私にできることは小さなこと でもそれを感謝して
できたら きっと大きなことだ
風は見えない だけど木に吹けば 緑の風になり
花に吹けば 花の風になる
今、私を過ぎていった風は どんな風になったのだろう
日時 平成22年3月11日~23日
場所 京阪百貨店守口店ギャラリー
主催 毎日新聞
テーマ 花の詩画展 口で咲かす命の輝き
画家 星野富弘
プロヒィール
星野さんは1946年群馬県生まれ。中学の
体育教諭となったが、クラブ活動の指導中に頚椎
(ケイツイ)を損傷して手足の自由を失った。それか
らベツトの上で絵筆を口にくわえ、母親にスケッチ
ブックを動かしてもらい身近な風景を描くようにな
った。
事故から9年後には初個展を開くまでになり、82年
には最初の詩画集【風の旅】を出版した。
下顎レバーで動かせる車椅子で散歩されている
ところがビデオで見ることができました。昭和56年
結婚。
ふるさとの群馬県東村に富弘美術館が建てられ
ました。
不慮の事故による長い入院生活からふるさとに
帰った星野を迎えてくれた自然。子供の頃から眺
めてきた山々や川の流れ、そして四季折々に咲く
野の草花は、絶望の淵からに立ち尽くした彼を生
きる道へと導いてくれた。
その自然を描いた数々の詩画作品は、『生きるこ
とのすばらしさ』 『生きる勇気』を与えてくれます。
ブラインドのすき間からさし込む朝の光の中で
二つ目のつぼみが六つに割れた 静かに反り
返ってゆく花びらの神秘な光景を見ていたら
この花を描いてやろう などと思っていたことを
高慢に感じた『花に描かせもらおう』と思った
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感想
3月10日の毎日新聞で星野富弘さんのことが、
紹介されていました。詩と絵画の優しいコラボ
には、口で描かれたものと知った時の驚きは、
感動の一言。
絶望的な身体の状況から立ち上がられ、人を
感動させるこんな素晴らしい詩と画を創作され
るとは。
お母さん、看護師さん、何よりも生徒達の明る
い手紙など周囲の励まし。死にたいと思ったこ
とより『生きろ』と教えてくれたお母さんや聖書
の言葉など応援が大きかったと書かれていま
した。