マカティシネマスクエアで竹下友章撮影
 昨年、28年の歴史を持ち全国から作品が集まる公募展「ふるさとの風景展 in喜多方」に、マニラ湾の夕日を描いた作品を出展し大賞を受賞した福島出身の画家・吉田努氏。同氏は今月、35年の画業で初めての海外個展を首都圏マカティ市で開いた。コロナ禍を経、8回の渡比を重ねた末に比での個展開催に行き着いたという「サムライ絵描き」吉田氏に、比進出に掛ける思いを聞いた。(聞き手は竹下友章)

 ―比を選んだ理由は。

 私は福島県という北国出身。南の国への憧れを抱いて育ってきた。2019年にマニラで大規模なアートフェアが開かれアジアの美術の中心として注目が集まっていたとき視察を兼ねて来比し、比を海外進出の拠点にしようと決心した。その直後にコロナ禍で来比できなくなり、比への思いはいやおうなく高まっていた。


 ―初のマニラ個展が実現した。

 日本の冬の風景、桜の風景、夏の湖など日本の四季の美しさ。フィリピンのマニラ大聖堂、マニラベイ、ホセ・リサールが生まれた地ラグナ州カランバの風景、比女性像などフィリピンの美。両国の美と向き合った作品を一つの空間に収めた。また、作品の展示方法に掛け軸を取り入れた。南国の風景を掛け軸に収める斬新さは、フィリピンの方にも伝わるのではないか。


 ―影響を受けた画家は。

 17世紀のスペイン宮廷画家ディエゴ・ベラスケス。美術史上最高の絵描きの一人だ。マニラ美術館に行って思ったのは、現代比アーティストはオリジナルな創造性は持っているが、世界の美術史の影響を感じさせない。ベラスケスはスペイン人だが、比現代美術にその影響が感じられないのは、元植民地としての忌避があるためかも知れない。ただ、アートは普遍的なもの。宗主国か植民地かは関係ない。


 ―美術の本質とは。

 ベラスケスやダ・ビンチ、日本の雪舟の作品に体現されている「空間」。空間とは空気。描写対象の裏にある、背後の空気を描くことだ。二次元である絵画においてこの矛盾を克服し、「空気」を描けたから、ベラスケスたちは世界一の画家とされている。

 いま、モダンアートといったらほとんど抽象芸術。だけど私は時代の揺り戻しとして、具象画が脚光を浴びる時代が100年後には間違いなく来ると思っている。


 ―「サムライ絵描き」の由来は。

 武士は刀にプライドを持っていた。刀はむやみに振るうものではなく、責任の象徴。いざとなったら腹を切る覚悟でことをなしていた。それと同じで、私は1枚の絵を描くことに命を掛けている。その絵を理解してもらえなかったら生きていけない。画業で生きていくのは至難。それを承知の上で、夢と志を抱きこの道に入った。だから自分にとって絵筆は世の中での戦いの道具。刀を絵筆に変えたサムライスピリットで絵を描いている。

 私は、サムライ絵描きとして異国の地でひとりで戦っている。今回比国から歓迎されたことには、絶大な感謝を感じる。比日友好の架け橋の礎石の一つになるため、精進を続けたい。


 よしだ・つとむ 19

65年福島県白河市生。武蔵野美術大、同大学院を経て、95年渡仏。3年で300枚以上の油彩画を描く。05年月刊美術情報誌「春桃通信」発刊。06年美術研究所桃下村塾設立。業績に第1回JAM展審査員特別賞、第28回ふるさとの風景展in喜多方大賞など多数。画集に「吉田努作品集」(1~3巻)。

きょうのニュース
https://www.manila-shimbun.com/20230926.html
中国の実効支配着々と進行 スカボロー礁にブイ設置
沿岸警備隊は中国海警局がパナタグ礁南東部に浮体式ブイを設置したと発表

「ブイ撤去する」「比が不法侵入」 パナタグ礁巡り両政府対立
パタナグ礁ブイ設置問題で、比政府がPCGによる撤去に言及。中国は反発

正社員月給11・7%上昇 理数系職業が上位占める
2022年調査で最も平均月収の高い職業は飛行機パイロットで13万5363ペソ

チャリティ茶会開催へ 裏千家淡交会マニラ協会
千家淡交会マニラ協会主催の「秋のチャリティ茶会」が4年ぶり開催へ

復旧作業手つかず マニラ中央郵便局
火災で焼け落ちたマニラ中央郵便局は、現在も復旧作業が始まっていない

石油製品価格値下げ 元売り各社
軽油とガソリンの価格をそれぞれ1リットルあたり20センタボ値下げへ

大衆紙の話題
指名手配の男が銃撃戦で死亡
https://www.manila-shimbun.com/tabloid/tabloid1695654000.html
 ミンダナオ地方スルー州パナマオ町で23日未明、女性実業家の殺害容疑で指名手配されていた男が警察の機動隊と銃撃戦になり、男が死亡、警察9人が負傷した。男は同州ルーク町のムクシダル・ジュマディル容疑者で、ヌルディヤ・アミヌディンさんを惨殺し、その遺体を細かく切断して町内の複数の場所に分けて遺棄したとされていた。警察によると、同容疑者は包括的銃器取締法違反で逮捕しようとした機動隊の動きに気づいて発砲し銃撃戦に発展した。現場からは実弾65発などが押収された。(25日・テンポ)

