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ジーンズリペア&リメイク工房 hands-on 日記(旧ブログ)

デニムの産地、岡山から発信するジーンズ日記(2010年12月~2016年1月)

リーバイス501XX 47モデル 復刻 米国製 左右前ポケットの解体リペア、スレキ(袋布)の交換、など、、、

2014年05月30日 | ジーンズリペア ポケット

こんにちはジーンズリペア&リメイクのhands-onです。


引越しに向けて、色々と準備しております。

今は仕事と平行して行なっておりますが、

少しの間、オーダーストップをする予定です。

ご理解をよろしくお願いします。




では今回紹介するのは



















結構激しく破れてしまっていますね、、、

こちら側のポケットをかなり頻繁に使われたのでは?と思います。


ここまで破れてしまうと、解体リペアでないと直りません。











スレキ(袋布)もご覧の通り、、、

入口の部分から擦り切れて破れてしまっています。


こちらも解体するので、新品のスレキに交換をします。








ではこちらのジーンズのディテールをチェックします。

趣味なんで、、、お付き合い下さい(苦笑)







リーバイス














501XX 革パッチ

復刻です。











ベルトループが極太で

センターど真ん中にセット。











当然、ビッグE







裏の刺繍無しの片面タブ











内タグの赤線部分

47501とあります。

501の1947年モデルという意味。











帯裏の内タグには

MADE IN USA

米国製です。












マニアックポイント、、、

持ち出しの先端が

切りっ放しです。


ここ再現するのか!(驚)

通称47モデルは

1947年~52年頃まで

戦後~片面タブの期間だと言われています。

(52年頃から両面タブに移行します)


持ち出しの切りっ放しは

大戦モデルで有名になったディテール。


初期の47モデルもそうなっていました。


リーバイス社は通称47モデルではなく

1947年製を意識したのでしょうね。

(企画した人のコダワリ凄いなあー)







というわけで、、、ウンチクは終わりにしまして、、、


前ポケット部分を解体します。













この状態でリペアをして、

スレキ(袋布)は新品をコピーして、

再構築します。








出来上がりがこちらです。





















解体リペアなので綺麗な仕上がりだと思います。

右前ポケットは古着デニムを移植するか悩みましたが、

今回は生成りのあて布を使いました。













前ポケットを解体すると

リベットを交換します。

既製品でなるべく近いのを選んでいます。

オリジナルと同じ打ち抜き式です。

(66やビッグEには 被せ式リベット を使います)






















新品に交換したスレキ(袋布)です。

















前ポケット入口の下側も弱っていたので

補強リペア済みです。
















両脇の裏側も見えにくいのですが、補強リペアしています。

解体リペアならではのやり方ですが、

この両脇も擦れると、生地が弱くなる部分です。














表から見ても違和感がないと思います。








以上、こちらの工賃が

左右前ポケット入口の解体リペア 6000円

左右前ポケットスレキ(袋布)交換 7000円 (右前4000円、左前3000円)

左右脇の解体補強リペア 3000円

合計16000円(別途送料)



ボロボロになった前ポケット入口も

解体リペアをすれば綺麗に直ると思います。

オーダーお待ちしております。

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