放課後,算数の苦手な子の補充学習を行っている。
そのなかで自分で決めていることは次の二つ。
1.1日15分以内。
勉強が嫌いなのだから,6時間の授業だけでも精一杯。
そのうえ勉強するというのだから,とにかく短時間で終わらせる。
2.「できた」を繰り返す。
算数の苦手な子は「わからない,できない,おもしろくない」の繰り返しでここまできている。
5年生ともなればそのマイナス意識はもう地層のように分厚くて強固で頑丈。
だから決してあせらずに,十分簡単なところから初めて,「できた」を繰り返すようにしている。
1,2を守ることで
とにかく笑顔で帰ってもらうことを目標にしている。
さて,そのように算数嫌いの子とじっくり組み合っていると,いろいろ発見がある。
例えば九九。
5×3=15(ごさん十五)
5×4=20(ごし二十)
5×5=25(ごご二十五)
・
・
・
と普通なら難なく進んでいくが
苦手な子はひとつひとつに時間がかかる。
5×3=・・・・・・・・15(ごさん・・・・・十五)
とようやく15が言えたときには
何の答えが15だったかぼやっとしてしまっている。
それで5×3=15の次に
6×3=20や
5×4=25が出てきたりする。
5の段の九九なら
5×1,2,3,4,…の答えを覚えればいいだけと思いがちだが,
その前に
かけられる数(5)は変わらずに
かける数(×1,2,3…)は1ずつ順々に増えていかなければいけない。
九九が言えるとは,ここのところがぶれずに進んでいくという大前提があったのだ。
だからノートに丁寧に
5×1=5
5×2=10
5×3=15
と順に書かせていけば時間はかかったが間違いは激減した。
2年生の先生は当然そうやって教えているのだろうけど,
高学年ばかり担任している間に,
そのへんのことが雑になって「できて当然」で進んでいたことに気づかせてくれた。
いつもできない子が先生の先生なのだ。
そのなかで自分で決めていることは次の二つ。
1.1日15分以内。
勉強が嫌いなのだから,6時間の授業だけでも精一杯。
そのうえ勉強するというのだから,とにかく短時間で終わらせる。
2.「できた」を繰り返す。
算数の苦手な子は「わからない,できない,おもしろくない」の繰り返しでここまできている。
5年生ともなればそのマイナス意識はもう地層のように分厚くて強固で頑丈。
だから決してあせらずに,十分簡単なところから初めて,「できた」を繰り返すようにしている。
1,2を守ることで
とにかく笑顔で帰ってもらうことを目標にしている。
さて,そのように算数嫌いの子とじっくり組み合っていると,いろいろ発見がある。
例えば九九。
5×3=15(ごさん十五)
5×4=20(ごし二十)
5×5=25(ごご二十五)
・
・
・
と普通なら難なく進んでいくが
苦手な子はひとつひとつに時間がかかる。
5×3=・・・・・・・・15(ごさん・・・・・十五)
とようやく15が言えたときには
何の答えが15だったかぼやっとしてしまっている。
それで5×3=15の次に
6×3=20や
5×4=25が出てきたりする。
5の段の九九なら
5×1,2,3,4,…の答えを覚えればいいだけと思いがちだが,
その前に
かけられる数(5)は変わらずに
かける数(×1,2,3…)は1ずつ順々に増えていかなければいけない。
九九が言えるとは,ここのところがぶれずに進んでいくという大前提があったのだ。
だからノートに丁寧に
5×1=5
5×2=10
5×3=15
と順に書かせていけば時間はかかったが間違いは激減した。
2年生の先生は当然そうやって教えているのだろうけど,
高学年ばかり担任している間に,
そのへんのことが雑になって「できて当然」で進んでいたことに気づかせてくれた。
いつもできない子が先生の先生なのだ。
名言ですね!
かけ算九九は,全員できるようにして進級させたいとぼくも思っています。
でも,他にも教えることがどんどん,津波のように押し寄せてきて・・・。
そこで,「なわとび級表」ならぬ,「かけ算九九級表」というのをつくりました。上がり九九と下がり九九のそれぞの段を何秒で言えたら,何級のようにぬっていくだけのものですが。毎日5分くらいチャレンジさせることで,定着させたいと思っています。お互いがんばりましょう!
せっかく褒めていただいたのになんですが,
これはいろいろな諸先輩が言われている言葉です。
ただそれただの名言にしておくか,
実感として自分の実践に活かすかどうか,
その違いは大きいと思いますが。
下がり九九。
難しいですよね。
僕も苦手です。
というか普通の上がり九九も実は苦手です。
例えば
9×8=72(くは72)は
いったん頭の中で
8×9=72(はちく72)
と置き換えてから使っています。