KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

釣瓶落とし

2016年10月31日 | 暮らしのつぶやき
天気 晴のち曇

昨日は12月の陽気、という日で、またもや用でお出かけ(姉関係です)
そんなことで、今朝は青空が広がっていて、今日を洗濯の日にしなければいつになるの?と思って目いっぱい干した。残念、昼前にはあっという間に雲だらけの空になってしまった。
少し日が射したのは、もう太陽がかなり傾いた3時ごろだった。そして、すぐに、暮れていく。
釣瓶落とし、とはよくも言ったもの。
ちょっと何かしているともう日が傾いてしまい、おまけに今日で10月が終わる。何だか、ため息が出てくる。今月、自分のために何かしたっけ?と。
いや、生きていられるからこんなに忙しい訳で・・と思い直したり。

ずんずんと老いゆく心地秋の暮  KUMI
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秋の蝶

2016年10月29日 | お散歩写真
天気 曇

石蕗の花が咲き始めた。足を止めたら、シジミ蝶が止まっている。慌ててスマホを構え、手前の蜘蛛の巣にひっかかりそうになって撮った。じっと動かない蝶が哀れ。花が少ないので、目いっぱいに吸っているのだ。蜘蛛の巣に気をつけて帰ってね。

近所の動物病院の看板犬もハロウィンの装い。


この犬、フィギュアです。通りかかった小さな犬が吠えて向かっていくのを見たことがある。
ハロウィンなんて、繁華街で騒ぐだけのこと、と思って駅前まで買い物に行ったら・・


あらまあ、である。いよいよわが町にもこの騒ぎが?
左に見える眼鏡をかけたぬいぐるみは、わが町のユルキャラ君。武蔵国分寺の天平の瓦に足のついている奇妙なユルキャラで、可愛い、とはお世辞にも言えないけれど、結構人気があるようで。
賑やかに踊る子供たちを横目に、商店街の福引を引きに行ってみた。買い物なぞする暇もなかったし、たった3枚。でもなんと、そのうちの1枚が5等の1000円の商品券になった。
籤運の悪い私にしては、ちょっと良い気分。

仮装してハロウィンといふそぞろ寒  KUMI
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返り花

2016年10月28日 | 暮らしのつぶやき
天気 曇のち雨

朝から気温が上がらず、天候が1ヶ月も先に進んでしまった。私一人だったら、暖房を入れたいところ。

昨日は大事な用で出かけ(姉関係ばかり)、今日は「事務処理」の一日。
コピーの必要なことがありコンビニへ行くとき、スイカズラの香に気付いた。あれ?もう夏には終わっているはずなのに・・と見ると、結構たくさん咲いている。夏に咲いていたときは、見る余裕もなかったのだろう。

さて、今日の事務処理の一つ、姉の年金請求。亡くなった月の分が相続人に支給されるのだ。
姉は教師だったから、主なものは共済年金。そちらは面倒でも請求した方が良い金額なので書類を整えた。まだ工事の終わっていないお墓の整備に充てることが出来るし。
大学に籍を置かずフリーで教えていた時期もあったので、国民年金も少しある。その方の請求書類を見たら・・同一世帯でないと、何とその書類のややこしいこと。戸籍関係のもののほかに、入院していた病院の証明とか、色々。
問い合わせたら、やっぱり面倒なので請求はやめた。支給額と、戸籍などの発行手数料や手間暇を天秤にかけると、もういいよ、という思いになる面倒さ。
これでは諦める人が増えそう・・と思った。
私が一人占め出来るお金でもないし。

雨を呼ぶ香を放ちたり返り花  KUMI


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初冠雪・生田緑地吟行

2016年10月26日 | 俳句
天気 晴

朝、カーテンを開くと富士山頂が白い帽子を被っていた。
初冠雪。これが見えると、いよいよ秋が深まる・・というのがいつもの年のこと、でも遅い冠雪というのに今年は暑い日となった。なので、朝の富士山もすっきりとは見えなかった。

季節外れの暑さとはいえ青空の広がる一日で、木蔭はひんやりと秋の空気、気分の良い吟行だった。


会場が緑地の上にあり、緑地内の岡本太郎美術館の屋上(3階になる)から行くことが出来る。いつもは下から見上げるだけの母の塔を今日はまじまじと眺めた。


でも、吟行の間、誰にも会わないかった。なぜ?と思ったら、午後の句会で判明。殆どの人たちが広い緑地内の薔薇園へ行っていたのだ。私の中では、薔薇園へ行くという選択肢はなかった。会場から遠いし、何よりも、秋の薔薇は句材としてはとても難しい。
句を作るよりも写真を撮りたくなる。
句会では、薔薇の句が圧倒的に多くて、失礼ではあるけれどうんざりした。やはり薔薇は初夏の花。無論、秋薔薇として素敵に句にしたものも多かったけれど。
今日は天気に誘われて久しぶりにかなり歩き、疲れた。

富士に初冠雪背筋伸ばさねば  KUMI
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北の国の俳人

2016年10月25日 | 俳句
天気 曇のち一時雨

昨日、情報は入っていて、同じ結社の北海道の会員が「角川俳句賞」の最終候補の5人に入った。残念ながら受賞には至らなかったけれど、この人の句が私は大好きだ。
一度だけ、東京で結社の全国規模の集まりのあったときにお会いして会話を交わしたことがあった。北海道のかなり北の方の地で牧場を営んでいる、というから頑丈な熊のような人かと思ったら、第一印象は細身のやさしげな人でびっくりした。私よりも20歳若い、というけれど、もっとお若く見えた。句は、日々の牛飼いの暮らしから生まれたものが多くて、自然への目の行き届いた作品が多い。

今月の結社誌に載った句  飲みしあと仔牛しづかや合歓の花  牛後

俳句から遠ざかっていた今年の暮らし、彼の作品50句を読んで我が身の情けなさを思い知らされた。才能がない私も、それを可として前進しなくては何にもならない。

掲載されていた50句の中から抜粋。
ちなみに、「にれかむ」は牛の反芻のこと。

牛の腹しづかに満つる寒夜かな
永き日やばふうと深き牛の息
にれかめる牛に春日のとどまれり
くものすのいつぽん春風が見える
蝉時雨ざんざんと牛水を飲む
牛追つて吾の残りし秋夕焼     牛後

明日は、久しぶりに吟行句会だ。
そのために今週は「事務処理」その他、色々頑張らねば。

市役所の端の花壇の末枯るる  KUMI
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