レガスピへの道 (でも時々、菊川)~Road to the Legazpi City Albay!~

37年7ヶ月の会社生活を終え、次のステップをフィリピンで過ごす事に決めた男のつぶやき
レガスピ市に興味ある方ご連絡を

2023年7月31日のまにら新聞から

2023-07-31 14:08:24 | フィリピン
7月31日のまにら新聞から

CREATE法改正を明言 マルコス大統領「VAT還付問題に取り組んでいる」
大統領「VAT問題に対応するためCREATE法と施行細則を改正する」
https://www.manila-shimbun.com/category/economy/news272049.html

丸紅フィリピンの下田社長(左から2番目)らと会談したマルコス大統領(中央)=28日、セブ市(大統領広報室提供)

 マルコス大統領は28日、セブ市で丸紅フィリピンの下田茂社長らと会談した。下田社長は、税制改革第2弾「企業復興税優遇法(CREATE)」の発効に伴い昨年から発生していた付加価値税(VAT)に関する問題を直接大統領に提起。大統領は「政府は現在この問題に取り組んでいる」と応じ、「問題に対処するためにCREATEの改正も行う」と明言した。

 大統領府広報室が29日に出した声明によると、下田社長は①輸出志向企業に商品・サービスを供給する間接輸出企業に課される12%のVAT②国内市場志向企業が現地で商品・サービスを購入する際に掛かるVATに還付制度がないこと③VAT還付手続きの煩雑さ、遅さ、および予測不可能性――という三つの問題を大統領に伝えた。

 大統領は現在の取り組みを説明した上で、「修正の提案があったらぜひ参考にしたい。また、他国で事業を営んだ経験からどんな制度が効果的だったか教えてもらいたい」と応じた。

 大統領府広報室によると、CREATE法と施行細則の改正案では、輸出企業に対する間接輸出企業の販売物・サービスが、輸出企業の登録事業・活動に「直接かつ排他的に」用いられる場合に、その売上をVATゼロレートの対象とすることが明記されるという。

 CREATE施行以前は、比経済区庁(PEZA)登録企業の国内調達については「クロス・ボーダードクトリン」により無条件にVATゼロレートが適用されていたが、CREATE施行後は、クロス・ボーダードクトリンが無効化されるとともに財務相傘下の税優遇措置再検討委員会(FIRB)に許認可権が集約され、PEZA登録企業であっても物流を担うエコゾーン・ロジスティクス・サービス(ELSE)企業などについては、一時VAT納税が請求された。

 フィリピン日本商工会議所や日本大使館の働きかけにより、今年2月にELSE企業も戦略投資優先計画(SIPP)に入っていると解釈する通達が貿易産業省傘下の投資委員会(BOI)から出され、ELSE企業に対するVAT徴税は停止されたものの、その後も既に収めたVATの還付手続きに関する混乱が続いてた。(竹下友章)

きょうのニュース
https://www.manila-shimbun.com/20230731.html
比の挑戦に幕 格上ノルウェーに健闘も FIFA女子W杯
FIFA女子ワールドカップ2023大会で30日、グループAのフィリピンが予選最終節に臨み、ノルウェーに0対6で敗れる

台風5号で各地で災害事態宣言 マルコス大統領が北部ルソン視察
マルコス大統領が29日に台風の被害状況を確認するためアブラ州と北イロコス州を視察した

ドネア判定負け 40歳、王座奪還ならず WBCバンタム級
WBCバンタム級王座戦でドネア(40)がサンチャゴに判定負け。王座奪還ならず(写真はEPA=時事)

沿岸警備隊への非難高まる  上院で責任明確化決議も 27人死亡のラグナ湖小型船転覆事故 
ラグナ湖で旅客船が転覆し27人が死亡した水難事故で出航を許可した沿岸警備隊に対する非難が高まっている

児童労働者数が前年比11%減 22年度、比統計庁データ
週40時間以上の労働を含め、劣悪な環境下で危険で有害な仕事に従事する児童労働者数は2022年には82万8000人で、前年の93万5000人から減少

