花餅屋廼徒然書附帖

歌舞伎の世界に魅入られた男の、余りにも刺激的でグダグダ過ぎる日々…

酒税…

2006年05月02日 02時21分47秒 | 徒然に花餅屋の本業を…
今回は…真に以っていい加減な増減税です。
通常…酒税が変更されるときは、税務署から説明もあり…、増減税実施当日の午前零時時点の対象商品の在庫数を報告しなければならないのです。
そりゃ…国税ですから…。
其れも、実施日の前後数日間、合計半月くらいは毎日記帳をしなければならないのですよ。
その日、一日で仕入れた数量…販売した数量…そして、午前零時時点での在庫数量…。
これを毎日です。
また販売に対しても、一定以上の数量を販売したら、その相手先と数量をも報告しなければならない…。
厳しいのです。国税ですから…。
で、増税の場合…ある程度以上の手持ち在庫には、課税されて当たり前。
これは、小売店のみならず、大型の料飲店やホテル・旅館にまで適用されてきました。
反対に減税の場合には、同じように実施日の午前零時時点での在庫数に応じて、減税分が還付されるのです…これが手間で、やらないお店も結構とあったみたいですが…。
だから、何処のお店も増減税実施日には在庫を極力持たないと言った方法を採っていましたね。

でも、今回の第三のビールを標的にした増減税…毎日記帳どころか、報告もいらない。
言ってみれば、増税するものは幾ら買って倉庫に積み上げていても、税務署に報告する義務もない。
言ってみれば、便乗値上げも!
まぁ…減税分の方も還付がないから…と言っても、此方は余り…在庫しなきゃいいんだし。額が知れています(汗)

酒類小売免許の原則自由化になって…段々と税務署の仕事も等閑になってきています。
聞けば、担当の職員が少ないとか(酒類指導官と言いますが)…免許業者が増えている…特にスーパーやコンビニなどで…対応出来ていないのが現実…。
と言って、こんな事でいいのでしょうか?
自由には責任が付き纏います。当たり前です。
酒類を自由に販売するようになったのだから、チャンと責任を持って、厳しく対応して頂かねば…国税を扱う業界なんですから…健康問題もあります。

さて、どっかの大手スーパーは、増税分を価格に転嫁はしないと言ってますが…ある種、チャンチャラ可笑しい…(爆)
内容の細かいことは書かないことにしますが…ホンマ、売名行為以外の何者でもない(からくりを知っているものとしては…)
借金大国日本…国税を価格に転嫁しないお店…まぁ、色々とありますね。
日本は、果たして、本当に借金まみれから脱却できるのでしょうか?

私にはわかりません…ウン、わかりません。

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2 Comments

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第三のビール値上げ (ハリス)
2006-05-03 14:06:56
トラックバックありがとうございます。
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Unknown (太夫元…)
2006-05-04 00:28:45
ハリスさん、トラックバック有り難う御座います…。



こんな所ですが、また遊びに来てやって下さいませ。



他、多数の方々のトラックバック…便乗ですみませんが、有り難う御座います。

この場を借りて御礼申し上げます。
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