山に魅せられて

山に魅せられ数十年のシニア女子。
日本百名山達成は通過点、今日も山へまいります。
一押し記事は、雲の平、高天ヶ原。

金袋山・人形山・一石山  ミズナラの巨木(奥多摩)

2016-12-19 | 奥多摩
一石山神社からウトウの頭までを往復しましたので、
写真を変更し、現在の様子が分かるようにしました。




訂正記事
2016年5月29日 一石山神社…ミズナラの巨樹…金袋山…篶坂(すずさか)ノ丸…ウトウの頭(往復)


山行日:2011年4月29日、投稿日:2011年6月20日の記事を訂正。

謹んで訂正 を、させていただきました
・2016年05月29日
現在の登山口は、一石山神社のみとなっています。
本ブログの登山口は、使えません。

ミズナラの巨木は、上部が折れてしまい、本ブログのようなイメージではありません。

金袋山及びウトウノ頭までは、平面的に広く間伐が行われ、ブログのようなイメージではなく、うっかりすると”金袋山”の標識でさえ見落としてしまいそうです。
また、全般的に道案内はないといってよいでしょう。
赤テープのあるところもありますが、まったく初めての入山者にとっては、展望の開けない樹林帯のため周辺をイメージしにくく、「とっても親切」とは言えないと思います。

ウトウノ頭までは、山の名前が表示されていたことを確認しています。
ただ、帰り道では50mほど通り過ぎてしまい、もう一度戻って確認をしたところもありました。

・2016年10月22日
樹林帯なので、早く日暮れる頃は早めの下山を。落ち葉が積もり、道の判別が一層難しくなります。懐中電灯は必携。
磁石、地図、GPSも、ご持参くださいませ。







ミズナラの巨木のあるところは、まるで、アニメの世界に入り込んだような、不思議な雰囲気がありました。
木の円(ウッドサークル)が出来ているところ、あの円の中に、ミズナラの巨木があります。


樹木図鑑(ミズナラ)
金袋山のミズナラ
巨樹・巨木林の定義
第6回自然環境保全基礎調査「巨樹・巨木林フォローアップ調査」について
全国最大級の巨木


・・・・・。
写真では、「登るに簡単。」そうに見えますが、初心者向きの山ではありません。
山肌のトラバースなど、危険な箇所もあり、金袋山から先は、道迷いの危険もあるそうですから、
経験者と同行されることを、お勧めします。。。

ちなみに、山行当日、奥多摩のビジターセンターを訪ねましたら、
「ここは登山道ではないので、自然のままで手入れをしていない。」
「道に迷う方もいる」ので、「(道について)お話しすることは、できません」とのことでした。



♪ コースと周辺の山々を含む俯瞰図です。
6/4~5にかけて雲取山~酉谷山~三ツドッケを歩いたので、長沢背稜を入れて見ました。
長沢背稜は、東京都と埼玉県を分ける、長い稜線です。
表示は、概略です。



俯瞰図には、金袋山~タワ尾根ノ頭までの登山道が表示されていませんが、
現在、確かな登山道が見つかっておらず、道なき道を探しているようです。
ウトウノ頭までは、道がはっきりしていると、聴いてはいますが、行ったことがありません。

6月5日。タワ尾根ノ頭では、タワ尾根に向かって踏み跡が見受けられ、
「ここは登山道ではありません」と書かれた縦10cm×横20cmほどの手製の標示板がありまして、
長沢背稜側からも、道の探索が行われていることがうかがえました。


標示板は、一般の登山者が間違って入り込まないようにと、関係者が標示したものと思われます。
なお、山岳地図(昭文社発行)には、すず坂ノ丸まで、破線表示されていますが、
地図に表示されるようになったのは、かなり、最近のことです。

