Bridge Cafe&GuestHouse in Tiger leaping Gorge 虎跳峡でカフェ館を

だんなは漢族とナシ族のハーフ。
地元の食材を利用したBridge CafeとG・Hを営業中!

豚、豚、豚

2007-12-27 23:44:49 | 虎跳峡 Tiger leaping Gorge

 豚を殺しました。
 25日。
 何でクリスマスに?

 悲しいかなここにいると、クリスマス関係ないです。

 豚殺しはちょっとしたイベントです。
 数人の男性が豚を捕まえ、
 家まで連れてきて、
 縄につながれたまま、首筋を切られます。


 相変わらずあの叫び声は聞いていて切ない。
 豚肉おいしいのだけど。
 
 ナイフで切って血が噴出してもまだ生きているから
 もっと一発で殺せる方法ってないのかなぁ。

 その後、準備していた熱湯を豚の体にかけて
 ナイフで毛をそぎ落とします。


 食べられない部位はないくらい、
 いろんな形に解体。
 腸にはこうやって、内臓をミンチにして、味付けしたものをつめるし、
 顔も火であぶってその後耳や頭も食べるし、
 肺は膨らませて(空気入れて膨らませるから口が血だらけ)
 乾燥させて吊るしていました。

 その後この肺はどうなるのかまだ不明。

 
 これはその日の午後には出来上がったソーセージ。

 中国ハムとベーコンはその後塩もみし、
 風通しのいいところに乾燥させて
 乾いたら出来上がりとか。

 意外と簡単なんだ。

 最近豚肉が高いから殺すまで買わないでいいよ、と
 義母からずっと言われ続け、やっと豚肉が手に入りました。

 でも処理が大変~。

 骨付き、つまりスペアリブになる部分を
 たくさんもらいましたが、 
 包丁では切れ落とせません。
 
 そう、斧でたたき割るといった方が的確かも。

 赤身の肉をなんとか処理したくらいで、
 その日は終了。
 あとは任せます。

 私には無理~。

 ハムとベーコンになるものも写真に撮ったけど、
 ちょっと見るにはリアルすぎるので、
 こちらの写真は小さめに。

 

 この日はディンディンがまったく食欲なし。
 昼に生豚肉食べ過ぎて気持ち悪くなったのか、
 いつもなら私が食事作り始めると、
 飛んで入ってくるのに、ご飯食べているときも、
 まったくおねだりしに来ない。

 そして、私たちも少し気持ち悪くなりました。
 昼は簡単にジャガイモ炒めと青菜のスープ、そして、
 豚の油の中に入っていたものを炒めたものを食べて終わり。
 油の中のものってなんだ?と思ったけど、
 確かに真っ白い脂身の中になにか入っている。

 そして夜は大根と骨付き肉のスープに、 
 豚レバー、血の炒め物、
 赤身肉の炒め物、と肉だらけ。


 これを手伝ってくれた近所の人たち数人で
 テーブルを囲んで食べました。


 まだちょっと見たくない感じ、豚肉。






 
 




 

 
 

2007-12-16 17:25:04 | 虎跳峡 Tiger leaping Gorge

最近薪でお湯を沸かすので残った燃えカスの再利用?で
炭をおこしています。
いずれにせよ、この冬薪ストーブを買う予定なので
そこでお湯を沸かすから今から薪でお湯を沸かすのも予行練習です。
以前はこれだけでひと苦労でお客さんが来る前に
もう1日分の仕事を終えたような感じでしたが、
今は朝も夕方も沸かすし、「お湯沸かしてくるか」、
くらいの感覚で火が起こせるようになりました。
少し気合は入りますが。

薪ストーブというとカナダ辺りのログハウスに使われるような
素敵なストーブを想像しがちですが、ここでは現地チベット風の薪ストーブです。
でも意外と素敵な薪ストーブだと思います。

炭に火がつく瞬間、炭が燃えている時のパチパチとしたあの音が好きです。

「天空の城ラピュタ」でパズーとシータが地下に降り立ち、
飛行石の成分を含む石をおじいさんが割ってくれたあの瞬間、
おじいさんが灯りを消すとそこら中の石がキラキラと光り始めた瞬間、
映画では音こそしないけど、きっと音がするなら
炭が燃えている時のこの音に近いんだろうなといつもあのシーンを思い出します。








漢方

2007-12-08 14:22:26 | 虎跳峡 Tiger leaping Gorge


先日彼が漢方薬、というより草です、草をいっぱい買ってきました。
友人に連れられ、わざわざ遠い所まで行って買ってきたのは
そこが結構有名な所だから?
鼻炎に効く草、じゃなくて漢方を毎日煎じて飲んでいます。

でもこれが意外と効くから不思議。
去年、梅里雪山に行って風邪をひいて帰り、咳が止まらなかった私に
義母が山に行ってたくさん色んな種類の草をとってきてくれました。
こんなので効くのかなぁと半信半疑で毎晩、煎じたものを飲んでいましたが、
あんなにとまらなかった咳が
(風邪は治ったのに咳だけ何週間も続いてひどかった)
見事にとまりました。

