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われは草なり

2011-09-09 22:04:47 | 国語
火曜,水曜と2時間で国語「われは草なり/高見順」を授業した。
読むだけで気力がわき上がってくるようで大好きな詩だ。

第1時 
①音読8回 いろいろな形で
②視写
③筆者は? 高見順
④何連の詩? 4連
⑤各連を漢字1字で表すと?
 1連 伸
 2連 緑
 3連 緑
 4連 生
⑥他の連と違うのは?
 4連
 1~3連は草のこと,4連は人生にも通じることだから
⑦文語の説明
⑧この詩を現代語で自分なりに訳してみよう
 ノートに書く
 発表

第2時
⑨音読2回
⑩読んでいてリズムがよいのはなぜだろう?
 7音と5音の繰り返しで詩ができているから
⑪どこかリズムが違うところがある。どこ?
 2連「緑の己に」3連「緑の深きを」が8音になっているという声が続出したが
 読んでいて違和感はないのでそこは問題でないと説明。
 しばらくして
 4連「ああ 生きる日の」が2音,5音と言えることを発見。
⑫破調の説明
 わざとリズムを崩していること
 そこに筆者の強い意図が表れることが多いこと
⑬この詩をひとことで「~の大切さ」と言うとするとどうなるか
 ノートに書かせて持ってこさせる
 「生きることの大切さ」
 「生きる日の大切さ」
 「生き続けることの大切さ」
⑭暗唱

ざっと書くとこんな風に授業した。
授業をしながら順序が違う!と後悔していた。

授業は「パーツと順序」だ。
たいして教材研究もせずに授業するから
パーツを逃したり順序を間違えたりすることがよくある。
いやほとんどがそうなのかも知れない。

特に教材研究しなくても「コレしかない!」というような
「パーツと順序」で授業を組み立てられるのが教師の地力だろう。
だからこそ地力のない自分は
教材研究をしたりサークルで鍛えられたりしなければいけない。

特におもしろかったのは⑧の活動で
ここにそれぞれの読み取りがはっきり表れた。
これを最後に持ってきたらよかったと後で思った。

あなたならどんな「パーツと順序」で授業しますか。


 
  

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