登山メモ




♪ 順を追って
こちらの登山口は、現在使えません。
少し手前の一石山神社からになります、階段を上ってすぐ左側の社務所の横を上がります


①鍾乳洞バス停から、10分ほど歩くと左手に、木の階段が見えてきました。ここが登山口。
初めから見上げるほどの急登で、ぐいぐいと高度をかせぎます。


②ここまで15分ですが、下をのぞけば、あまりの高さに息をのみ、
「道を踏み外したら、止まらないかもしれない」と、気合を入れ直しました。


③急登を過ぎて、斜度が幾分緩やかになりました。
天気予報が外れて、ちっとも晴れないこの日でしたが、一度だけ明るい光が差し込んで、苔は緑を増し、若葉は輝きました。


④T字路になり、右に曲がりました。周回コースですから、帰りは、左側から合流します。

⑤「ミズナラの巨木」に到着。
年老いた彼(?)は、そっと振り向き言いました。「何方じゃな」。


落ち葉サクサク踏みしめ近づいて、「こんにちは。○○です。あなたにお会いしたくてまいりました」

と、思わず擬人化したくなる風貌です。

足元の立札によると、東京都水道局水源管理事務所と巨樹の会さんが、管理されているようです。


近くの落ち葉の下から、エイザンスミレが顔を出していました。
落ち葉をよけて見ると、小さいですが、しっかりと咲いています。

気をつけて見ると、あちこちに咲いていました。まだ蕾の固い株がほとんどですから、
これからどんどん咲き始めるのでしょう。
ミズナラの巨木の周りはエイザンスミレの宝庫?なのでしょうか、そう思ったら、
((o(*^^*)o))わくわくしてきました。

ウッドサークルのあるこの広場(?)の右側からタワ尾根に上がって、人形山を通り過ぎ、
⑥金袋山頂きです。頂上と言うよりは、先へと続く稜線の一部のような感じがしました。


石尾根が見えます。何時もは南側から見ていることを忘れ、山々を、しばし同定できずに「あれれ??」
一つ一つ見れば、どこかで見たことのある山の連なり。そうでした、今日は、北側から見ているのでした。(^^;


⑦木の肌の模様の美しい、こちらはブナの木。
落葉樹の多い、このコースは、紅葉した秋には、極めて美しいことでしょう。


植物図鑑(ブナ)

⑧少し前から、雨がポツリポツリと顔に当たりますから、とりあえずミズナラの巨木まで、
今、登ってきたタワ尾根を引き返しました。


ミズナラの巨木近くで、昼食済ませ、下山を開始。
間もなく、右側に、おへそ――
⑨ポッコリおへそが、可愛いーー


⑩緩やかな斜面を下って、一石山。その少し先の、日原へと書かれた分岐を左へ。


⑪ここからは、T字路の合流地点まで山肌のトラバース。
気持ちの良い小道ですが、足もとから目を離すと危険。かなりな斜度があります。
崩れ気味のところもありますし、落ち葉で道の端っこが見えにくいところもありますので、踏み抜きには注意です。


再び、T字路に、朝とは反対側から合流。
木々の間から、小川谷林道が見えてくると、間もなく朝。登ってきた登山口です。

小川谷林道を、左に梵天岩(小さな塔のような岩)、右に燕岩(壁のような高い岩)を眺めながら、鍾乳洞方面に戻ります。


その途中に観た、この花、この木は、何でしょうか、教えていただけたら、嬉しいです。



しばらく眺めておりました。


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14 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (めろん)
2011-06-20 09:06:11
おはようございます。
巨樹のミズナラ、秋に会いに行きました。
また今の時期もいいですね。
人形山も金袋山もうっかりすると通りすぎてしまいそうですよね。
来月行ってみようかと思います。
暑いかな^^;
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楽しい山ですが.. (地理佐渡..)
2011-06-20 20:22:17
こんばんは。

木立に覆われた登山道を歩きながらも、
標高はずいぶんあるのですね。確かに
途中見させていただいた登山道はきつい
風景ですし、また曖昧なルートもありそ
うですから、初心者には単独行は危険な
感じがしました。
それにしましても、林床に咲くエイザン
スミレの存在は疲れを癒してくれますね。

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Unknown (nakamura)
2011-06-20 23:04:34
こんばんは。

