花餅屋廼徒然書附帖

歌舞伎の世界に魅入られた男の、余りにも刺激的でグダグダ過ぎる日々…

微かなる希望かな…?

2009年07月01日 23時50分22秒 | 徒然に花餅屋の本業を…
七月になって…今年も後半です。
で…昨日に六月の店のデーターを出した。
今の此のむかつくコンピューターに変わって、早一年。
二年目の年度に入ったわけでして…。
六月の販売数量が出たのですよ…。
まぁ、此れで…信用できないと言っても…始まらないが、此のコンピューター、信じられん。
でも、まぁ…一年経った…此のコンピューターとしての、前年対比…前年同月比が見れる。
で…一番肝心なのが販売数量です。

販売数量とは…簡単に言ったら、其の店のアルコール類の販売量を指します。
以前は…毎月出して、税務署に報告が義務付けられていたのです。
○年○月の当初の在庫数量、○月一箇月間の仕入数量、○月一箇月間の販売数量、○月末の在庫数量…。
此れを出すのです。
しかも、全ての酒類…項目毎に、そして合計と…。
今は酒税も簡素化されていますが…。
昔は、特級とか…一級とか…ありましたよね。
清酒特級、清酒一級、清酒二級。
合成清酒。
みりん、本直し類。
甲類焼酎。
乙類焼酎。
ビール。
果実酒。
甘味果実酒。
ウイスキー特級、ウイスキー一級、ウイスキー二級。
ブランデー特級、ブランデー一級、ブランデー二級。
スピリッツ類。
リキュール類。
発泡酒。
其の他の雑酒。
と…まぁ、20種類に分類されていて…其々の販売数量と合計を報告していた。

其れが…段々と酒税の簡素化に伴って、級別の廃止…清酒とウイスキー、ブランデーの級別がなくなった。
毎月の報告だったのが、三箇月に一回になった。
以前は、毎月の朔日は棚卸しでしたよ…。
毎月、毎月と…棚卸しして、販売数量を出して、組合に提出していました。
組合から税務署に一括提出だったのでしょうね…。
其れ以外にも、受払簿というのもありまして…今の厳密にはあるのですが…ほぼ簡素化されています。
アルコール類の仕入れを全て記帳するのです。
まぁ、問屋の納品伝票の転記になるのですが…其れに、棚卸しをして出た月末在庫をあわして、当月の販売量を出す。
仕入先は、何処から購入をしたのかを報告する義務があった…。
此の売上に関しては、売り先を書く必要性は無いのだが…でも、ある一定量以上の販売場所に関しては、其の名称(法人・個人)の報告義務がある。
一応、酒税と言う国税が絡んでいるものなので…確りとしていたのです。
まぁ、酒税の増税や減税…手持ち数量など色々と税務処理が絡むことがありますので…。

其れが、三箇月に一回…四半期ごとになった。
其れが、今や…一年に一回になってしまった。
しかも、仕入れに関しては報告義務が無くなった。
ただ、販売数量と、年度末の在庫量のみを報告すればいいのです。
此れが、其の報告書です…。
まぁ…ゆくゆくの酒類小売免許の自由化に向けての方策だったのでしょう。
こんな一年に一回に簡素化された販売数量報告書になってから…免許が段階的に緩和されていった。
普通…と言うか、免許が緩まれば…決まり事も緩まるのでしょか…反対だと思うのですが…。

まぁ…一年に一回でも、うちの店にはコンピューターが入っているので、毎月販売数量を出しています。
参考の為に…。
其の六月ですよ…先月のことです。
前年同月対比が、増えているのでうすよ…若干量ですが。
前年同月比アップです!
今まで、右肩下がりのように…毎年毎年、販売数量が落ちていました。
そりゃ…販売場がこんなに増えているのに…町の酒屋さんは、廃業したりして消えていっていますが…スーパー、コンビニ、ドラックストアなどに…積み上げていますものね…。
酒類を扱うお店が一挙に増えた…で、税務処理が増えるだろうから…販売数量の報告も、一年に一回。
其れも、簡素に…殆んど意味無し状態。
だって、酒税は、蔵出し課税です。
メーカーの出荷時に其の数量に応じて課税されるわけであって、最終の小売り段階では…ほぼ何もしなくていいようなものになった…。

だから…毎月のようにビールメーカのシェアが発表されるのですよ…でも、此れは飽く迄も、課税出荷ベースであって…実際に店頭にて販売されている数量ではありません。
不良在庫も多くなっているよ…こんなに販売場を増やしたのだから…。

でも…何なのか?うちの店が…少し上向きに…っ!
少しだけでが…嬉しいよ。
此れが…景気回復の一歩と思われればイイのですが…。
如何だろうか…???


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