濱寅の好き勝手BLOG

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富山県 黒部渓谷、サル専用つり橋

2005-05-23 | 社会

富山県 黒部峡谷で知られる宇奈月ダム上流に野猿専用のつり橋が完成、サルの群れが利用している。
ダム建設でえさ場が狭くなり、一部が下流まで下りて農作物に被害を与えているサルを山に戻そうと、国土交通省黒部河川事務所が建設した。
サル専用のつり橋は珍しいという。
黒部渓谷サル専用つり橋橋は長さ137メートル、幅33センチのはしご状で高さは水面から20メートル。
03年10月から2700万円かけて建設し今年2月に完成した。
同事務所が2月3日から3月18日までに5回、計32匹がつり橋を渡っているのを確認、ビデオに収めた。
1回で20匹の群れが渡ったこともあったという。
つり橋は、地元で野猿の研究をしている県立雄峰高校の赤座久明教諭の提言で建設された。
赤座教諭によると、01年のダム完成で周辺のサルが左岸と右岸の行き来ができなくなり、えさ場が減った。
このため宇奈月温泉街付近に移動、下流のサル群が玉突き式にさらに下流へと移動し、黒部市の市街地近くでも出没するようになり、リンゴや野菜が食べられる被害が出ていた。
同事務所は、ダム湖の両岸にサルのえさとなるアキグミの種をまいたり、移植したりしてえさ場の確保を進めている。
赤座教諭は「人里に下りたサルがすべて山に戻ることはないが、新たなサル群が下流へ移るのを食い止められ、野荒らしの増加を防げるのではないか」と話している。

(朝日新聞 記事参考)

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