昨年はディレチャレ予選で奮闘した甲斐もあってようやくフロント225幅に合わせた足もまとまって来ました。
足も決まって車に慣れてきたので最近…
コーナーは勝ってるのに!2速の加速まではこっちが速いのに!ブレーキも負けてないのに!あぁ直線の伸びだけが…なんて事を思うようになりました。笑
今回はコストパフォーマンスに優れたファイナルギヤをついに交換する事にしました。
純正のギヤ比は街乗りが考慮されているので若干もっさり、とりあえずファイナルを交換して疑似クロス化で加速アップを狙います!
このブログをいつも飽きずに見てくれている方は相当な方だと思いますので、EG6のファイナルギヤと言えば、まず『DC2の98スペック4.7ファイナル流用』が思い浮かんだと思います。笑
有名な流用技ですね。
しかし、DC2とEG6のリングギヤとデフのボルトピッチ、PCDが両車で異なります!
なのでEG6に定番DC2の98スペック4.7ファイナルを流用する場合は
・DC2かEK9用のLSD
・DC2 98のリングギヤ
・DC2 98のカウンターシャフト
・DC2 98の1速ギヤ
・その他ベアリングやスペーサー類
が最低でも必要となります。
しかし、EGにだってLSDは付いてるし、まだ使えるし、LSD交換すると走りのフィーリングは変わるし、サイドベアリングの再調整が必要だしと結構な費用と時間が掛かるんですよね。
走ってるコースと225/45のタイヤ扁平ではファイナルを4.7にするとむしろ2で引っ張るか3にするかも迷う予感。
やっぱり5速フルクロス…とも思ったけど予算がないので却下。笑
そして色々と調べていたらあるんですよ!都合のいいアイテム。
トップフューエルからEG6デフのまま専用リングギヤとカウンターシャフトで構成されたファイナルギヤセット。
迷わず4.928を選択。
この作業のために休みも取った!完璧です。
いつものように1時間程でミッションを降ろし、ディレチャレ前の点検以来3か月ぶりにミッションを開けました。
※精密部品を屋外で作業するのは自己責任で。笑
デフとカウンターシャフトを取り出します。
昨年の2月にオーバーホールしているので全体的に綺麗な状態です。
カウンターシャフト側は32㎜のナットを緩めてベアリングリムーバーでベアリングを外したらギヤはプレスがないのでハンマー等を使って分解します。
ミッションを分解する機会なんて普段はないのでベアリング類は再び新品を投入します。
また、前回のオーバーホール時に手違いで手配を忘れていた1速ギヤも新品へ。
これで全てのギヤとベアリングが新品に交換された事になります。
カウンターシャフト側は純正から4.9カウンターに元通り組むだけなのでマニュアルを見てればプラモデル感覚なのですが、問題はデフのリングギヤでした。
DIY用の折り畳み作業机に万力だって小さいのしかないのが原因なのですが、ネジロック剤が塗ってあるのでこれがもう緩まない。笑
トルク的には10キロちょっとなのに、ドラシャのセンターナット、スピンドルナットよりも硬いです。笑
結局こんな危険な技で外しました。
ちゃんとした机と万力を準備しましょう。笑
ちなみにデフのリングギヤのボルトは逆ネジです。
純正4.4と4.9のリングギヤの大きさ比較です。
外径は3㎜程4.9が大きいですね。
ボルト緩まないと騒いだけど、緩んでほしくないので自分もしっかりとロックタイトを塗りたくって締め込みました。笑
これでリングギヤの装着が完了です。
まずはデフ側をミッションケースに装着。
リングギヤ径が大きくなっているので指でクルクル回してどこにも干渉しない事を確認します。
次に全てのギヤを元に戻してニュートラルで軽く回る事、カウンターシャフトを組み換えているのでギヤの位置関係、全てのギヤにシフトできる事を念入りに念入りに念入りに確認します。
ここで手を抜いて全部組んで走って不具合に気付いてからでは遅過ぎます。笑
気が済んだら脱脂して液体ガスケットを塗ってミッションケースを結合。
この日は液体ガスケットと内部のリングギヤのネジロック剤を乾かすためにミッションオイルは入れません。
翌日、サクッとミッション装着。
オイルを入れてタイヤを付けずに念入りに空転させてテストします。
リングギヤとカウンターの位置関係が悪いと回転数に合わせてギヤが唸りますが非常に静かで良い感じです。
ここまで来たらついにタイヤを装着して実走行。
全てのギヤにシフトしながらとりあえず作動確認。
問題なさそうなので高速の合流で加速テスト!
速い!!思ってたよりもずっと速い。
シフト操作も忙しい。笑
さ、今のエンジンは春頃には降ろす予定なので温かくなる前に美浜46秒、鈴鹿ツインフルコース1分7秒台へ…
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エンジンがたのしみです^^
少しパワーアップ予定です。