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花師のここだけの話し

花師がお届けする熱い想い。気ままに気まぐれに、ぼちぼち更新。ええ塩梅でお届けします。

最初からクライマックス

2007-04-16 17:43:21 | Weblog
仮面ライダー電王がおもしろい!

ここだけの話しでも再三に渡り、仮面ライダーやウルトラマンを語ってきておりますが、今回の仮面ライダーは、予想を遙かに越えた面白さ!
時をさ迷う怪人「イマジン」が、間違った解釈で人間の願いを叶えて、時の運行を変える。
願いを叶えた代償は「過去」。
それを阻止すべく、仮面ライダー電王が登場!するってことなんですが・・・
今までのように変身メルトで変身するのではなく、同じイマジンが主人公のリョウタロウに乗り移って戦うと言う設定。

イマジンはその人間のイメージで創り上げられるために、物体のないイマジンは様々なもの。
リョウタロウがイメージするのは、赤いイマジン「モモタロス」。
キメ台詞は「最初からクライマックスだぜ」。
基本フォームの電王。
青いイマジンは「ウラタロス」軟派な女ったらしで、「ぼくに釣られてみない?」がお決まり。
そして大阪弁を話す黄色のイマジン「キンタロス」。
「ワイの強さにお前が泣いた。涙はこれで拭いとけ」がキメ台詞。
もうお分かりでしょう!
モモタロスは「桃太郎」ウラタロスは「浦島太郎」キンタロスは「金太郎」と、昔話を絡めながら、日曜朝8時を大暴れ!

主人公がひ弱で、運の無い、からっきしダメなライダーは、ライダー史上初めての軟弱ヒーロー!
その軟弱をフォローしつつ、成長していく設定が、新しさを生み出している。

それにしても・・・仮面ライダーも変わった。
バイクに跨って登場するから「仮面ライダー」も、今の時代は電車に乗る。
変身ベルトもICカードを読み込ますかのように、大阪では「ICOKA」。
東京では「SUIKA」となる読み込み式。
仮面ライダーはこの先何処に行ってしまうのか?

それにしても面白い!
ただただ悪の組織を倒すのではなく、何かを訴えかけるようなシナリオ。
子供達よりも、大人向けの設定が泣かせてくれます。
武器が多いのはちょっと抵抗があるものの、おもちゃ会社とのタイアップの為、それは仕方が無い事として、おおいに楽しめる仮面ライダー。

平成ライダーになってから、欠かさず観ているんですが・・・
今回は油断してたせいもあって、すっぽりはめられた感がある面白さです。
「仮面ライダーやろ?」なんて、高をくくっておらずに、1度観てください。
たかが仮面ライダー、されど仮面ライダーです。

大人になるにつれ、子供の心を仕舞い込んでしまう。
それは正しい事なのかもしれませんが、本当にそれでいいんでしょうか?
温めた牛乳の表面の膜だけを見るのではなく、その奥にある何かを見て欲しい。
その為には踏み出さないといけない。
子供の世界に大人が踏み込んでこそ、何かが見えてくるんやないでしょうか?

逆に・・・子供が大人の世界を覗くの大事な事。
でも、決してこれはしてはいけないし、させてはいけない。
子供が大人の世界の住人になることは・・・
大人の世界に子供が入ってくると、ある程度のことは許される。
許されると子供は思います。これが当たり前やと。
それはぜんぜん違うんです。大人の世界で通用する事は、子供の世界では通用しない。
子供は子供を受け止めれない。
よしんば受け止めれても、それはあくまでも軽いエリアでのことです。
子供は子供の世界の住人でいなくてはならない。

わがままは、わがままを聞いて上げるからこそ、聞いてもらえるものであって、何もしないのにわがままは通りません。
その事を子供達は理解できない。
「今までよかったのに・・・」そう思わせてしまっては、それは大人の責任です。
子供は子供の世界で暮らす。
大人は大人の世界で暮らしながら、子供の世界を覗き見する。
そのええ加減が、仮面ライダーが手っ取り早いんやないでしょうか?

子供をええように放置させてはダメなんです。
歴史の浅い子供には、しっかりと大人が道を記してあげないと、時の運行の妨げになります。

大人は少々理不尽でもいい。

「おれの強さにお前が泣いた。涙はこれで拭いとけ」

子供は黙って大人を見ろ!
だから大人は、しっかりと生きろ!

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