377人の精神鑑定偽造 銃器所持申請で賄賂 PNP
賄賂を受け取り銃器所持申請に必要な精神鑑定の診断書を377人分偽造した疑いで、国家警察衛生局の職員5人を調査

大衆紙の話題
トライシクル運転手が政府車両運転手射殺
https://www.manila-shimbun.com/tabloid/tabloid1690729200.html
ラグナ州サンタマリア町でこのほど、路上の車両通行を巡って公共事業道路省(DPWH)の車両を運転するエディー・デクラロさんとトライシクル運転手が口論となった。激しい口論をするうちにトライシクル運転手が拳銃を取り出し、いきなりデクラロさんを何度も銃撃した。デクラロさんは現場からリサール州の州立病院に運ばれたが到着時に死亡が確認された。トライシクル運転手は現場から逃走しており、国家警察サンタマリア署ではその行方を追っている。(30日・ブルガー)


2023年7月31日のまにら新聞から


2023年7月30日のまにら新聞から

2023-07-30 10:01:56 | フィリピン
2023年7月30日のまにら新聞から

7月30日のまにら新聞から

新規鉄道建設計画で事業可能性調査へ 4事業の資金確保と運輸相
新規鉄道建設計画4事業の事業可能性調査を実施する手続きに入っていることをバウティスタ運輸相が表明
https://www.manila-shimbun.com/category/politics/news272033.html

 マルコス大統領による施政方針演説が行われた直後の25日、バウティスタ運輸相が国内の総延長合計1000キロメートルを超える新規鉄道建設計画4事業に対する事業可能性調査を実施する手続きに入ったことを明らかにした。鉄道などの大規模インフラ事業に対するマルコス政権のテコ入れを示す動きで、この4事業に対する事前調査の費用もすでに確保しているという。26日の英字紙インクワイアラーが報じた。

 同相によると、事業可能性調査を実施するのは、フィリピン国鉄北方長距離線(総延長853キロ)とパナイ鉄道(同100キロメートル)、北部ミンダナオ鉄道(同54キロ)とサンマテオ鉄道(同17キロ)の4鉄道建設事業。

 比国鉄北方長距離線は首都圏から中部ルソンを経由して、イロコス地域そしてカガヤンバレー地域までを結ぶ主要な鉄道路線となる計画。またパナイ鉄道は1985年までイロイロ州とカピス州を結んで操業していた旧路線を再整備する。北部ミンダナオ鉄道は東ミサミス州のカガヤンデオロ市とラギンディガン町、ビリャヌエバ町などを結ぶ鉄道で、総延長1544キロに達するミンダナオ鉄道事業の一部となる見込み。さらに、サンマテオ鉄道は軽量高架鉄道(LRT)2号線のアンティポロ駅から東方のリサール州サンマテオ町やロドリゲス町を結ぶ新路線で6駅区間からなるという。

 一方、ボノアン公共事業道路相もこのほど、バタアン州とカビテ州を結ぶバタアン―カビテ接続橋建設事業について、その融資契約手続きを今年11月までの締結に向けて進めていることを明らかにした。同事業はバタアン州マリベレス町からカビテ州ナイク町までマニラ湾を横断して32・15キロの大橋を建設するもので、総事業費1756億6000万ペソが計上されている。実現すれば現在、5時間半かかっているバタアン州とカビテ州の間の陸路移動がわずか45分に短縮される。

 また、公共事業道路省は、政府の進める島嶼間接続橋プログラムに基づき、パナイ島―ギマラス島―ネグロス島間接続橋建設計画に間するエンジニアリング設計の詳細を詰めるための事業可能性調査を実施する方針も示している。これらの事業可能性調査の費用として総額6億ペソが計上されているという。(澤田公伸)

きょうのニュース
https://www.manila-shimbun.com/20230730.html
比中合同軍事演習を申し入れ 比軍は「可能性を検討」 中国政府
黄中国大使が比中合同軍事演習実施の申し入れ。比参謀総長は「前向きに検討」

内需堅調で上方修正 ⅠMFがGDP見通しを発表 政府目標達成に影も
IMFは今年の比GDP見通しを前回6・0%から6・2%に上方修正

比医学部卒業の外国人も医師免許取得可 国家資格委員会が見解
比医学部卒業の外国人も医師資格取得が可能との見解を国家資格委員会が表明

ヘリ緊急着陸で4人負傷 ブキドノン州
ブキドノン州のバナナ農園に患者搬送用のヘリコプターが緊急着陸し4人が負傷したが命に別状はなかった  

享年13歳の少女を聖人推薦の動き 生前の新進深さと慈善活動を称える 北イロコス州
北イロコス州ラオアグ教区は1993年に13歳で亡くなったニーニャ・アバッドさんの生前の信心深さを称え、最年少の聖人候補者とするための評価の要望をカトリック司教協議会に提出

