渡米前は結構映画とか洋画を中心に見てた。ビデオで週に1~2本は見てた。でもってアメリカに行くと当然字幕が付いてない・・・・多少言葉が判るようになってからも、コメディーとかならまだしも、ややこしい話になると何やってんだかようわからんっつう事になる。それに見てる間、脳内の「低容量翻訳機」をフル稼働させなくてはいけない訳で結構疲れる・・・そんなこんなでめったに映画なんて見なくなった。
それから日本へ帰国してからも、なんとなくレンタルビデオの会員になるのもめんどくさくて本当に洋画は見る機会が減った。一方日本語に飢えていたせいもあってか、昔はあまり見なかった日本の映画やドラマは結構見るようになった。これは調度日本に帰ってきたばっかりのとき、手元にはTVも無くノートPCのみ。「なんかDVDでも買って見るか~・・・」って事で買った一枚。
実は「下妻物語」は先に小説を読んでいた。日本からアメリカへ向かうとき(一時帰国から帰るときだったっか・・)、なんか軽く読める小説でも・・・」と思い購入。爆笑に次ぐ爆笑と、実は結構感動しちゃったりもあって、一気に読んだ。で、帯を見ると深田恭子主演で映画化されてるらしいとあり「これ映画化できるのか?どんな感じになるんだろうなあ?」となんとなくそれから気にはなっていた。
で、映画を見たわけだが・・・・これ面白い!!大体のストーリーが頭に入ってる事もあって、楽しめたのは各シーンのビジュアル的な面白さ。CMにも使われたらしい十字路で桃子がイチゴに拉致されてくシーンとかやっぱ爆笑である。全体のテンポが素晴らしく、深田恭子も土屋アンナもかなり良い味出してる。特に土屋アンナ演じるヤンキーの「馬鹿ぶり」が原作でもキーポイントだったんだけど、見事に原作を超えかっとんだ馬鹿っぷりにいは終始爆笑。雨上がりの宮迫、篠原涼子、樹木希林(変換大変・・・やっぱATOKが良いのかなあ・・・)も良い。原作ではもうちょいカッコ良い仕上がりの「一角獣の龍二by阿部サダオ」や「BABY・・・の社長by岡田義徳」の行き過ぎた感じも良い。そして痛恨にもこの歳にして、桃子とイチゴの友情物語には感動してしまったり・・・
パッケージからして、大の大人の男の人には借りたり買ったりが非常に恥ずかしいっぽく仕上がっております。と言うことで無理してその恥ずかしさを我慢して・・・とまでは言いませんがTVでやるような時には是非見ると良いと思うのですよ。もうちょい恥ずかしくない原作の小説の方も良いです(ストーリーはこっちの方が当然細かいので、映画これから見る人も、既に見た人も小説の方も読んだら良いぞ)。
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