一応だが…このブログは、私、花餅屋の太夫元の祥太夫の日々を書き連ねているのですが…(汗)ホンマかいな?
其れも、ホンマに偏狭な地で…歌舞伎ブログって感じは全くしませんが…(涙)
で、最近…無茶苦茶ですな…(汗)
基本的には、歌舞伎について…思ったことを書くのを旨としているのですが…最近色んな方のブログ等を拝見して…感心したり…面白かったりと…。
まぁ、私は歌舞伎評論家でもなきゃ、批評家でもないわけだし…単なる町の歌舞伎好き屋さんですから…思ったことを面白く書こうっていうのが主義で…(汗)>無責任…
で…ハッキリ言って、歌舞伎本来の内容を書いていることが余り無いのは事実です。
どちらかと言えば…自分が歌舞伎を観ながら思ったこととかをメインに書いています。
素人は素人なりに…難しいこと書けないもの…。
それに、もっと、たくさんのお芝居を観ないといけませんしねぇ…。
私は関西に住んでいる由縁か、ナカナカ歌舞伎をしょっちゅうと観るわけには参りません。
一興行中に、一回観れたらいい方です。
で、その時に思ったことを…濃い~ぃ内容で書いているのです…。ははは。
私は上方歌舞伎ファンです。
上方の役者さんを積極的に応援しています。
上方の役者は、どうしても、東京所属の役者さんに比べるとハンデがあります…。
秀太郎さんは、其れを案じて息子の愛之助さんを東京に出そうかと悩んだのだとも聞きます。
でも、彼は関西に残って秀太郎さんと一緒に、上方歌舞伎の再興のために頑張っておられる…。
翫雀さんもそうです。
京都生まれの翫雀さんですが…幼い頃に父藤十郎(当時の扇雀)さんに伴われて上京しました…。
今も住まいの本拠は東京ですが、関西でのお芝居のある時には此方に住まい出来るようにと、家を持たれたそうです…。
関西のラジオのレギュラーもあるくらいですから…
藤十郎(その当時は鴈治郎)さんは、『何も関西に移り住まなくても上方歌舞伎の勉強は出来る…』と仰られたそうですが、翫雀さんは、関西に居てこそ…関西の空気の中にいてこそ、上方世話物の情緒がわかるのだと…移り住んでおられるそうです。
進之介さんも此方に移り住まれた方ですね。
東京生まれで東京育ちの進之介さんとしては、父である我當さんも叔父の仁左衛門さんも東京住まい…別に関西に移り住む必要性は無いのに、松嶋屋の家の伝統…空気を身体で感じる為に京都に移り住んだと伺います…。
ナカナカ舞台に出る機会と言うか、役に恵まれていない感が強い進之介さんですが、地道な関西での歌舞伎教室に参加していることを知れば、祖父の十三世仁左衛門丈の教えを確りと受けているのだなぁと…思います。
松嶋屋は上方の家ですから…
先月の『浪花花形歌舞伎』での『伊勢音頭…』での役は十三世もやられたお役だそうですね…。
御曹司でありながらも…一年間に渡って、歌舞伎興行が行われている東京から離れ、まだ再興半ばの関西に居続ける彼ら若手を、私は応援していきたいです…。
東京に居れば、色んな役が廻って来るでしょう…でも、此方に居たら、ナカナカ…東京に行かなければ役はつかない。
此方での興行でも、東京から出向かれた役者さんたち(同世代の…)に役がつき、上方系には端役しかない…ってことも…(汗)
だから、この春の『浪花花形歌舞伎』にみたいな興行が掛けられたのが嬉しかったのです!
また今度『平成若衆歌舞伎』が東京に初お目見えって言うのも、嬉しいじゃありませんか!