日本映画など12作品を無料配信 国際交流基金が8月1日から
国際交流基金は8月1日〜10月31日まで、「JFF+インディペンデント・シネマ2023」を開始する

大衆紙の話題
医療センター敷地内で女医の遺体を発見
https://www.manila-shimbun.com/tabloid/tabloid1690642800.html
 バンサモロ自治区に属するコタバト市で23日、行方不明となっていた女医の遺体が国立医療センターの発見された。地元警察によると、コタバト地域医療センターに努める産婦人科のマリビック・テルロさんが敷地内の医療ソサエティ棟の裏手に埋められていた。すでに自首したナスルディン・エンダイラ容疑者は口論の末、休憩中のテルロさんの寝込みを襲い、殺害したと供述。またテルロさんの夫も数日前に金銭関係で両者が口論しているところを目撃している。容疑者は現在、警察で勾留中という。(29日・テンポ)



2023年7月29日のまにら新聞から

2023-07-29 08:55:15 | フィリピン
2023年7月29日のまにら新聞から

7月29日のまにら新聞から

鉄道に30億ドル投資で合意 マレーシア訪問の大統領
大統領のマレーシア訪問で30億ドルの鉄道投資合意。計2.8億ドルの投資意思表明
https://www.manila-shimbun.com/category/economy/news272017.html

 大統領府は28日、マルコス大統領が国賓としてのマレーシア訪問を通じ、マレーシア鉄道大手ハルタスマ社から比複合企業メトロパシフィックインベストメント社に対する鉄道事業に関する30億ドルの投資合意を取り付けたと発表した。大統領府はその他に、マレーシアの複数企業から酪農、食品加工、電子政府化のためのデジタルプラットフォーム、航空、物流、上下水道整備など各分野で2億8500万ドルの投資意思表明を取り付けたと発表した。

 比政府代表団はマレーシアの大手企業と個別に会合を持ち、5社と取引意向書(LOI)を締結。大統領府は投資が実現すれば、最大で国内に10万人の雇用が創出されると試算している。

 LOIを締結した企業の中で最大の投資意向を表明したのは、マレーシアの乳製品製造大手ファームフレッシュベルハド社。新酪農場開発に約2億ドル投資し、2028年までに操業開始する計画だ。同社は現在、パンパンガ州で6千平方メートルの乳製品加工工場および2千頭の乳牛を飼育する酪農場を経営している。

 訪問団に参加したパスクアル貿易産業相は「企業投資は長期的なものであり、綿密な調査・計画、法的手続きが必要だということを理解しなくてはならないが、締結したLOIは数カ月以内に具体化できると思う」との見通しを示した。


 ▽マハルリカにも関心

 マルコス大統領は27日、今月設立が決まった比の政府系ファンド「マハルリカ・インベストメント・ファンド」への投資に複数人のマレーシア投資家が関心を示したことを明らかにした。

 マレーシアでは2015年に同国の政府系ファンド「ワン・デベロップメント・ヘルハド」の資金流用が発覚し、元首相が収監されるなど大きな問題となった。マルコス大統領は「(その問題のため)同国の投資家は極めてマハルリカへの投資に慎重だった」としながら、「マハルリカはプロによって運営され、不当な政治的影響を受けない仕組みになっていることを投資家に保証した」と述べ、慎重な立場を取るマレーシア投資家たちに向けた説得の手応えを語った。(竹下友章)

きょうのニュース
https://www.manila-shimbun.com/20230729.html
小型船転覆26人死亡 定員超過に救命胴衣未着用
ラグナ湖で緑客ボートが転覆し26人が死亡40。定員大幅超過や救命胴衣も未着用

