ご丁寧に…ご丁寧に。

今日はお逮夜参りで…月参りです。
…日曜日は、正直キツイデス(涙)
ゆっくりと寝てられません…コラッ！

だいたい、いつも通りに起きて…店に行って…ごそごそ。
で…まぁ、お寺さんもお越しになって…月忌法要です。
と言うか…何所ぞで年忌法要が入っていたらしく、いつもよりお参りの時間が遅くなるとか…。
まぁ…いつもうちの家のお参りは１１時半前後と言うか…そんな感じですが。
でも…だいたい法事って、普通…此処らでは、１１時頃から始まって、お昼には終わるって感じ。
精進落としの食事があるので…そんなもんでしょうか…。
で…お寺さんのお参りが、１２時を少し廻っていましたよ…。
もう少し、早く…昨日のうちにでも言っていてくれたら…段取り附くのになぁ…。


で…予定通りに、１２時過ぎにお越しです…。
お経さんをあげて…少しお話と言うか…此の次にも行く所があるとか…。
やはり、日曜日となると…法事やら、平日にお参りが出来ない家には、集中してお参りとか…あるんですよね。

一旦お寺に帰って…お昼を食べて…と思っていたが、どうも時間的に無理そうだと言って…急いで、次のお宅へと…出発されましたよ…今日は車でのお参りでした。

で…我々はどうしようか？
ちょっと時間が遅れたが…元々の予定通りに出掛けましたよ…。

某麦酒メーカーの創業の地に建つ、慰霊施設…『先人の碑』に出掛けました…。
毎年、父の命日には花を手向けて下さるそうだが…今年も案内が来ていました…。
で…私たちも…其の前後には毎年詣でる予定にしているのですが…今年は丁度、父の納骨式を執り行ったので…また其の後も行く機会を失くしていたので…(涙)
丁度、お逮夜参りが日曜に当たる今日…詣でることにしました。

今回も車で出掛けました…電車だと…駅から結構と歩く…(汗)
内環状線を北上すれば…まぁ、目的地に難無く着く。
ビール工場の道を隔てた所にある緑の生い茂る…一角。
迎賓館に先ず向かう…。
少し道路から離れるだけで…街の喧騒から解き放たれたように静かな佇まいである。
迎賓館に入ると…先ずは記帳を済ませて…応接室にて出迎えて頂いたスタッフと歓談す…。
副館長さんだ…以前は現役バリバリのエライさんだと伺っている…今はこういった施設にて、遙々慰霊に来られる方々の接待に当たる仕事をこなされておられる…常に感謝の気持ちを持って…。
やはり、重役まで務められた方が、こういった施設で働いておられるのも…お参りに来る方から見ても…何かしら心強いものがある…。
やはり、話が上手な方です…我々の話もじっくり聴いて頂き、またユーモアたっぷりに…いろんな話をして下さる。
少しのひと時ですが…心が和みますよ…。

準備が出来たようなので…迎賓館の応接室から出て…いつもなら直ぐ『先人の碑』のある広大な庭園に向うのだが…奥にある一角…『先人の碑』に祀られている方々の名前を記したネームプレートの複製を展示している部屋にも通して頂いた…。
此処に入るのは…久し振りですよ…芳名帳も…ネームプレートも、父の名前を記した箇所を開いて…標を打って…わかりやすくされている…。
ご丁寧に…。

迎賓館を出て…庭園を進む…小高い丘の上に上がると…一変に広々と空が広がる…。
いいお天気だよ…。
入口にて手を清める…。
一人ひとり…白菊の花を手渡されて…其の静寂な空間の奥にある『先人の碑』に手向ける…。

いつもなら…此処で、お別れですが…『先人の碑』をバックに写真を撮って頂いた…其れならば…もっと小マシな格好で来たのに(苦笑)

其のまま…副館長さんと一緒に…小道を下って行く…。
あちら此方に季節の花々が…咲き誇って…ゆっくりと庭園を散策されてみては？
言われるがまま…広大な敷地内を…某社の創業当時からの敷地で…今は広大な庭園となっているが…毎日のように庭師の方が入って、手入れをされているとのことです…。

さぁ…そろそろと思ったときに…先程撮って頂いた写真が出来上がったようです…デジカメだと…早いですね。
車に乗って…駐車場を出て…深々と頭を下げて見送って頂きましたよ…痛み入ります。

でも…此の広大な『先人の碑』のある迎賓館…駐車場から幹線道路に出るまでも５０メートルはあるでしょう？
まん悪く…信号に捉まったよ…結構と長い…信号だよ。
まぁ…此の迎賓館と道を隔てた工場の出入り口のみの信号と言っても過言ではないので…一般人は利用すること余り無いか…また幹線道路だし…優先だよね。
ふとルームミラーを覗き込むと…あれあれ…副館長さんと写真を撮って頂いた職員さんのお二人さん、まだ此方に向かって…迎賓館正面玄関前で立たれておられますよ…。
先程まで…深々と礼をされていたのに…。
信号が青に変わりました…車を出す…ゆっくりと…進路を大阪方面…右折します。
ミラーのは…再び深々と頭を下げておられるお二人の方が…映っています…。
物凄く…痛み入りましたよ…。
有難いと言うか…此処に祀って頂いているだけでも…普通じゃぁ、考えられないのに…此処までもご丁寧なる…感激しますよ…。
身が引き締まる思いで…迎賓館を後に致しました…。

『また、いつでも…此処は年中無休ですからお越しになって下さい…。』

至れり尽くせりで…何もかも、心配りの行き届いた…で…全て無料で…何かしら…気が…嬉しいが…。
お返しできるように…頑張って…日々を務めていかないとね…。
其れが…我々の出来る報いですよ…。