花餅屋廼徒然書附帖

歌舞伎の世界に魅入られた男の、余りにも刺激的でグダグダ過ぎる日々…

と言うことで、播磨の秋祭りです♪取り敢えず文章篇です。

2008年10月20日 23時47分36秒 | 徒然とお出かけ…
我が本籍地、播州に帰っていました。
氏神様の秋祭でして…毎度の如く、呼ばれるがまま…誘われるがまま…好きだから帰ります(苦笑)
やはり、湧きますね…血湧き肉躍るって程じゃぁ無いけれど、好きなものは致し方ないものです!

いつものように…とは行かないで、今日に限って早起きです(汗)
当初予定では朝の8時には出発のつもりで…まぁ、無理です(苦笑)
自販機の補給と売上の回収…釣り銭も勿論チャンと確認して…。
車を出して来て、ゴソゴソと…洗うほど汚れていない…と言っても、前回は盆に帰って以降乗っていないなぁ…動くか?
取り敢えず、親戚中に配る物を積み込んで(汗)…いざ出発!
8時半頃です…まぁ、許容範囲の行動ですね(苦笑)…ガソリンを満タンに給油して…先ずは大阪中央環状線を北上す…。
『あっ!忘れた!』
母が…何か忘れた模様…でも、引き返すのもなぁ…と言うか、別にいいみたいだよ♪
『あっ!忘れた!』
今度は…私…コルセットを巻いてこなかった…大丈夫か?
今度こそ、帰るか?と訊かれたが…いや、部会総会の時も巻いていなかったので…
ままよ、乗り切れるだろうと…勝手に思う。
と言うよりも…今いる場所から引き返すのは…ちとキツイ箇所。
だいぶんと遠廻りして帰らないと…時間のロスどころの騒ぎではなくなる…。
其のまま、一気に阪神高速に入り、西に向かって走りました。

今回…何ら問題も無く、渋滞も無く…無事におばあちゃんの家に到着致しました。
途中で一回、高速のパーキングエリアにて休憩を取って…朝食抜きだったので、オニギリを購入して…情けないと言うか…其処までも早く帰りたかったんだよね♪
浜国道を西に走って…橋を渡る…左手に見える並行して架けられている橋を望む…祭のシデが欄干に無数に取り付けられているが、もう屋台の姿は見えない…やはり、もう過ぎた後か…間に合わなかったか?
いつもの交差点にて左折して…初めての交差点の左角がおばあちゃんの家だ。
通りを隔てた右側には叔父さんの家で…件の寿司屋。
あれっ?人だかりだよ…車入れられない…おばあちゃんの家の裏が駐車場になっていて、いつも其処に車を入れるのだが…スペースは空いているのだが、人だかりだよ!
あれっ!?
目の前の交差点には“やったい”だよ!
間に合った!!
いつも、此の交差点…四つ角にて三台の屋台が其々にチョーサをするのである。
チョーサとは、『差し廻し』のことである…
まぁ、絶好の見物場所となっている…其れも、おばあちゃんの家のまぁ前である!
取り敢えず…無事に車を駐車場に入れて…仮に停めておく。
デジカメを取り出して…先ずは…ボケーっと見入る♪
此処の場所では、此の地区の屋台と…隣村から遣って来た屋台とが先程の橋の上にて出迎えの儀式をして…其のまま御旅所に入るのである。
其の前に、此の四つ角にてチョーサをしていくのである。
母が言うには…昔から此の辺りは花(寄附)がたくさん集まった場所だから、其の名残で今でも此の位置で其々三台の屋台が順次チョーサを繰り広げるのだと…。

で、何処の屋台か…?
あぁ、隅絞りの屋台…此処での隅絞りは一台しかないから…じゃぁ、最終か?
と、思って…見ていると…其の屋台がチョーサを終えて、台車に屋台を載せて進んで行く…続いて橋の方から屋台が遣って来る…あぁ、もう一台残っていたのか…あぁ、此の地区の屋台か…じゃぁ、馬場入りの順番で、出迎えの後に入れ替わったんだな…。



引き続いて…チョーサをして其のまま西へ…馬場に向って行きました。
車をチャンと駐車場に入れて…荷物を降ろす。
おばあちゃんと適当にウダウダと…こんにちは♪

さて…そろそろと思って…家を出る。
西に向って…また、橋を渡ると北側の河川敷一体が『八軒屋の馬場』と言って、御旅所となっている。
昨晩の宵宮の後に神霊を奉安した御神輿が此処にお渡りになられているのです…。
はじめは…橋の上から見ていました…。
馬場には、もう既に壇尻と子供屋台が入っている…。
其れと、別地域の屋台が二台、馬場での練り合わせを終わって据えている。
さぁ、続いて、東から来た三台が馬場入り&馬場練りを始めるところです。



