私は、本を読んでいて「ポジティブシンキングの呪い」という言葉に出会いました。
それは「ポジティブシンキングのみで、前向きのみ、光の方向のみ見ようとして、ネガティブは良くないものだ。」という姿勢になったときに、問題になるのです。
人は必ずネガティブな側面を持っていて、ポジティブネガティブ両方あって人間なのです。それなのに、ポジティブだけ見ようとする、目指そうとすることが問題になるのです。
ここまで読んで、私の「ポジティブにフォーカスする」という挑戦がなぜ10日目で挫折したのかわかりました。私は、自分のネガティブさを一気になくそうと思っていました。だけど、ポジティブにフォーカスしているつもりが、とても苦しくなりました。無理がありました。
「ネガティブな自分なんていない」「平気平気、前向きに生きよう」「気にしないのが一番」という姿勢でいました。でもそれは自分の一部を否定することで、自分を否定することになります。
ポジティブでなければいけない、という呪縛に捉われていました。
自分でも、「ポジティブもネガティブもどちらもあり」と発言していましたが、両方あるのが人間でネガティブを認めるところからもう一回始めようと思います。