須磨観光ハウス~花月と猫の物語

1937年(昭和12年)に神戸市迎賓館として誕生した須磨観光ハウス「花月」と猫ちゃんたちを応援するブログです。

珍しきもの~「洋梨大福」に「シャム系猫」、そして「素ロープウェイ」

2021-02-09 00:14:33 | 猫の物語
さてさて、緊急事態宣言延長。またお客様、来ないな~。

とはいえ、時々お客さんはいらっしゃいます。そのお客様達は、マネちゃんや若女将の行き届いたおもてなし、レストランから眺める木々や大海原の景色、静かで心地よいクラッシックの音色と美味しい料理、家族やごく親しいご友人との団らんやくつろぎの時間など、ものすご~~く!!!贅沢されています。
贅沢な時間と空間が楽しめますので、私も家族も食事に行くのが楽しみです。猫好きの方も、猫が苦手な方も(猫は館内には入りません)、おくつろぎいただけますよ。





さて、めったに見ない、珍しきもの。

1 料理長お手製の和洋菓子
料理長は研究熱心です。お菓子ではプリンやゼリー、水羊羹などの「流しもの」が得意な方ですが、ついに「和洋菓子」登場!しかし、もう二度と作らない宣言をなさいましたので(多分、とても手間がかかり大変)、これは幻の和洋菓子となるでしょう。



洋梨大福なのですが、生クリームも使われていますので、いわゆる「イチゴ大福」とは食感が全く違います。中は洋菓子、外は和菓子の不思議な感触です。紅白のひもを使ってきれいに切っていただきます。ひもを使った遊び心は料理長が「何かの番組?で観た」切り方だそうですが、自分でひと手間をかけてからいただく・・・やはり楽しい~。




2 シャム系猫・パンちゃん
パンちゃんは黒猫ジジが産んだ子です。「花ちゃん」で既にご承知のように、真っ黒なジジは時々面白い色の子供を産みます。黒猫の遺伝子には種々の可能性があるのでしょうか?興味深いですね。



パンちゃんはシャム猫のようです。マネちゃんはシャム猫と言ってますが、王族にも愛されてきた歴史ある真のサイアミーズを知っている私、タイ好きの私には、そんなこと言えません。「シャム系猫」とでも言っておきましょう。しかし、パンちゃんはシャム猫(サイアミーズ)の特徴の一つでもある「青い目」を持っています。花月猫ちゃん達には青い目の子はいませんので、何とも不思議・・・。鳴き声も可愛いです。




3 ロープウェイ工事
3月中旬まで須磨浦山上遊園とロープウェイが営業休止です。この期間ロープウェイの改修工事が進んでいます。レストラン「花月」や、須磨観光ハウスの「牡丹の間」からは、ロープウェイが間近に見えます。



マネちゃんのお祖父様が出資・架橋した「叶橋」上空での作業の様子。ハンガー部分に直接人が乗ってる???高所恐怖症の人なら泣くと思います。私はやってみたいけど(笑)






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花月のお料理(51)~松風ランチコース・節分風升会席

2021-02-07 13:25:17 | 花月のお料理
2月3日は節分、日本の暦では、この日で正式に一年が替わるそうです。
今年は巻き寿司の丸かぶり、やりましたか?南南東だったかな?コンパスをもってしても、これが意外と難しいんですね。家の方向もありますし、部屋の向きもありますから・・・ま、間違っていても我流でもいいか、気持ちは鬼は外、福は内です。コロナという鬼が世界から出ていってくれたらいいですね。

さて先日、昼間に予約して、サクッと松風ランチコースをいただきました。ブログに掲載されるのを見越してか、料理長が手の込んだ盛りつけを、特別にしてくださいました。お料理の内容は松風ランチコースですが、節分風のしつらえです。



まず器、節分の豆まきをイメージして一升ますを使ってくださいました。この升は料理長自前の器です。白生地の木目には温もりと清涼感がありますね。日本料理で升を使うのは、お祝い事などに多いようですが、季節感も感じる節分の時期には、こんな使い方も嬉しいものです。

三色団子には百合根をつかっています。赤いお団子には梅肉を少し混ぜて、緑のお団子にはお抹茶を少し混ぜて・・・おいしい。。。小さいお料理まで自然の食材です。

お造りの大根は白梅風です。透明感があって可愛いですね。



そしてタケノコとわかめの煮物。器を見てください!若タケノコが地中から頭を出したところのようです。お麩は梅、柊も飾ってあります。季節感が気持ちいいですね。



和食は高い!手が出ない!という方も多いと思います。しかし、高いとは何か?ともよく思います。少し外国暮らしをしたので、ものの価値、料金のあり方・・・高い安いは最終的には自分の心が決めるのだとよく分かりました。
花月は場所柄、人混みも三密もありません。休日にぶらっと「味と心の贅沢」をしにお越しくださいね。

会席料理とは料理人のおもてなしの心や愛情が形になったもの。料理人の心と精神に共感しながら、料理を美味しくいただく、味覚だけでない贅沢さが味わえる時間を過ごしてみると、心身共にリラックスしますよ。

密かな感想ですが、料理長は可愛い形や可愛いものがけっこうお好きです。升会席はそんな料理長のセンスが発揮されたしつらえでした。猫ちゃん達も料理長のことをよく分かっていて、こっそりと料理長に懐いています。花月猫ちゃん達、特に東エリアの子達が料理長を見上げる目は甘えているように優しいです。



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