夏の草木生い茂る急登の尾根道を行くと、前方にあじさいの花(*´∇`*)
まだ、蕾でしょうか。
(ヌカザス尾根にて)
奥多摩湖の周囲の山々は、いずれも急峻な登りからはじまります。
小河内ダムの建設によって、小河内村(現・奥多摩町)は湖底に沈み、
もともと山の上の方であったところに、道ができたからでしょうか?
ヌカザス尾根の登山道も、例外ではありません。
まだ、蕾でしょうか。
(ヌカザス尾根にて)
奥多摩湖の周囲の山々は、いずれも急峻な登りからはじまります。
小河内ダムの建設によって、小河内村(現・奥多摩町)は湖底に沈み、
もともと山の上の方であったところに、道ができたからでしょうか?
ヌカザス尾根の登山道も、例外ではありません。
登山日、歩いたルート、断面図などは基本事項として、その1に載せました。
ルートの俯瞰図のみ、その2(このブログ)にも載せてみました。
ルートの色は、赤色ほど急登。青色ほど急な下りです。
ルートのオレンジ色は、GPSによる現在地確認が遅れ、記録されなかったので
自分で書き込みました。
1.登山口からイヨ山へ
9:12 急な階段を上り南の方角に向きを変え、もうそこから尾根道がはじまります。
登山口から初めての標識に(´▽`) ホッ
間違いなく進んできたけれど、それでも標識があると安心します。
9:30 右側の白い建物は、大寺山の仏舎利塔ですね。
この道いいな~V(○⌒∇⌒○) ルンルンと、進んできたら…
夏草生い茂り、あれれ、道はどこ?なところもありました。
9:57 やがて、尾根は狭くなり、ブナの根っこ道。
仰げば、青葉の美しく‥
おっとっと、足元注意の根っこ道。そうして進んだその先の‥
10:02~14 尾根道が少し広がったところにイヨ山の標識が。先ずは最初のチェックポイント到着。
ここで水分補給している間に、まず、トレランのお兄さんが走り抜け、
次に、まるで登山ガイドさんのように日に焼け、背が高く手足の長いかっこよい中年女性が、二言三言、言葉を交わし、
地図を片手にイヨ山を下って、直ぐに姿が見えなくなりました。
趣くままに山を楽しみ過ぎて、自分のペースを自覚していないこともあるワタクシ。
ここまでの到着予定時刻を30分もオーバーしていました(;´▽`A``。
イヨ山までは(ここまでは)一気に登り、
これからはアップと少しの弛みを繰り返しつつ標高をあげてゆく。
次のチェックポイントはヌカザス山。気合を静かに入れ直し、再びのスタートです。
2.ヌカザス山→オツネの泣き坂→入小沢ノ峰→鶴峠分岐
イヨ山を下って、すぐに急登。
展望のない尾根道ですが、ブナがいい感じ~
そうして、岩と木の根っこ道が続きます。
さらに急登・・そうして
11:05 ヌカザス山(1175m)着
こちらは漢字の標識、糠に指で糠指山(^^)
ヌカザス山は、三叉路。右からムロクボ尾根を合わせ、三頭山へは、そのまま直進。
ヌカザス山からアップダウンを繰り返して300m。これから向かうあの峰がツネ泣坂
オツネの泣坂は…
滑りやすい急坂でトラロープが所々に張ってありますが、
使わなくても大丈夫なところも多いです。
想い起せば、昔は、もっと急坂だったけど…
ブナの緑が素敵、秋の紅葉も、美しいでしょうね~
そうして、オツネの泣坂を登りつめ…
11:42 入小沢ノ峰(いりおざわのみね・標高1302m)に到着。
入小沢ノ峰は、これまでのピークと比べ広いのですが、展望は同じく開けません。
入小沢ノ峰を下ってすぐに、この標識。この分岐。
初めて御堂峠の名が出てきました。 この作業道は山地図の破線の道らしい。
さらに登って行きますと、尾根は広がり、登るほどに霧ってきました。
倒木も増え、こうなると一人旅のワタクシは、必要以上に?ルート確認に時間をかけてしまいます。
一番気になるのは、道を塞いでいる木が、単なる倒木なのか、進むことを止めているのか、どっちだろう? って、こと。
山カン判断で間違いないことが殆んどですが、尾根道が広がってくると
外に道があるかもと気になります。
で、この倒木は
倒木またいで、さらにすすんだら、左奥の木にピンクリボンがあった!