死者13人、約3万人が避難所に 台風エガイによる洪水・土砂崩れで
台風5号による土砂崩れや洪水で、ルソン北部を中心に少なくとも13人が死亡

台風6号が発生
東ビサヤ地域の東1585キロの太平洋上で発生した熱低が28日に台風6号に発達

緊急事態宣言を解除 ミンダナオ安定化で
2016年から治安悪化に伴いミンダナオ地方に発令されていた緊急事態宣言が解除

NPA計25人死亡 1~6月
1月30日~6月30日に国軍とNPAの戦闘でNPA構成員25人が死亡、135人が投降

「動物尊重される法整備を」 動物保護に奔走する2人
動物愛護団体PETAで活動に奔走する比日の2人に話を聞いた

東南アジア3カ国訪問へ 山口公明代表
公明党の山口代表が8月に比、インドネシア、ベトナムの東南アジア3カ国を訪問

大衆紙の話題
大学教授3人がジプニーにはねられ死亡
https://www.manila-shimbun.com/tabloid/tabloid1690556400.html
 ケソン州ティアオン町で26日夜、国立南ルソン大の教授ら3人がジプニー(乗り合いバス)にはねられ死亡した。警察のよると、死亡したのはシェリル・ブンダリアンさん(27)、ロジー・ドゥライさん(62)、サルボ・サルバシオンさん(30)。3人は会議後、大学前の横断歩道を渡っていたとき、ザルディ・モスクエラ容疑者(63)の運転するジプニーにはねられた。うち2人は搬送先の病院で死亡が確認され、サルバシオンさんは翌日に息を引き取った。運転手は業務上過失致死の容疑で取り調べを受けている。(28日・テンポ)



2023年7月28日のまにら新聞から

2023-07-28 09:18:45 | フィリピン
2023年7月28日のまにら新聞から

7月28日のまにら新聞から

「財政目標緩和も辞さず」 財務相が成長優先姿勢明示
SONA後経済会見で財務相「インフラ事業継続のためには財政目標緩和も辞さず」
https://www.manila-shimbun.com/category/economy/news271999.html

ポストSONA経済閣僚会見に望む閣僚ら。左からバセリオ予算管理省首席エコノミスト、バリサカン国家経済開発長官、ジョクノ財務相、ダキラ中銀副総裁=25日、首都圏パサイ市でロビーナ・アシド撮影

 首都圏パサイ市比国際会議センターで25日、施政方針演説(SONA)後に経済関係閣僚・経済界代表らが一堂に会し比経済の現状と政策を議論する年に一度の「ポストSONA経済会見」が開かれた。政府歳入と財政規律を担うジョクノ財務相は、2022年に7・33%だった財政赤字対国内総生産(GDP)比を28年までに3%、22年に60・9%だった累積債務残高対GDP比を25年までに60%以下、28年までに約51%にするという現政権の中期財政計画目標を説明した上で、外的要因により経済が落ち込んだときは「目標にこだわらず赤字を拡大してでもインフラ投資を継続する」と明言。財政規律より成長を優先する立場を明確にした。

 同相は「ドゥテルテ政権以前の50年間、GDPに対するインフラ投資額の比率は2%ほどだった。これが他の東南アジア諸国に比べ比のインフラの水準が低い理由だ」と指摘。大規模インフラ投資を推し進めた前政権以上となるGDP比5~6%規模のインフラ支出を「毎年維持する」とした上で、「私は長く政府内で働いてきたので、外的要因の経済後退がある度にインフラ投資を中断する愚を知っている。事業を延期させると正味現在価値や内部収益率が悪化するなど、マイナスの結果しか生まない」と述べ、インフラ投資を継続する重要性を強調した。

 インフラ整備事業は大量の資本財輸入を必要とすることから経常収支赤字圧力ともなる。そのことについて同相は、「インフラ投資は経済成長をもたらし将来的に外貨獲得につながるため、それは『いい赤字』だ」と指摘。その上で、「現在、比には年300億ドルをもたらす(海外比人就労者による)送金、ほぼ同額を稼ぎ出すBPO産業がある。さらに今は観光業も急成長している」とし、比に安定的に外貨をもたらす労働・サービス輸出産業が育っていることを説明した。

 また、「通常、輸入額の3カ月分あれば十分と言われる外貨準備高は7~8カ月分の積み立てがある」とし、外貨建て債権の支払いや、為替急変時の為替介入の「持ち弾」となる外貨準備が十二分にあることを強調した。


 ▽ODA依存緩和へ

 政府歳入については、1~6月の歳入が1兆9000億ペソで前年同期比7・7%増加したと報告。そのうち、税収は7・5%、税外収入は9・1%増。歳入増の要因について同相は、コロナ禍からの経済の再開による経済成長加速のほか、内国歳入庁・関税庁による徴税手続きデジタル化の成果とした。

