赤い団旗と赤い花

突然掛かってきた電話で聞かされた最悪の情報。
こんな情報なら聞きたくなかった。
今でも信じられない便りは、土曜日にこの目で確認しないと信じられない事実。
送られて来たFAXには、シッカリと「故」と記されていたが、それでもまだ信じない…
信じたくない。
信じれない。
ジッとしてたら思い出す。
だから思い出す暇さえ与えず、頭と体を動かし続ける。
今は思い出せば涙が溢れるけど、ヒトはある程度の時間が経てばきっと、辛いコトも忘れて行くのだろう…
その事実は寂しいコトではあるが、それは前を向いて歩いて行く為には必要なコト。だと理解しながら一歩踏み出す。

こんな写真が出て来た。



真っ赤な団旗の前に並ぶ笑顔が懐かしい。
もう二度と戻ることのないあの日…

思い出さないようにと体を動かしながら、思い出しながら花を生けた。