そして、これを機に、もっと上方の役者の層が厚くなってくれれば…吉弥さんや薪車さんなどの門閥以外の役者さんも此れからも出てこられるでしょう…。
私みたいなものが、どうこうとは出来ませんが…上方の実力のある若手がグングンと育っていく機会をこれからも作って頂きたいものです。
そのためには、もっと歌舞伎をたくさん観に行かなきゃなりませんね…。
あぁ…自主公演とかでもいいから、勉強会でもいいから…お願いしますよ~(汗)
以前に、関西の産経新聞に連載された『上方歌舞伎役者』について、太夫元なりに書き連ねています…宜しければ…見に行ってやって下さいませ。
『上方役者って…』
『上方役者って…其の弐』
『上方役者って…其の参』
ダラダラとしていますが…(汗)
其れも、ホンマに偏狭な地で…歌舞伎ブログって感じは全くしませんが…(涙)
で、最近…無茶苦茶ですな…(汗)
基本的には、歌舞伎について…思ったことを書くのを旨としているのですが…最近色んな方のブログ等を拝見して…感心したり…面白かったりと…。
まぁ、私は歌舞伎評論家でもなきゃ、批評家でもないわけだし…単なる町の歌舞伎好き屋さんですから…思ったことを面白く書こうっていうのが主義で…(汗)>無責任…
で…ハッキリ言って、歌舞伎本来の内容を書いていることが余り無いのは事実です。
どちらかと言えば…自分が歌舞伎を観ながら思ったこととかをメインに書いています。
素人は素人なりに…難しいこと書けないもの…。
それに、もっと、たくさんのお芝居を観ないといけませんしねぇ…。
私は関西に住んでいる由縁か、ナカナカ歌舞伎をしょっちゅうと観るわけには参りません。
一興行中に、一回観れたらいい方です。
で、その時に思ったことを…濃い~ぃ内容で書いているのです…。ははは。
私は上方歌舞伎ファンです。
上方の役者さんを積極的に応援しています。
上方の役者は、どうしても、東京所属の役者さんに比べるとハンデがあります…。
秀太郎さんは、其れを案じて息子の愛之助さんを東京に出そうかと悩んだのだとも聞きます。
でも、彼は関西に残って秀太郎さんと一緒に、上方歌舞伎の再興のために頑張っておられる…。
翫雀さんもそうです。
京都生まれの翫雀さんですが…幼い頃に父藤十郎(当時の扇雀)さんに伴われて上京しました…。
今も住まいの本拠は東京ですが、関西でのお芝居のある時には此方に住まい出来るようにと、家を持たれたそうです…。
関西のラジオのレギュラーもあるくらいですから…
藤十郎(その当時は鴈治郎)さんは、『何も関西に移り住まなくても上方歌舞伎の勉強は出来る…』と仰られたそうですが、翫雀さんは、関西に居てこそ…関西の空気の中にいてこそ、上方世話物の情緒がわかるのだと…移り住んでおられるそうです。
進之介さんも此方に移り住まれた方ですね。
東京生まれで東京育ちの進之介さんとしては、父である我當さんも叔父の仁左衛門さんも東京住まい…別に関西に移り住む必要性は無いのに、松嶋屋の家の伝統…空気を身体で感じる為に京都に移り住んだと伺います…。
ナカナカ舞台に出る機会と言うか、役に恵まれていない感が強い進之介さんですが、地道な関西での歌舞伎教室に参加していることを知れば、祖父の十三世仁左衛門丈の教えを確りと受けているのだなぁと…思います。
松嶋屋は上方の家ですから…
先月の『浪花花形歌舞伎』での『伊勢音頭…』での役は十三世もやられたお役だそうですね…。
御曹司でありながらも…一年間に渡って、歌舞伎興行が行われている東京から離れ、まだ再興半ばの関西に居続ける彼ら若手を、私は応援していきたいです…。
東京に居れば、色んな役が廻って来るでしょう…でも、此方に居たら、ナカナカ…東京に行かなければ役はつかない。
此方での興行でも、東京から出向かれた役者さんたち(同世代の…)に役がつき、上方系には端役しかない…ってことも…(汗)
だから、この春の『浪花花形歌舞伎』にみたいな興行が掛けられたのが嬉しかったのです!
また今度『平成若衆歌舞伎』が東京に初お目見えって言うのも、嬉しいじゃありませんか!
