ビラがパズルの人(東田大志)オフィシャルブログ

ビラがパズルの人ことチェバが、日常という名のパズルを解き明かす!?

教えるはずの日本語を教わる

2009年06月19日 17時04分57秒 | 雑記
最近、台湾出身の留学生が研究生として入ってきたので、ほぼ週一ペースでチェバが日本語を教えることになっています。
とは言っても、彼女が間違えるのはせいぜい助詞の使い方ぐらいなもので、しかも間違っていたとしても、その理由をチェバ自身がうまく説明できないという体たらく。

あぁ日本語って難しいわ、と毎週思い知らされるばかり。
いやそれどころか、先日は日本語を逆に教わってしまったのでした。
きっかけとなったのは、次の微妙に変な文章でした。

「勉強をしなくて、テレビを見る」

留学生の子が書いたこの文章、ちょっとだけ変だと思いませんか?
とにもかくにも、次のように書くのがふつうかな、とチェバは思ったのです。

「勉強をしないで、テレビを見る」

まぁ一応直し方は分かったのですが、ここでチェバは悩んでしまいます。
一体どうして、「しなくて」だとおかしくて、「しないで」だとOKなのか。


……とここで、その留学生の子がこんなことを言ったのです。

「これ、否定中止法だよ」

◆◆◆◆◆◆◆◆

なんでもこれは、日本語を外国人が勉強する時、初級文法で習う事柄なのだそうですが。

否定+否定の時は、
「○○しなくて、○○しない」
となり、

否定+肯定の時は、
「○○しないで、○○する」
となるんだそうです。


ふーん、言われてみればそうなんだけど、こんなこと考えたこともなかったなぁ。
留学生の方が、日本語の文法をきちんと分かっているものなのかもしれませんね。

日本人ももっと英語をしないで国語をする方がいいのかもしれません。

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