花餅屋廼徒然書附帖

歌舞伎の世界に魅入られた男の、余りにも刺激的でグダグダ過ぎる日々…

新年…初播州入りにて。

2011年01月02日 23時54分42秒 | 徒然とお出かけ…

毎年の如く…正月の二日には、播州に向かいます…此処数年の年中行事の如く。
まぁ…此れもいつまで続くのか…いや、ずっと続いて貰いたいが。
目的は…おばあちゃんの所に向うこと。
94歳…長生きをして貰いたい…そして、元気でもいて貰いたい…。

いささかユックリめに起きる…さて、準備をしないと…。
店に行って、ゴソゴソと…自販機の補充とか、色々とあるんですよ(汗)
車を出して来て…少しは掃除もしないとね…11月に乗って以来、乗ってませんから…ホンマ乗らないなぁ。
で…ガレージに行って、車を出そうと…キーを差して、廻す…あれっ?
ガーガーガー…ッ!!
バッテリーが上がってるやんか…そりゃないよ…(涙)
乗ってないしなぁ…前回の車検の折にバッテリー交換していないよなぁ…。
唯でさえ余り乗らないのに…寒くなって来ているし、バッテリーの寿命も…厳しいなぁ。
取り敢えずは、エンジンが掛らないのだから、一旦家に戻る。
ケーブルは持っているので…店の軽のバンに繋いでみるのが先決だよ。
さて…店の車と言ってもだ、去年の夏に乗り換えたばかりで…バッテリーは何処にあるんだ?
わからん…マジでわからん。
斯う言った車の場合…何処にバッテリーがあるのかがわかり難い…今までの車でも、其の度に積んでいる場所が変わっていたのだから。
後ろのハッチ…を開けて、其の荷台の下にあるのか…?
うぅぅぅん…換えのタイヤがあるのみか…じゃぁ、助手席の下か?
ピンポ~ン♪
じゃぁ、善は急げっ!
軽バンを我が愛車の場所まで持って行き…ブースターケーブルを繋いで…うぅぅん。
丁度、上手い具合に妹が様子を見に来たので、エンジンを掛けるのを手伝ってもらう。
妹は、斯う言った経験がないので、遣り方がわからないようだ…兎に角、キーを差し込んで、アクセルを踏みながらもセルを廻せと…だけ言いました。
私は、軽の方のエンジンを掛けてアクセルを吹かします。
ナカナカ…掛らない。
やはり、エンジンの大きさと言うか、バッテリーも容量が違いますものね…。
厳しいのかな?面倒だが、JAFを呼ぶべきか????
と思った時に、ようやく掛りました!我が愛車のエンジンがっ!!
ホッとしましたよ…マジで。
其のまま、軽く走らせました…此れくらいじゃ、充電にはならないでしょうが…一応走っておいて…家に戻って来る…。
当初予定では、此のまま墓に行って、お参りしてから其のまま播州に向かう…算段でしたが、少し…キツイよなぁ。

いつものように、其々に自転車に乗って、あぁ、私はバイクですが…墓地に向う。
今年初めての墓参りです。
南無南無南無…。

墓から戻ったら、着替えて出発です。
阪神高速に上がる前に、ケーキショップにて、プリンとショートケーキを購入。
おばあちゃんに…プリンなら食べることが出来るだろうと…。