そして、これを機に、もっと上方の役者の層が厚くなってくれれば…吉弥さんや薪車さんなどの門閥以外の役者さんも此れからも出てこられるでしょう…。
私みたいなものが、どうこうとは出来ませんが…上方の実力のある若手がグングンと育っていく機会をこれからも作って頂きたいものです。
そのためには、もっと歌舞伎をたくさん観に行かなきゃなりませんね…。
あぁ…自主公演とかでもいいから、勉強会でもいいから…お願いしますよ~(汗)
以前に、関西の産経新聞に連載された『上方歌舞伎役者』について、太夫元なりに書き連ねています…宜しければ…見に行ってやって下さいませ。
『上方役者って…』
『上方役者って…其の弐』
『上方役者って…其の参』
ダラダラとしていますが…(汗)
東京者でも上方者でもない、名古屋者の私めがご無礼いたします 。
世間一般には歌舞伎は、高尚なもの、と思われているようですが、その実はゴルフ同様、紳士淑女のと言いながらの成金どものステータスともたる、何と見事な大衆(民間)演芸ではありませぬか。
ミーハーは経済、と持論している者として、その始まりが歌舞伎だったんだと、心得ております。特に江戸歌舞伎は顕著でブランド志向でマスコミ(評論家、某巨大掲示板含む価値観の植付け)の思う壺。ニッポンそのものですね~。お優しい国民性を感じます 。
さて、さすがにアジアな上方には、今話題の「愛国心」の解釈を考えさせられます。心と情、身近な愛とか、温くもりを感じます。ときにそれは沸点を超える休火山の存在で、上方歌舞伎への思いの寒暖は今、活動期に入りつつあると感知器がピーピーと鳴っているような気がします。
わがお館さま信長の大願をよくぞ! 後継成してくれた秀吉の京・大阪、そして家康の江戸です。いずれも愛しく逞しく、個性を持っての発展を楽しみに、母(私)は目を細めて見守っております。
ま~ね~、母ったっていつも平等ではいられず 、ついエコ贔屓は只今上方♪
なにはともあれ、花餅屋の太夫元さま同様、上方のユニークな背景をお持ちの歌舞伎役者さん方には、強く強く心引かれております。何でしょうね?つい上方は団体で応援したくなります♪がんばれ!上方!上方万歳!です。
太夫元さまの力作に、ついこちらまで長々と・・・失礼致しました。
お邪魔でしたら、削除願います。
東京生まれの東京育ち、歌舞伎もことし観はじめたばかりですが、きっかけが愛之助さんだったので上方歌舞伎についてはアンテナを高く張っていきたいと思っています。
そんな私が唯一言えるのは、学校を卒業して初めて暮らした街が神戸で、東京(関東)にいたのではつかめない「関西ならではの感覚」みたいなものがたくさんあった、ということです。
ですから関西を拠点とし続けている秀太郎さんと愛之助さん、そして翫雀さんや進之介さんたちを応援したいな、と心から思う、ということです。これだけ文化が平準化されてるように見えてますけど、やっぱり住んで、ことばを日々聞いて使って、食事をしていたら少しずつ変わるもの、見えるものはあると思いますし……。
と生意気にもちょっといちびってしまいました。「イチビリ」も関東のことばにはゼッタイ表現できない関西特有のニュアンスですね(汗)。
またお邪魔させてください。
相変わらず…遅遅にやってます(汗)
恵美さん、いつも有り難う御座います。
>ディープに、大変楽しく読ませていただきました ^^ 。
ははっ、ディープですか…(汗)そうですねぇ…私自身も、此処まで書くつまりはなかったのですが…(汗)
仰るとおり、歌舞伎は別に高尚なものではありませんねぇ…元々は庶民の見る芸能、大衆を相手にしたお芝居だったものですね…今もそうで有るべきなのですが…変に、お高くしてしまっている一部の人種が…(謎)
>さすがにアジアな上方には、今話題の「愛国心」の解釈を考えさせられます。
>心と情、身近な愛とか、温くもりを感じます。
いい、例えですねぇ(笑)でも、その通りですね…今、完成された江戸歌舞伎と違って、常に変化し続ける上方の歌舞伎…人の心を繋ぎとめる演技こそが上方の芝居…。
今上方の歌舞伎会はマダマダ発展途上なんですね…。
今の世こそ、上方の狂言を広めるべきなんでしょうか?
>なにはともあれ、花餅屋の太夫元さま同様、上方のユニークな背景をお持ちの歌舞伎役者さん方には、強く強く心引かれております。
>何でしょうね?つい上方は団体で応援したくなります♪がんばれ!上方!上方万歳!です。
おぉ…心強いお言葉…母なる尾張の地より、そのようなお言葉を賜り、恐縮する次第です。
>太夫元さまの力作に、ついこちらまで長々と…
失礼致しました。
>お邪魔でしたら、削除願います。
イエイエ、此方こそ、超駄文にお付き合い下さいまして、有り難う御座います。
また、色々とお話をお聞かせ下さいませ…。
>東京生まれの東京育ち、歌舞伎もことし観はじめたばかりですが、きっかけが愛之助さんだったので上方歌舞伎についてはアンテナを高く張っていきたいと思っています。
そうねんですか…でも、きっかけは色々ですよ。
数ある歌舞伎界の中でも、コテコテの上方歌舞伎にアンテナを張って頂き、私からも厚く御礼申し上げます>ヲイ!