テープを全面的に信じてはいけないと聞いてはいますが、この道は、OK。
あれは、単なる倒木であり、道を止めているふうでもないなと近づくと…
倒木の間にピンクリボンがありました。直進OKの標です。
きめ細やかな案内に(^人^)感謝♪
そうして登って行きますと
12:03 鶴峠分岐に到着
三頭山のもう一つの登山口/鶴峠(中央本線上野原駅からバス)への分岐です。
鶴峠から三頭山のコースも、変化に富んで楽しめます。
上の二つの標識を下に拡大。 御堂峠の名が、ここにもあります。
御堂峠は、三頭山の中央峰と西峰の間の峠。
西峰に登る階段の右側に、ヌカザス尾根に向かう道があります。
標識拡大
なぜこのように御堂峠にこだわるのかと申しますと、今回、御堂峠を経由せず
三頭山西峰に直登したのです。
そのような道があることを知ったのは、今年の春の事でした。
詳しくは、三頭山 その3 「ドラム缶橋」渡って ~三頭山~槇寄山~数馬バス停留所(最終回)で。o(*^▽^*)o~♪
ヌカサス山? オツネの泣坂?
面白い名前のあるところですね
オツネの泣坂には悲しい物語が隠されていたのですね
この急な坂から 村が見え その村を見ながら泣いたといわれるオツネの泣き声が聞こえそうな感じのところですが…
昔は、もっと急だったと…
どれだけ急な坂があるのでしょう…
山らしい山道 拝読させていただきながら ワクワクしています
第3弾…楽しみにしています♪
このルートをお独りで歩いているんですよね・・・!?
ベテランとはいえ、私、素人から見ると直ぐにでも道に迷いそうです・・
”その3”で道に迷った・・・なんて書かないで下さいね~~
(ハラハラドキドキ~)
お1人で歩かれるですから「こんなの
朝飯前よ」と言われそうです。
いつかお会いしたいですね。
迷うことはありません。
しかし、ガスって見通しが悪くなったり、尾根幅が広がると
道に迷いやすくなります。
行き先、方向を示す標識もいろいろな表現がされていて、
「玉川??」ドッチ方向にあったっけなんて、
頭をひねることもありました。
小菅村の方をよく知らないからね。
こっちこっち、なんて気楽に行けない性質でして、
一応確認し分かってからでないと、動きません。
10年以上前にはよく歩いたとはいえ、当時は下り専門でしたから、
今回は初めての登り。まるで未体験ゾーンでした。
それだけに、面白かったです。
オツネの泣坂では「あっ、ここだっ」って思いだしましたよ。
檜原都民の森、奥多摩周遊道路ができてから
認知度が上がったような気がします。
標高が1600m弱あるので、2000mちょっと越えの雲取山とともに家からの交通アクセスがよいので、
+(ぷらす)やはり2000m越えの大菩薩嶺も加えて
高い山に登る前のトレーニング山として
年に数回登っています。
イヨ山で通り過ぎて行った
トレランのお兄さん、中年の女性の2人。
頂上近くで、奥多摩駅から同じバスで、
同じ小河内神社で下車したご夫婦に、追いつきました。
山頂で昼食後、数馬に下山したのは私だけ。
つまり、下山はずっと一人旅でした。
静かな山旅になるところを、
熊やイノシシなどに出くわさないように、カウベル二つ、鈴一つを
がんがん鳴らしながら歩きました。
ガスの時って熊さん出てくるらしいのです(^^)
ここに、人々の生活があったのですよね。
そこで、糠指山(ヌカザスヤマ)とか、オツネの泣坂ですとか、
親しみやすい名前が付いたのかな~なんて思ってみたりします。
ここは、都民の森ではないので、都民の森ほどは整備されていないのです。
山道らしい山道で、楽しめますo(*^▽^*)o~♪
オツネの泣坂は、夫と歩いた数少ない道なので、
今でも、よく覚えているのです。
凄く急でね、ロープが腰の高さにずーっと張ってありました。
「ここを下るのか!!」って、言った夫の言葉を思い出します。≧(´▽`)≦アハハハ
50年前(!)には、戦争のためでしょうか、山々の木々が伐採され、嶺も、山道も見通しが良かったように思います。
あそこまで行けば素晴らしい景色が広がる、あそこでは下の町や村が見える、そんな楽しみがありました。
しかし、雑木もどんどん生長し、ほとんどなにも見えない中を進むことが多くなりました。
自然豊かと考えればいいのでしょうね。
ここ数年前から庭の木々の成長も早くなりました。
花に至っては、曼珠沙華の葉が枯れずに
春にも少し咲いたり、水仙も秋に少し咲き
春にも咲くのです。
草取りできないままに、気が付けば膝丈までに、
なっていたり、本当に困ってしまいます。
これも、地球温暖化による影響でしょうか。