こんにちはジーンズリペア&リメイクのhands-onです。
それでは前回ブログの続きです。
早速、リペア後の紹介をします。
左右太ももは全面補強済み(最後に裏からお見せします)
左ヒザ穴は標準リペア仕上げ
アウトシーム(脇)は開いていません。
左右前ポケット入口は解体リペアなので綺麗な仕上がりだと思います。
リベット際の破れも綺麗になっています。
外したリベットの再利用は出来ないので
当店の在庫する既製品に交換します。
(オリジナルと同じ打ち抜き仕様です)
スレキ(袋布)も弱くなっていたので補強リペアしています。
簡単に書いていますが、この部分のリペアは非常に難しいです。
毎回かなり時間が掛っています(大汗)
左右バックポケットの縫い直しです。
ポケット入口のステッチも縫い直しています。
糸も退色した綿糸を使っているので
ユーズド感に馴染んでいると思います。
バックヨークの補強ステッチリペアです。
(いきなりアップでスミマセン)
ここは巻き縫い仕様なので
ステッチを抜くと巻きが外れて大変な事になります。
(再構築が非常に手間)
今回はそのままの状態で目立たない補強ステッチを入れるのが
ベストだと私は思っています。
巻き縫いが外れる位の激しいステッチ切れの場合は
ステッチを全部抜いて、新たに太いステッチで縫い直す事もあります。
結局、ケースバイケースか、、、(苦笑)
センターループのリペア後です。
解体したので綺麗な仕上がりだと思います。
こちらも糸は退色した綿糸を使っています。
カンドメ(カンヌキ)も専用ミシンを使います。
左右スソです。
擦り切れて弱くなった部分はリペアしています。
縫い直しには元のアタリがずれないように気をつけています。
裏の縫い代部分も弱くなっていたので補強リペアをしています。
スソの三つ折はチェーンステッチ仕上げです。
糸も同じく、退色した綿糸を使っています。
股の擦り切れのリペア後です。
そのままリペアですが、ダメージが小さかったので
仕上がりもまあまあ綺麗です。
縫い代はどうしても潰れてしまいますが、しょうがないです。
最後に裏からどうぞ
左右太ももの弱い部分はこのように補強しています。
左右ポケット入口も弱くなっているので
このような補強をしています。
スレキ(袋布)とデニムは別々に補強しています。
解体リペアじゃないとこのように出来ません。
以上です。
こちらの工賃が
左右太もも全面補強リペアと穴の標準リペア 9000円
左右前ポケットの解体リペアと周辺補強 12000円
股のそのままリペア 3000円
左右バックポケットステッチ全入れ替え 3000円
お尻周辺のステッチを補強リペア 1000円
ベルトループ1本解体リペア 1500円
左右スソのチェーンステッチ縫い直し、補強リペア 3000円
合計 32500円(別途送料)
納品後、お客さまから喜びの声を頂きました、、、(ほっとひと安心)
ビンテージ501XXの古着はオール綿糸なので糸がたくさん目飛びしていて
身生地もクタクタで弱っている物が多いです。
太もも全体の補強リペアや
全体のステッチ補強が必要だと思います。
そうしないと日常着として穿けないと思います。
(足を通すだけで破れそうになるジーンズもどうかと思います)
工賃は掛かりますが、長く穿き続ける為には
それ相応のリペアと補強が必要だと思います。
オーダーお待ちしております。
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