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花男の物置部屋 引っ越して3箇所目

備忘録的に食ったもん、読んだもん、聴いたもん等を書いてます。

「ブルー・ゴールド」 真保 裕一

2010-11-28 17:09:00 | 活字もすっげえたまには読むぞ


一流商社勤めだった薮内は・・・とある事件のとばっちりで、社外=小さな商社「ゴールド・コンサルティング」へ左遷・・・で会社辞めちまえと部長殴ってみたら局長に呼ばれ「早とちりだな・・・表向きは左遷だが、優秀だからスパイとして送り込むんだよ!!」ってどゆことですか?んで言った先にはまたとんでもない社長が居て・・・ただものすごいやり手だ。そんな中もまれて水がらみの大商談の中、なにやら妨害の動き・・・誰の陰謀??ここで引いたら男が廃るし大赤字=会社存続の危機。陰謀の主を暴きだして再逆転を・・・そんなお話。


スリルたっぷり、各キャラ濃く、伏線の張り方と回収も手際良く・・・王道エンターテイメント小説ではと。シリーズ化されるなら続きが読みたい気もする・・・・んで映像化向きですね。

非常に面白かったです。

「世界の終わり あるいは始まり」 歌野 晶午

2010-11-28 16:57:00 | 活字もすっげえたまには読むぞ


近所で起こった小学生誘拐殺人事件は東京近郊での連続殺人事件に発展する・・・そんな中富樫修は小学生6年生雄介の部屋で偶然「名刺」を発見する・・・その時は小さな違和感だったが、その名刺は雄介が持つには不自然な被害者家族の物だった・・・気になりさらに調べれば調べるほど、自分の息子と犯行のつながりを指し示す証拠が・・・そして疑惑が確信に変わった時には・・・そんなお話。


ともかく・・・この親父の妄想がすべてのこの物語のキーであり・・・おお、そんな所まで!!ってのがある意味コメディー的でもある。あくまで馬鹿な妻(母親)と可愛い娘(妹)も物語のスパイスとしては吉。とくればラストは・・・ああそうですか・・・

面白かったです。



「風が強く吹いている」 三浦 しをん

2010-11-28 16:44:00 | 活字もすっげえたまには読むぞ


読み始めて気づいた。これ確かヤンジャンで漫画化されて連載してたのだが・・・別の雑誌にお引越しになって、中途半端な状態で結末が若干気になってたのだった。ああ・・・小説が原作だったのか・・・映画かもされてるらしい。


高校時代は注目も集めた長距離アスリートだった・・・しかし今は空腹に耐えかね、パンを万引き・・・そして剛脚で逃げる!!金が無いので大学構内で野宿生活、そんな大学1年生「走」・・・・は新4年生「ハイジ」に拾われる。格安で入った竹青荘にはユニークだが気のいい住人たち、走はそんな中の10番目のメンバーに。そしてある日ハイジがとんでもない事を宣言する。竹青荘のメンバー10人で箱根駅伝を目指す!?ってハイジ以外の9名は「マジですか???」・・・・そんなお話。


いやあ・・・一部玄人交じりとは言え、素人集団が激戦の箱根駅伝を目指すと言うトンでもなストーリーなのだが・・・かなりポップなキャラたちを上手に集め、汗と努力と友情と軋轢と恋と笑いとなんだかんだがてんこ盛りに詰め込まれ・・・痛快青春ネオスポコンに仕上がってます。もう最後はフィクションながら応援しまくってる自分が居ます。まっとうなエンターテイメント。

非常に面白かったです。


「舞田ひとみ14歳、放課後ときどき探偵」 歌野 晶午

2010-11-28 16:23:00 | 活字もすっげえたまには読むぞ



舞田ひとみシリーズ第二段、前回11歳だったひとみも中学生に・・・放課後にばったりあった小学校時代の同級生となんだかんだつるむことになって・・・んでいろんな謎に行き当たる==>んでときどき探偵・・・そんなですか??


第一弾の感想↓
http://moon.ap.teacup.com/hanao/2598.html


ほのぼの系です。とんちの効いた膝打ち系ミステリィなのは前回同様です。んで確かに少し大人にはなっている。次回の予定は17歳だそうで。うざいくらいストレートに明るいひとみが、どんな17歳になるのか?

面白かったです。

「太陽の村」 朱川 湊人

2010-11-28 16:16:00 | 活字もすっげえたまには読むぞ



身長167センチ、体重124キロの「長髪豚野郎」なセミ引きこもりなオタクフリータな俺=坂木。強引に連れて行かれ、全く楽しめなかった家族とのハワイ旅行の帰りの飛行機が・・・墜落??気が付いたときは海辺にたどり着き・・・そこはどう考えても文明開化前の日本の村。金太郎に桃太郎・・・んでもって年貢?仇討ち??忍術???海坊主扱いされた俺・・・さあどうする?こんな村でどうやって生きていくのか???んで家族たちはどうなっちまったんだ????てなお話。


間抜けなエンターテイメントでほのぼの。ことごとく馬鹿っぽい感じが疲れず読める・・・そんな感じだったかと記憶しております。

面白かったです。