ミズナラの巨木、すばらしいですね~。
良く残っていました・・・。
なお、最後の樹木はアップがないと分かりません・・・あっても駄目か?梅雨の夜・・・。
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木のおもしろさ (チーママ)
2011-06-21 05:23:13
知られた木なんですね
長年の重み、少しずつ形を変えてきたのでしょう。ホント人のようで
木で丸く囲まれているっていうのも
ちゃんと守っている人がいるんですね。
中の方の木々は、雪も残っていないのにまだ冬~って感じで葉がついてない?
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Unknown (kaibonkaibon)
2011-06-22 19:43:01
「ミズナラの巨木」、初めて見ました。
大トナカイが振り向きながらしゃべっているみたい。
周りはまだ早春のような感じですね~。

楽しませていただきました~~~。
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Unknown (めろんさま)
2011-06-23 06:49:23
めろんさん、奥多摩の夏は暑いかもね。
私は、めろんさんのいらした紅葉の秋に行ってみたいです。

ブログ投稿のことだけど、5月山行分が全く手つかずですが、
次は6月分にします。
雲取山は2日間で長編になるので、その次の日向山を先行投稿するも、
編集準備は、並行してゆくことにしました。

早いもので、今年の市民ハイクのPR原稿締め切りが、目前です。
何時も追われている感じ。
1年間がとても短くて焦ってしまいます。
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Unknown (地理佐渡..さま)
2011-06-23 07:08:33
東日本大震災の余震がたびたびある頃で、
大きな揺れのこないことを内心願いつつ、
登っていました。

事実、山の中では、この震災で崩れたのではないかと思われる個所もありましたし、
登山口に至る小川谷林道は、その手前の日原の鍾乳洞付近から通行止めになっていたところを、
ガードをよけて入り込んだのです(^^;

ビジターセンターでは、山に関する多くの情報を持っているので、
よく利用させていただくのですが、道を教えていただけないことが、
たまにあるのです。
今回も、「登山道になっていないのに、最近、登山地図に書き込まれて・・。」と、戸惑っていらっしゃるようでした。

そのようなところだからこそ、樹木が自然のままに永らえ、
巨木になったのかしら?
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Unknown (nakamuraさま)
2011-06-23 07:32:08
「先頭が度々立ち止まっては、悪い」ので、限られたものになりましたが、
巨木、樹形の楽しい樹木が、まだまだありました。

その最たるものが『金袋山のミズナラ』なのです。
金袋山にあるのではないのに『金袋山のミズナラ』とは、なぜ? は、ともかくといたしまして、
このミズナラの巨木は、樹形の楽しさと、在る場所がぬきんでて良いのです。
これまで登山地図に道は書き込まれていませんでしたから、
人の入らないことが良かったのでしょう。

自然遺産の白神、屋久島にも似た雰囲気も、規模は比較にもなりませんが、
ほんの僅かありまして、また行ってみたいです。

最後の写真について、ありがとうございます。
アップ写真がブレちゃって・・。
また撮ってきた時には、お願いします。
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Unknown (チーママさま)
2011-06-23 07:56:54
東京都水道局水源管理事務所と巨樹の会による、ウッドサークルで守られています。

今にも、倒れそうで、よく生きながらえたと感心します。
根っこが、バランスをとっているのでしょうね。

後ろ姿は、背中を丸めたお年寄りのよう。
口元(!)は、唄っているような、会話しているような
なんとも言えない気分になりましたよ。

東日本大震災の余震が、まだこちらにもある頃の入山でして、
下は春まっさかりでも、山はまだ早春でした。

私の年間登山数に対して、ブログに投稿できるのは半分にも遠く及ばない数です。
今年は、もっと投稿数をあげたいとしてきましたが、
もう、春バージョンは限界、夏バージョンに切り替え時だわね。
と言うことで、また、多くの未投稿素材を残すことになります。

編集方法を変更することで、投稿数を増やすことも可能ですが、
現在は、今の私が山記事に求めるならば、を、テーマに編集しています。
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Unknown (めろん)
2011-06-23 11:20:29
こんにちは
市民ハイク、今年はどこのお山かな~
行く気マンマンです\(^o^)/
楽しみにしております。
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