こんにちはジーンズリペア&リメイクのhands-onです。
ちょっと最近のブログネタが激しいものが
多くなってきたので、スタンダードな物を
紹介致します。
前ポケット
裏から見ると
ポケット口の破れと底の破れ
携帯電話をポケットに入れる習慣のある方は
このような破れ方をします。
底の穴は角の尖った部分の擦れ
ポケット口は出し入れを繰り返した擦れ
だと思います。
どこのブランド?
DENIME!
このラベルは初めて見ました。
デザインもレプリカ系とはちょっと違うし、
色々なモデルがあって楽しいです。
お話を戻します。
スレキ(ポケット袋布)はデニムに比べると生地が薄く
強度的に弱いです。
ちょっとした穴であればリペアで問題ないですが
穴が大きいと交換をお勧めしています。
それには理由があります。
薄手の生地に対してリペアステッチを入れると
リペア部分の強度が増して、周辺が破れてくるからです。
それを防ぐには全てにあて布をあてて、全てリペアしないといけません。
そこまでしてお金を掛けるのであれば
交換したほうが安く済みます。
スレキの交換には一つだけ問題があります。
それはリベットを交換しないといけません。
一度プレスで圧縮されたリベットの再利用は出来ません。
<2015/12/31追加事項>-----------------
今回のようなリーバイスタイプのリベット表の再利用は
かなりの高確率で出来るようになりました。
裏側は既製品の新品リベットを使います。
リベット表の再利用が成功したら、工賃を頂くようにしています。
という訳で交換します。
(前置き長くてスミマセン)
解体したスレキのコピーを取ります。
新しいスレキは私のこだわりのスレキです。
501XXオリジナルを参考にしながら
しなやかで柔らかい ながらも目が詰まった強度のあるタイプ
色々とサンプリング テストを繰り返し この生地に辿りつきました。
取り付けもこのような感じで
ジーンズを作るのと同じ工程を辿ります。
作り方を知っているので
あっという間に付いてしまいます。
実は解体する方が時間が掛かっています(汗)
出来上がりがこちら
綺麗に直ります。
ポケット口も切れて無かったので完璧だと思います。
今回は奇跡的にリベットのフタの再利用に成功しました。
フタが傷ついています。
工具を使って外すのでこれはしょうがないです。
下の足の部分は交換しています。
DENIME-HY- って刻印がある。
HYって林さんのイニシャル?
細かい所にもコダワリがありますね。
さすがです。
右前ポケットスレキ(袋布)の交換
こちら工賃が6000円(別途送料)
使えなくなったポケットも綺麗に直りますよ。
オーダーお待ちしております。
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