わたくしの誕生日恒例、ワンマンライブ大創業祭、今年もみなさんのおかげで、華々しく派手にぶち上げることができました!
サポートしてくれたミュージシャンや、駆けつけてくれたミュージシャンの人たちも仰ってましたが、みなさんホントにあたたかい、ホントに幸せなムードの中、がっつりと23曲、3時間歌い続けることができました。
思い返せば、初めてソロライブと銘打ってピアノ弾き語りで人前でやったのが2009年の1月、それから紆余曲折、ホントにまあ自分でもよく辞めなかったなと思うところもありますが、どうにかこうにか軌道に乗り始めて、そしてこうして10周年の日を満員御礼で迎えることができたのは、本当に支えていただいている皆さんのおかげです。本当にありがとうございます!
帰りのタクシーに揺られながら、ライブを反芻していると、新しい道ができているのに気がつきました。まだ工事中で、開通はもう少し先のようですが、曲がりくねった小道だらけだったところに、ズドンと大きな幹線道路が通るようです。
調べてみたら、放射5号線という道路と、三鷹3・2・2号という道路の工事をしているようですね。東八道路と環八方面を繋げる動脈になる予定の道路のようですが、だいぶ道路はできているものの、まだほとんど共用されておらず、近所の住人と思しき歩行者や自転車が少し通っているぐらいでした。
新しい道路とか線路とか、大好きなんですね。新しい高速道路の開通のニュースなんか、ワクワクしちゃって、早く走ってみたくなっちゃう。昔、子供の頃、父親がわりとドライブ好きで、あちこち連れて行ってもらったんですが、その頃から、新しい道が大好きで、旭川に新しい道や橋ができると、理由もなくとも、とりあえずそこに向かったりしていました。
というわけで、つい、翌日、アートリオンに忘れ物を取りに行くついでに、新しい道を自転車で走っちゃいました。
ピカピカの舗装やガードレール、真新しい標識や信号機、そんなものについ反応してしまいます。まだ袋をかぶった信号機は、どんなパターンで動くんだろうとか、どこそこに向かうときに、ここを通ったら、どのくらい近道になるんだろうとか。なんか、東京の新しい歴史に立ち会えたみたいで、胸が躍ります。
思えば、東京に出てきてウン年と、ずっと言っていた気もしますが、東京の街の移り変わりもずいぶん見てきました。大好きな下北沢もずいぶん変わってしまったし、小田急線や京王線の昔住んでいたあたりの駅も、新しい駅舎になったのをずいぶん見てきました。
それだけの歴史を、僕は東京に刻んできたのかなあ、とも思います。
MCでも言いましたが、ちょっとばかりのパンクスピリッツを炸裂させて、あえて野狐禅時代はカウントせずに「芸能生活10周年」という冠をつけました。それは、今やっている音楽は、紛れもなく僕が一人でハマノヒロチカとしてやっている音楽で、その覚悟とけじめの意味でもありますが、それはそれとして、野狐禅時代の経験も、間違いなく僕の中には脈々と流れているものであります。
今回のライブは、そんな想いも込めて、あえてそんな冠をつけながらも、10年間も変わらず野狐禅を愛してくれている方にもありがとうの気持ちで、野狐禅時代の曲も歌わせていただきました。
ライブは良かったんじゃないかな、と思います。
現時点で、最高に近いクオリティのものができたんじゃないかと思います。
一人でどれだけ世界を作れるか、というところに挑んだ第一部、そしてバンドやセッションで、自慢の楽曲を高いクオリティで演奏するというところに挑んだ第二部、そして僕の永遠のテーマでもある、歌を自信をもって届けるということ、どれも、まだまだ課題はありながらも、満足のいくライブだったんじゃないかなと思っています。
でも、まだまだうまくなれる。まだまだ良いライブができる。そんな確信めいたものもあります。
兎にも角にも、このライブをやりきって、たくさんの方に観ていただけて、本当に良い大創業祭に出来たというのは、またひとつ自信にして、次のステージを向かいたいと思います。
嬉しいことに、またすぐワンマンがありますね。
MC中に、つい「新曲を4曲書きます」と宣言してしまいました。有言実行できるよう、ひたすら筆を握ります。
42歳、ギリギリと筆を握りしめ、ピアノにかじりついて、そして生まれる歌が、きっとみなさんの新しい感動や、パワーや、癒しや、気づきになれるよう、変わらずひたすら精進します。
新しい道は、どんどん作っていける。
大創業祭、本当にありがとうございました!
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