♫雨上がりの櫻の園
散るために咲くから綺麗なの?♫
松田聖子の隠れた名曲「櫻の園」
数々のヒット曲を飛ばし続けた松本隆さんと袂を分かっていた数年間…
「いつかまた、聖子さんに歌ってもらう為に…」と、暖め続けたこの櫻の園。
まさに今日のような天気をイメージしたのか?
この季節になると、脳内リフレインする。
人の想い出と言うのは、その当時の曲で浮かび上がり、映像さえも写し出される。
人の心とは、胸の辺りを押さえると、心臓の鼓動が響き渡り、それを「心」と表すのだが、本来は頭の中…脳の中にあるとされている。
なぜ人は桜に吸い寄せられるように、この季節を感じるのか?
こんな説がある。
昔々そのまた昔…
故人を忘れない為に、桜の木の名の下遺体を埋め、桜が咲く頃に故人を思い出し、桜の下に集まり故人を偲んで宴を開く。その名残が「花見」となったという。
桜には不思議な力があり、一つ一つは白い花びらなのだが、隣の花びらと重なる事で淡いピンクに染まるのだ。
そして日本人にだけ香る桜の花の香りは、人々を桜に引き寄せる…
「櫻の園」を描き下ろした松本隆さんに、離れていた松田聖子が引き寄せられたのか?
幻想は膨らむばかりだ。
松本隆が描く松田聖子の世界に、どれ程の日本人が引き寄せられているのか?
想像は尽きそうもない…
櫻の園に描かれた「散る為に咲くから綺麗」は、櫻の花の儚さと、華麗さをいとも容易く書き留めている。
*前半部の「櫻の園」をクリックし、youtubeをご覧下さい。
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