 現行のインフラ事業計画については「実施可能な計8兆3000億ペソ規模の194事業リストがある」とし、その財源別内訳について、55%が政府開発援助(ODA)、30%が官民連携(PPP)、10%が政府予算と報告した。

 また、今月設立が決定した政府系ファンド「マハルリカ・インベストメント・ファンド」(MIF)については、インフラ開発、PPPと並ぶ経済成長の駆動装置と位置づけ、その投資資金がグリーン・ブルー経済への投資、デジタル化、農村開発、医療などの分野に投下されると説明。その上で、「MIFは今後20年間、新プロジェクトの実施に役立つ政府予算への負担の少ない財源となる。ODA依存を減らすことが期待される」とし、インフラ開発財源について借款から投資へのシフトをもたらす効果を指摘した。

 また同相は新税導入方針として、受動所得・金融仲介事業者課税法、非居住デジタルサービスプロバイダー課税法、炭酸カクテルなどの低アルコール混合飲料課税法を2024年中に施行することを目指すとした。

 国・地方両方の官民連携に関し統一的な法的枠組みを作るPPP法については、「(下院ではすでに通過し)上院第2読会まで進んでいる」と報告した。一方、SMインベストメント・コーポレーションのテレシア・シー副会長は「PPPについては関連法規を単純化することが重要だ」と指摘。規則の明確性・シンプルさが民間投資誘致の鍵だと強調した。


 ▽利上げ再開も

 中銀のダキラ副総裁は「供給制約の緩和、世界的な原油価格下落、比中銀の金融政策により、ここ数カ月インフレ率は下がり続け、6月は5・4%になった」と振り返り、今後のインフレ率予想として、「今年第4四半期には(月間)インフレ率が中銀目標(2~4%)内まで下がり、通年インフレ率は5・4%前後、また24年通年は2・9%まで下がる見通しだ」との最新推計を示した。

 直近2会合連続で政策金利引き上げを見送った理由については、「金融引き締めが経済に影響を及ぼしはじめ、かつインフレ率が下落傾向にあることから利上げを中止した」と説明。その上で、「インフレや内需の見通しによっては再び金融措置を再開する用意はある」と述べ、2007年8月以来の高水準(6・25%)となっている政策金利をさらに引き上げる選択肢も持っていることを明言した。

 また、市中銀行の動向として、今年第1四半期の銀行収益が前年同期比35%増、今年5月末時点の預金総額は前年同月比8・2%増だったと報告。「市中銀行への国民の信用は高まり、業績は堅調」とした。(竹下友章)

きょうのニュース
https://www.manila-shimbun.com/20230728.html
海軍種合同哨戒実施へ 比日米、来月にも南シナ海で
アニョ大統領顧問「南シナ海で比日米海軍種合同哨戒を7~9月期に実施」

台風、比観測圏外へ ルソン北部で5人死亡
ルソン島北部などで猛威を振るった台風エガイが27比観測圏外へ。5人死亡

「活動の活発化目指す」 PRA日本人倶楽部が総会
PRA日本人倶楽部が首都圏マカティ市の事務所で総会を行った

氏族間抗争で銃撃か サンボアンガ市
サンボアンガ市で25歳の男性が撃たれる。警察は氏族間抗争が原因とみて捜査

大衆紙の話題
偽精神科医を逮捕
https://www.manila-shimbun.com/tabloid/tabloid1690470000.html
 国家捜査局は27日までに、ラグナ州サンペドロ市で許可なく診療所を運営し、無免許で精神科医を名乗っていた女をおとり捜査で逮捕した。逮捕された「偽医者」のミリアム・マガヤネス容疑者は、医師免許を持たずに患者を診断し薬を処方していた。同診療所が無免許で医療行為を行っているとの匿名の通報があり、捜査局が職業規制委員会と連携し調査したところ、医師のデータベースに名前が登録されていない上に、運営している診療所も保健省からの認可が下りていなかった。容疑者は医療法違反に問われるという。(27日・テンポ)



2023年7月27日のまにら新聞から

2023-07-27 10:32:48 | フィリピン
7月27日のまにら新聞から

ハラル分野で協力深化 マレーシア首相と会談
大統領がマレーシアのイブラヒム首相と会談。ハラル産業などでの関係強化で合意
https://www.manila-shimbun.com/category/politics/news271981.html