こっちに来てすぐの頃、食べ物があわないのか、(油とか?)
生活が急激に変わったからなのか、理由がわからないけど、
体中に発疹ができたときも、雑草(薬草)を山に採りに行ってくれ、
煎じたお湯を体にかけたらよくなりました。
初め勘違いして私はその煎じたものを飲んでいました。
結構量あるな~と思いながら何の疑いもなしに。
体にかけるものだから量があるのは当たり前なのに。
見事に下痢。で、体にかけるのだとわかったんですが。
(中国を聞き間違えたとかではなく、
煎じて飲むものだ、という思い込みからくる勘違い。
今思えば、確かに義母は体にかけると言っていた)

だんなは今不規則な生活をしているから、
飲んだり飲まなかったりなので、
果たして効果が現れるかどうかは不明。
いつも苦そうな顔して飲んでいます。
にがみもあるけど、甘草(カンゾウ)が入っているから
最後の「回味」が甘くて私は結構好きです。
なんでもない私が時々少ーしだけ飲んでいます。







厄日

2007-12-08 14:20:32 | 虎跳峡 Tiger leaping Gorge

便器に携帯を落としました。
それも水洗トイレならいいけど、
中国の田舎にある、ドアのない、横の仕切りだけの、
用を足す穴があるだけの、公共のトイレの穴の中へ。

用を足す直前ポケットの中から落ちていったので、
ひとまず、場所を隣に移って用事を済ませ、
受付のおじさんを呼びまずお金を払い、(1回5角=8円くらい)
お願いして取ってもらった。

小銭がなかったので、5元=80円くらいを払っておつりを受け取る前に
おじさんに面倒なことをお願いしてしまったので、おつりはくれなかった。
「おつりはいらないよね」と。
取ってもらったからおつりの4,5元全て受け取るつもりはなかったけど、
向こうの方がウワテだった、仕方ないか。

おそるおそる携帯をつかみ、
水で洗ったらまずいことはわかっていたけど、
洗うでしょ、普通、と思い、洗いました。

すると案の定、壊れた。
今年携帯買うのこれで3度目になるかな~と思いつつ、
携帯振ったり、乾燥させているうち復活してくれました。
よかった。

この忌々しいハプニングがあったあと、ネットカフェへ。
いつもより遅い時間。
速度がめちゃくちゃ遅い。

今日は待たせている原稿と写真を何としてでも送らないといけないのに
こんな日に限って遅い、ホットメールが開かない。

あきらめました。
帰りのバスの時間がせまっていたし。

戻ってきて何事もなく一日が終わろうとしていたそのとき、
冷蔵庫隣においていたダンボールがカサカサと音を立てる。

絶対中に何かいる!
でも怖くて見れない。
段ボールを蹴ったり、外からつついたりしたそのときは音が止む。

気のせい?
しばらくしてまた音が。
やっぱり何かいる!

ネズミを見たのは子供の頃近くにドブがあってそこで一度見たきり。
次に見たのはもう何十年もあとの上海のアパートの階段で。
怖くて夜遅く帰宅する日はいつもネズミにおびえていました。
つまり人生でネズミを見たのはまだ2度ほどだけ。

大学時代の友人はバイト先のキッチンでよく見るよ、
と言っていたけど、信じられない~。

どうしよう~、ダンボール。
棒でつつくと小さなネズミが顔を現しました。
でも段ボールが高すぎて出られないみたい。
しばらく見ているといきなりネズミがジャンプ!

ひえ~~。
怖いよ~、どうしよう~。

仕方なしにだんなが帰ってくるまでの間、
そのダンボールを外に出すことに。

まだジャンプしていたので、木でふたをしました。
逃げられても困るし。

だんな曰く帰ってきたら殺すからおいといて。

するとディンディンがどこからともなくやってきて
なにかを察したようで、やたらダンボールを嗅ぎ回っている。

猫じゃないので捕まえてくれるかどうかわからなかったけど、
試しに段ボールを倒してディンディンに向けると
必死に段ボールに顔を突っ込んで何やら探している様子。

次の瞬間すごい勢いでディンディンが走っていきました。
あ、ネズミ逃したんだ、ま、いいか。
これでとりあえずは安心して寝られると思っていると、
何かを口にくわえて戻ってきた。

ネズミ…結構無残な姿。
義母が飼っている猫シーシーはネズミを食べます。
家を守ってくれこそしないけど、義母曰く一番貢献しているのだとか。

ディンディンは食べるのかなぁ~とずっと見ていたけど、
食べませんでした。
つついて、最後にかみ殺して?遊んでおしまい、みたい。

ついてない1日は最後までついてなかった。


翌日気を取り直して?
せっかく毎日が自宅で「七輪」状態なのだから
なんかできないかなと思い、鶏のお尻を焼いてみました。(ボンジリ?)
(なぜか市場で鶏のお尻ばかりが袋に詰めて売られいていた)

日本にいるときは七輪でさんま焼いて食べることができたらな~と
思っていたけど、煙が心配でできない!
ここでは最近毎日木炭で暖を取り、囲炉裏状態なのに、
反対に美味しいサンマが手に入りません。
上海でさえ、鮮度の落ちていたのしか売ってなかった。

焼き鳥屋さんの苦労が少しわかったような気がするのは大げさ?
遠火の強火。うまい具合に焼けたと思って食べてみると中が半焼けだったり。

焼き鳥食べると美味しい日本酒が自然に飲みたくなります。