花男の物置部屋 引っ越して3箇所目

備忘録的に食ったもん、読んだもん、聴いたもん等を書いてます。

「招かれざる客」 三木 笙子

2022-03-15 20:35:00 | 活字もすっげえたまには読むぞ


大正時代の帝都。人の悪意を養分に生きる「異客」と呼ばれる寄生植物=刈宿主の花を黒く咲かせ、罪を犯す悪意ある人に乗り移り、その罪が暴かれると別の居場所を探して宿主から抜け出ると言う・・・その退治の方法をもつ白菊=農商務省の嘱託として、発生した異客の駆除にあたっている。その方法は、生まれつき触った植物をすべてからしてしまうと言う能力による。とある事件で白菊と知り合った歯科医花守啓介は「手先は器用だから」と言いながら、つらそうな白菊に代わり、白菊も理屈は知っていたが見たことが無かった別の方法で、異客の除去を行う事に難なく成功してしまう・・・以降、孤独に喘いでいるような白菊をほっておけない花守と、そんな花守をなんだかんだ慕う白菊は次なる異客事件を・・・ってなお話????

大正で、ファンタジィなミステリィで、ソフトBLと言う作者お得意のお話=いつものテイスト。あ、今回はソフトBLの小さいのが追加でダブル???もはや伝統芸能と言うか、どういう話が来るか味わいは分かっているので安心だし、ミステリィパートは程よいスパイスです。

面白かったです。

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