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ジーンズリペア&リメイク工房 hands-on 日記(旧ブログ)

デニムの産地、岡山から発信するジーンズ日記(2010年12月~2016年1月)

リーバイス501XX-501(ダブルネーム?) オリジナルビンテージ

2012年10月30日 | ジーンズリペア モモ、ヒップ

こんにちはジーンズリペア&リメイクのhands-onです。


連日のブログ更新頑張っております。

お客様のメール返信がまたもや

遅れ気味になっていて

申し訳ございません。

明日で法事が全て終わります、、、



今回紹介するのは























リーバイス501 フロントVステッチ有り

隠しリベット無し







ビッグE

Vの文字が左右均等の幅

これは1966年以前のディテールらしい?


ということは

最終XXモデル?



紙パッチが無いので推測の話ですが、、、




そして、股をチェック



小股ステッチの上にカン止めが入っています。

しかも、ステッチより上にずれて入っている(アバウトな縫い方ですね)


小股ステッチも最初は太番手+カン止めという仕様ですが、

糸や縫製の進化によりビッグEモデルの頃になると

細番手(スパン糸)+カン止めへと進化していきます。




これも雑誌で読んだ情報なのですが

小股のカン止めが入っていない、

太番手のステッチのみだと

確実にXXだそうです、、、




ということは、これはXX直後モデル?

XX表記を無くす前に

紙パッチに501XX-501と二重表示(俗に言うダブルネーム)

していた頃のモデルでしょうか?

もっと詳しいマニアさんがいるので、断言はできませんが、、、





<追加コメント>

お客様から返答を頂きました。

「購入当時はまだ紙パッチが残った状態でした!

 おっしゃる通りの501-501です。」



という訳で

501XX-501 ではなく

501-501のダブルネーム物でした。

(ダブルネームが当たって嬉しいです)






うんちくを書いた後は

リペア前の紹介














以前からしてあった、ひざ下のリペア範囲が狭すぎて

その上が破れています。

これは周辺補強が必要なパターンです。









右後ろのポケットは解体リペアが必要です。











ベルトループのステッチが有りません。






ベルトループはベルトで擦れるので、裏からダメージが入ることもあります。








帯裏のチェーンステッチ部分も擦れて糸切れしやすい部分です。

ビンテージジーンズに良くあるダメージ箇所です。







では、

解体します。




それほど、ダメージは酷くなかったのですが、

これから、永年使うにあたって

きっちり補強を入れておきます。







それでは

リペア後です。









ポケットの淵をしっかりと補強しています。





















解体リペアは仕上がりが綺麗です。

ループ止めは今回は普通ミシンのマイクロピッチで止めました。

1本 +500円で 専用カン止めミシンにも出来ます。

(強度は両者とも同じです)










帯下のステッチ切れは生地同色の細いステッチで補強済みです。

(どこに入っているか分からなくなります)

この部分は糸を抜いて入れ直さない方が良い事もあります。

上糸が残っていると、退色した綿糸の雰囲気が残せます。












両膝は普通リペア+周辺補強












裏からもどうぞ





周辺補強の予定でしたが、

左足は全面補強となってしまいました、、、






こちら工賃が



ベルトループの解体リペア 1000円×3

右後ろポケットの解体リペア 2000円

左右ひざの普通リペア+周辺補強 9000円

ステッチ切れリペア 1000円

合計 15000円(別途送料)


ビンテージジーンズは見た目以上に生地が弱っています。

周辺補強をしっかり行ったリペアをしましょう!

オーダーお待ちしております。


・ご依頼の流れは以下のページで説明しております。
 ↓ 

 https://hands-on-jeans.com/nagare.html

 

・ビンテージ(アンティーク)ミシンで作った製品も販売しております。
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