2023年9月25日のまにら新聞から

2023-09-25 07:32:03 | フィリピン
2023年9月25日のまにら新聞から

9月25日のまにら新聞から

「国際法に反する行為」 中国名指しで批判 比日米外相会談
米ニューヨークで2回目の比日米外相会談が開催。中国を名指しして「国際法に反する行為」と非難
https://www.manila-shimbun.com/category/politics/news272992.html

米国務省は米時間22日、国連総会が開かれている米ニューヨークで、ブリンケン国務長官、上川陽子外相、マナロ比外相が会談したことを発表した。比日米3国の外相会談は7月に初めて実施されたばかりで、今回で早くも2度目。3者は、南シナ海南沙諸島のアユギン礁(英名セカンドトーマス礁)近海で中国が「比の航行の自由の行使を妨害する行為」を行っているとし、「これを含む中国の国際法に反する行動に対し非難し続ける」と宣言した。

 3者はまた、海上の人道支援、災害救援のほか、海洋における国家的な重要情報を収集する海洋状況把握(MDA)を含む3カ国安全保障協力を促進する方法について意見を交換。南、東シナ海の平和と安定の促進に取り組むことを再確認した。さらに、自由、民主主義、人権を3国の「共通の価値」として守り、対等な主権国家として国際法に基づく「自由で開かれたインド太平洋」のビジョンを推進することで一致した。

 ブリンケン国務長官は会談の冒頭あいさつで、「この機会を通じ、既に始めている取り組みを深化させ、今後数カ月内に進める」と述べ、近く新たな動きがあることを示唆した。

 今回の外相会談は、6月に東京で開かれた3国の国家安全保障会議(NSC)担当高官会談、7月の3カ国外相会談、今月6日のマルコス大統領、岸田文雄首相、ハリス米副大統領会談を踏まえたもの。NSC担当者会合では南シナ海で比日米の海軍種間の共同活動を実施することで一致している。

 アユギン礁は2016年の南シナ海仲裁裁判所判断で比の排他的経済水域(EEZ)内であることが確認されている。比は、同じく比EEZ内にあるパガニバン礁(英名ミスチーフ礁)が1995年に中国に占拠されたことに対抗し、1999年にその東隣のアユギン礁に海軍艦を座礁させた。同艦を詰め所として実効支配を守ってきたが、中国海警局は今年に入り、同艦への比の補給任務に対し軍用級レーザーの照射や、放水砲の発射などで妨害行為を強化している。(竹下友章)

きょうのニュース
https://www.manila-shimbun.com/20230925.html
就籍促進のため初訪島 花田総領事 残留日系人問題
日本大使館の花田総領事がパラワン島を訪問し、残留2世の身元探しの取り組みを説明した

「新戦争に対応するルールを」 国連総会でマナロ外相が演説
マナロ外相が国連で、12月に比がインド太平洋会議を主催し、ドローン兵器などに関するルール作りを提唱すると発表

比加海軍が合同航行 南シナ海
フィリピン、カナダ両海軍が南シナ海で合同航行を実施した

「日本酒150種類も」 東南アジア最大のワインパーティー PWMが11月に開催予定
国内ワイン卸小売大手「フィリピン・ワイン・マーチャ...

予選リーグ3日目試合結果 日本人会ソフト
マニラ日本人会主催の第27回ソフトボール大会予選リーグ3日目が24日、マニラ日本人学校(MJS)グラウンドで行われた

大衆紙の話題
ゆすりに関与した警官を逮捕
https://www.manila-shimbun.com/tabloid/tabloid1695567600.html
パンパンガ州マバラカット市でゆすりに関与したとみられる警察官が逮捕された。逮捕されたのはラウンディー・ディニョ容疑者で同市警察署に勤務していた。被害者のミア・メイさんによると、夫が違法薬物取り扱いで同警察署に勾留されていたところ、ディニョ容疑者から7万ペソで容疑を取り消すとの伝えてきたという。情報を得ていた同州取締班が被害者が2回目の支払いに及んだタイミングで現場を押さえて逮捕に至った。容疑者からは被害者から受け取った1万5千ペソが押収された。(24日・Pジャーナル)