さぁ…播州に向かって走りますが…案の定というか…適度に渋滞です。
阪神高速も、神戸線を避けて、湾岸線にて西へ向います。
魚崎浜で降りて…摩耶から上がる…。
渋滞ですぅ…でも、頑張って西に向かいます。
でも…思ったほどの渋滞でも無く…適度に遣り過ごして姫路に入る…。
しかしすでに4時を十分に廻っています…。
ホンマ、だいぶんと遅れてしまったよ…いつものつもりで家を出たから…バッテリーが上がっていなかったら…うぅぅぅん。
先ずは、姫路の伯母さんの家に向かう…。
実は、おばあちゃん…昨年末に右肩辺りを骨折っしてしまったのです。
ショートステイで滞在していた介護施設でのことらしい…。
元日は家に戻って来ていたのですが…二日の朝には、施設に戻ると言うらしい…。
で…我々は、施設に行ったらいいのですが…場所がハッキリわからない…。
と、言うわけで…先ずは姫路の伯母さんの家に向かう…其処から施設に向かうと言った手はずですが…。
時間的に大丈夫か?
まぁ、ショートステイで預かって貰っているので…夕食時間までに行ったらいいはずとか…。
伯母さんが先ずは施設に電話してくれて…イイらしい…でも、あまり時間がありません。
急いで向かう…私の車で。

施設に到着…播磨灘を臨む立地…。
辺りはもう真っ暗です。
施設のスタッフに用件を伝えて、二階と教えて貰う…斯う言った施設のエレベーターは、自分では操作できないようになっているので操作して貰う。
二階に着く…エレベーターの扉が開く。
大きなフロアです。
食事をしたり遊んだり…そう言った場所ですね…たくさんのご老人がおられます。
そんな中に、おばあちゃんもいました。
にこやかな顔をしています…手を振って、今日は機嫌がよさげです。
伯母さんが先ず話し掛けて…誰かわかるか?
わかるわいな…誰誰やろう。
伯母さんはわかる…次は母になるのだが、にこやかにおばあちゃん、母の名前も言って、ほほ笑んでいる。
じゃぁ…此の子は?
妹の顔を見て…いささか考え込む。
『知ってるわいな…あんたの娘やろ?』
じゃぁ…名前は…?
目をつぶって…首を傾けて…うぅぅぅぅぅん…考え込んでいる。
わからん…うぅぅぅん。
思いだしといてやぁ…じゃぁ、此の子は?私の番ですが…。
『あんたの息子や。』
やはり、私の名前も出ないようだ…ちょっとショックだった…。
でも、誰かわからんと言うのではなく、認識はしているのだから…良しとするべきか…。
おばあちゃんが入っている個室を見せて貰うことに…
チョッと行ってくるわなぁ…と、言って…其の部屋に向かうと…おばあちゃん、同じテーブルにいてるお年寄りに何か話しかけている。
『大阪から来てくれたんや…。』
あぁ…何か、わかってくれてんのやぁ…また少し嬉しくなった…。
個室に入る…。
殺風景だが…致し方無いのか。
でも、寂しくなる部屋だ。
認知症の人も多いので…斯う言った部屋になっているのもわかるが…。
おばあちゃんは…未だ認知症と言っても、軽度だと思っているのですが…。
マダラボケと言った具合だ…わからなくなっている時と…正気の時と。
正気の時は顔を見ればすぐわかる。
だから…本人も…歯痒いのだろう…。
わかっているから…でも、段々と厳しくなって来ているのも事実です。

さぁ、そろそろ退出の時間が迫っています…。
もといた大部屋に入って、おばあちゃんに声を掛ける。
思いだした?えっ?
母が、妹と私の名前を言うと、あぁ…って感じでおばあちゃん、そうや、そうやと…ニコニコと。
『もう、帰って来るわなぁ。』
其のまま別れたが…エレベーターに乗って、振り返ると、おばあちゃん、にこやかな顔で手を振っている。
あんなに、にこやかな顔を見るのは、久し振りだよ…。
我々も、手を振って…。

一旦、寿司屋を覘く…『おばあちゃんの処に行って来たでぇ』とだけでも、伝えて…其のまま伯母さんの家に向かう。
伯母さんの家にて…夕飯を頂く。
勿論、呑めません(涙)

頃合いを見て…また渋滞だったら困るから、適当な時間に出立しました。
案の定、モノスゴイ渋滞に巻き込まれる。
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何とか家に戻ったが、ものすごく疲れた…。

おばあちゃん…まぁ、元気だったが…何だか、寂しくなったよなぁ…。
あぁ…。



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