>東京(関東)にいたのではつかめない「関西ならではの感覚」みたいなものがたくさんあった、ということです。
そうみたいですね…関西って…ニュアンスが…何より一番なんですよね…通じ合えるものが…ありますね、此方には。
>ですから関西を拠点とし続けている秀太郎さんと愛之助さん、そして翫雀さんや進之介さんたちを応援したいな、と心から思う、ということです。
同感です!関西に居てこそ、関西の味が滲み出て来るのだと…。
でも、江戸歌舞伎をするには…モッチャリしてしまうのかも(苦笑)
>やっぱり住んで、ことばを日々聞いて使って、食事をしていたら少しずつ変わるもの、見えるものはあると思いますし……。
これは大きいかもしれませんねぇ…私の友人が今東京に住んでいますが、此方に帰ってくるとホッとするって…。
>と生意気にもちょっといちびってしまいました。「イチビリ」も関東のことばにはゼッタイ表現できない関西特有のニュアンスですね(汗)。
はは、『いちびり』は、絶対わかりませんねぇ。
私たち関西の人間は、いちびってナンボですからね…(違)
でも、上方の歌舞伎の中には絶対『いちびり』の精神って入っていますものね♪
>またお邪魔させてください。
イエイエ、此方こそ、どうぞ宜しくお引立ての程を…遊びに来てやって下さいませ…いちびり精神一杯のブログですが…(汗)
風知草のとみです。
熱いエントリー拝見しました。
今,この地で頑張ったはる人らを応援しょという思い全く同感でございます。実力と評価や露出度が一致していない若い人,敢えて困難な挑戦を選んだ子を支えよということですやろ。義侠心は浪花の鑑。大夫元はんは,昔やったら浪花の侠客です。
で,どないということですが…。
上方の観客が上方文化を尊重し,楽しみ消費する風潮を醸成することかいなと思います。
そんなとき邪魔になるのが,安うて手っ取り早ようおもろかったらええやんという間違って見られている皮相的な気質。長い目で見て実を取るという真の上方気質を言うていきましょう。
四月は文楽と上方歌舞伎で浪花の春を満喫しました。大阪を離れて久しいですが,船場育ちの血が騒ぎました。
>今,この地で頑張ったはる人らを応援しょという思い全く同感でございます。
地元意識とでも言うものか?いや、本来のご贔屓ってものか(違うだろうなぁ)
>実力と評価や露出度が一致していない若い人,敢えて困難な挑戦を選んだ子を支えよということですやろ。
そうそう…そうでありますわ…実力が伴わなくても、世に出る人…、その反対に一生懸命頑張っていても、ナカナカメジャーになれない人…。
また、メジャーのなってしまって、初めの心が無くなってしまった(?)ような人…。
そんなんじゃのぉて、地道に困難でも、この地の風土を大切に生きる彼らを応援したいのです。この地のものとして…この地の文化を愛するものとして!
>義侠心は浪花の鑑。
>大夫元はんは,昔やったら浪花の侠客です。
いやはや…畏れ多いことですわいなぁ…わてなんぞ、片隅でいるのが好きで…(汗)
>上方の観客が上方文化を尊重し,楽しみ消費する風潮を醸成することかいなと思います。
>そんなとき邪魔になるのが,安うて手っ取り早ようおもろかったらええやんという間違って見られている皮相的な気質。
>長い目で見て実を取るという真の上方気質を言うていきましょう。
えぇこと言わはりますなぁ…シミジミ…
ホンマ、ええもんは簡単には育ちまへん。
じぃっと見据えて、上方の心意気を粋(すいでっせ)を…胸を張って、伝えていきましょう。
>四月は文楽と上方歌舞伎で浪花の春を満喫しました。
>大阪を離れて久しいですが,船場育ちの血が騒ぎました。
船場育ちの生粋の上方のお人ですね…その御心…大切に。
私は、河内生まれの河内育ち…でも、父母の出所の播州の流れを汲みます…でも、上方の命は人一倍のつもりです!
どうぞ、御指導、ご鞭撻の程を…何卒♪