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花屋ジャーナリスト 「美空ひばりが変えた葬儀の花」

2016-04-10 20:31:05 | Weblog
おかげさまで、前回の「松本隆が変えた花業界」が大好評で、松本隆さんからTwitterでフォローまでされた。
尊敬する松本隆さんからのフォローは、何よりの励みになります。
そして2匹目のドジョウを狙うぞ!と鼻息も荒く書き殴りたいところですが…
ドジョウではなく「お嬢」のお話しを。

1989年にこの世を去った歌謡界の女王、お嬢こと美空ひばりさん。
52歳という若さでこの世を惜しまれて去った。
花屋をしながら、葬儀の花も取り扱っていたからか?芸能人の葬儀がTVで放送されると、ついつい祭壇の花に目が行ってしまう。
美空ひばりさんの葬儀の時も、どんな花が使われているか?気になってTVに釘付けになった事を思い出す。
藤色を愛したひばりさんを囲んだ花は紫のカトレアやバンダという蘭であったり、とにかく紫を基調とした祭壇であった。
これまでは白の菊中心だった葬儀の花が、ひばりさんの葬儀以降、生前好きだった花を祭壇に使う事が大流行した事を思い出す。
美空ひばりさんの死によって、葬儀業界の考え方が大きく変わり、葬儀業界と言うよりも、葬儀全般に関して考え方をガラリと変えたと言っても過言ではない。
そのおかげで、一般の方々認識も大きく変わり、葬儀ではタブーとされて来た薔薇なども使われる様になった。
形式に囚われず、残された親族の見栄で済ませるの時代は終わりを告げた。故人の遺志を継ぐ事で形は大きく変わって行く。
少なくても、歌謡界の女王の死によって、葬儀業界が大きく変わった事は言うまでもない。
歌の世界だけでなく、花業界と言うよりも…
葬儀業界を大きく変えた偉大なる人物は、誰よりも華があり、美しい歌声が今もなお語り継がれている。



写真は23回忌のもの

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