細長い…ホンマに名前の通りの馬場である。
一番奥に見える瓦葺きの建物の中に御神輿が仮鎮座ましましておわす。



先に入った屋台と最後に入った屋台とが入れ替わるところ…練り違いです。
もう一台は、御神輿のおわす御旅所大前にてチョーサをしています…。



此の建物の名前を思い出せない…母が何と言っていたのだろうか?
まぁ、御神輿さんがおわす建物です。
聞けば、今年…御神輿を新調したそうです。
で、建物の中を覘くと…バッタリ目が合う人物あり…っ!
『おぉっ!』
花餅屋宗家の総領の伯父さんだよ…ははは~っ!
会ってしまった、まずい!とまでは行かなくても…母屋には今回寄っていないから…はははは(汗)
まぁ、伯父さん…以前は神社の村総代をしていたので…色々と今回の神輿新調には感慨深いのでしょう…。
伯父さんが総代の時に、神社の社殿の建て替え、正遷座祭を行ったのだから…まぁ、大変でしたね。
…で、今はお寺の門徒総代をされている…ハハハ(汗)

最後に馬場入りした屋台も定位置に据えると…先に入った二台だけがまだ据えていない?
??????



よ~いやさぁ!
よーいやさ!よーいやさ!

同じ播州でも、此の辺りの西の網干地域と中の飾磨地域、東の白浜地域とでは皆、練り方が違ってくるし、掛け声も違う。
網干より以西は『チョーサ』であって、其れより東は『よーいやさ』である。
『よーいやさ!』の掛け声と供に、屋台を前後に大きく揺らすのである。
で…此の二台だけはいつも馬場に入ったときも、宮入の後も、ずっと此の『よーいやさ!』をするのである…。
賛否両論あるが…私は、余り…(汗)
と言うか…文化が違うでしょ?
やはり…昔から伝わっている遣り方があるのだから…ワザワザ東の練り方を取り入れなくても…単純だし。

此の二台の屋台の地区は実は同じ村なのである。
地域が広いから今は二台の屋台を出しているのですが…其の昔には、壇尻も一台あったそうだ…。
其れがいつの間にか無くなり…父も知らないほど昔のことらしいが…。
東西で一緒に一台の屋台を出すと言った形になったらしい…。
其れと、二台で一緒の行動を採るのも理由でしょうね…で、いつも最後に『よーいやさ!』と遣っているのだ…賑やかでいいのですが…。
父が生きているときは、怒っていました(汗)

で…一旦家に戻る…。
少しウダウダとして…其のまま一服していたら、隣の寿司屋から料理が運ばれて来たよ…。
其れまでにも…ワタリガニにシャコに…播州の祭りとは切っても切れない料理が並んでいたので…。
オードブルに、お寿司に…狭いテーブルの上がいっぱいに♪
しかし…私は車で来たので…流石にアルコールはダメです。
折角の祭りなのに…祭り料理がズラーッ!と並んでいるのに…ウーロン茶です。
だって…ダメですものね。
まして、私は仕事柄…絶対に無理っ!!

で、また頃合いを見て…家を出る。
今度は宮に向かいます。
ちょうど宮入の時間に、いい頃合いでしょうか?
今回はタイムテーブルが判らないので…(汗)
今迄の感で動いています(苦笑)
其れと…今一つ用事を託っています。
母屋の従兄弟の子が今年の乗り子になったそうだ…。
まぁ、宗家の伯父さんの孫ですよ…はぁ、また出費です。
先程に、私たちが着く前、おばあちゃんと伯父さんが久し振りと話し込んで…乗り子の話を聞いたそうだ…。
其れを、私は先程の馬場練りの際に確認致しました(汗)
乗り子の鉢巻を見れば…名前が染められているので一目でわかる…(汗)
祝い袋に幾許か…乗り子のお祝いです…お花です。
宮に行って、お祝いを手渡してくるようにとの…言伝です。
ついでと言うか…聞いてしまったのだから…おばあちゃんも連れ立ってお祝いですよ…まぁ、顔ですがねぇ。

先ずは馬場に向う。
最後の屋台も馬場を出て、今は御神輿の発與の準備のようだ…。
と…フト見ると橋の上に数人の人だかり。
あぁ…またまた偶然と言うか…宗家、母屋の伯父さんだよ♪
あぁ、お寺のご縁さんもご一緒だよ…こんにちは。
いつもご一緒になっています…余程仲良しか?
少し、此処で立ち話…をウダウダと…毎度か?(汗)
で、託って来た祝い袋を取り出して伯父さんに手渡す。
チャンと乗り子のお祝いの口上を述べて…母からと、おばあちゃんからだと…私?
私はいいでしょ?此の場合は…大変よ、こう言った付き合いは。

で、ご縁さん…そろそろ宮に参りましょうか?
そうですね…ウダウダしていても…始まらないし、宮入が始まってしまうよ。

如何です?ご一緒に?
ハハハ…流石に、一旦家に戻ると言って…其の場は退散致しました。
幾らなんでも…チト、きついし。
いやぁ…私は自分で好きに見て廻りたい性質ですので…ご一緒だと…後々大変だぁ!
まぁ…一旦家に戻って…直ぐ近くだから言えたものの…再び宮に向かって家を出ました。

あぁ…流石に長くなったので…(汗) つづく…(苦笑)


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