マレーシア首相官邸で会談したイブラヒム首相(右)とマルコス大統領(左)=大統領府広報室フェイスブックより

 マレーシアを25日から訪問しているマルコス大統領は26日、首都クアラルンプールの首相官邸でアンワル・イブラヒム首相と会談し、ハラル産業をはじめ両国関係を強化することで合意した。

 両首脳は会談後に共同で記者会見を実施。イブラヒム首相は冒頭で「文化や歴史の繋がりの深い比の大統領訪問はマレーシアにとって大きな意義がある」と述べ訪問に感謝を表明した。

 同首相は二国間の貿易や投資がわずかに上昇していると前置きした上で、「拡大すべきポテンシャルが大きくある」と民間レベルでの交流を深め、両国の経済を再活性化する政策や支援をともに策定したいとの意向を示した。ハラル産業についても「中東市場への参入を念頭に効果的な共同政策をとるべき」と強調した。加えて東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議でミャンマー問題における五つの合意についても議論を交わしたという。 

 一方、マルコス大統領はハラル分野での二国間協力を強調。大統領によると、比南部のバンサモロ・イスラム自治地区においてハラル産業やイスラム銀行、食料安全保障などの分野の能力開発において緊密に連携することで合意したともした。

 その上で大統領は「マレーシアが重要性の増す同分野における比職員や役人の訓練を快く支援してくれる」と感謝の意を表した。また、マレーシアは世界有数のハラル大国であるとし、「同分野での協力がお互いのハラルエコシステムの成長に大きな利益をもたらす」とも述べた。

 さらに、両首脳は次回の比マレーシア合同委員会の10月ごろの開催を目指すことでも一致。同委員会では国際犯罪や農業、ハラル産業、イスラム銀行、教育、観光や文化、スポーツ、デジタル経済における優先項目について協議される。これらの分野に対応する合意書(MOU)の調印に向けても取り組むとした。


 ▽記念の植樹も

 今回国賓として招待された大統領は同日午前、クアラルンプールにある王宮イスタナ・ネガラを訪れた。スルタン・アブドラ国王、アジザム王妃が出迎えた歓迎式典で大統領はルイーズ夫人とともに芳名帳に署名し、アブドラ国王らと記念植樹も行った。

 今回の大統領のマレーシア訪問はイブラヒム首相が3月に比を公式訪問してから4カ月たらず。来年に国交樹立60周年を迎える両国の親密度の高まりがうかがえる。(沼田康平)

きょうのニュース
https://www.manila-shimbun.com/20230727.html
山中で見た生き地獄 比での戦争の記憶語る
東京台東区で戦争の語り部たちが3日間にわたり自身の体験を語り継ぐ会が開かれた

比のBPO魅力度低下 米コンサル大手が報告
BPO拠点としての魅力度調査で比は前回より三つ順位を下げ78カ国・地域中12位

地滑りや倒木で2人死亡 非常に強い台風エガイ通過で
非常に強い台風5号(比名エガイ)の影響による地滑りなどで2人の死亡を確認

交通ストを1日で中止 ジプニー団体
ジプニー運行業者団体が台風の影響などにより25日以降のストを中止したと発表

浄化槽からバラバラ死体 ニュービリビッド刑務所
ニュービリビッド刑務所内の浄化槽から頭部を切断された死体発見。不明の受刑者か

大衆紙の話題
喫煙から麻薬所持で逮捕
https://www.manila-shimbun.com/tabloid/tabloid1690383600.html
 首都圏カロオカン市バランガイ188の路上でこのほど、午後10時半ごろにパトロールしていた警察官らが禁煙となっている公共の場所で喫煙していた建設作業員(31)を発見した。禁煙場所での喫煙を禁じた市条例違反として違反切符を切るために身分証明書の提示を警官が求めたところ、この男が突然、走って逃げ始めた。警官らが追いかけて男の身柄を拘束、持ち物検査をしたところ、所持品から覚せい剤の入ったビニール袋が見つかった。末端価格で1万5千ペソほどの覚せい剤を所持していた男は、違法薬物所持の容疑で警察に逮捕された。(26日・ブルガー)


2023年7月27日のまにら新聞から