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hamachanのブログへようこそ

一期一会を大切に色んな人とブログを通して交流できたらと思っています。

ジュディ・オング倩玉木版画の世界展

2011-11-14 18:05:43 | 美術展


ジュデイ・オングさんは、歌手として昭和54年シングル
『魅せられて』200万枚の大ヒットを記録しかその活動
について知りませんでしたが、今回、木版画美術展が
開催されるということで、凄い人だなあと初めて知るこ
とができました。

25歳の時に出会った木版画に魅せられ、その画業を
スタートさせた。大胆な構図と木版画ならではの力
強い線と細やかな細工で見る者を魅了する。

昭和58年(05)に37回日展特選を受賞した『紅楼依録』は
チケットに飾られていました。


     『紅楼依録』 2005年 37回日展特選     

下絵や版木、製作の様子を紹介する映像も見ることが
できました。約60点の作品には、ジュディ・オングさん
の説明文がありました。生き生きとした文章にも
感銘を受けました。意気込みも感じられ、楽しく作業
されている様子が映像から伺いました。


『祇園白川』 
第80回白日会展出品 60部と数字が書かれていましたが、これは
60枚刷られたということでした。


         『仙橋抱翠』   第39回日展入選

現在は、『ジュディ・オング倩玉(セイギョク)』を前面に出して
、国内外で木版画展を開催している。


ガラス絵皿作品展 あでやか源氏物語再現!

2011-10-11 18:05:09 | 美術展


ガラス絵皿は尼崎市の日本山村硝子が、源氏物語千年紀を記念して製作した。ガラスの大皿に源氏物語全54帖を美術家の植村佳菜子さんが、1帖ごとに印象的な場面を切り取り、直径35センチの色つきガラスの特殊な絵の具で描かれました。
展示では、大皿ごとにあらずしが分るように説明書を添えている。
絵が立体的に見えるので、係りの人に尋ねたら、お皿の裏面にも同じ絵が描かれていたためと分りました。



薄雲(うすぐも)  光源氏の娘、明石の姫君の鉾着、子供が
           初めて鉾着をつける儀式




朝顔 (あさがお) 
   
雪の降り積まつた月夜、光源氏と紫上は、童女たちに
   雪遊びをさせる。




行幸(みゆき)
   
玉鬘の裳着(もぎ)の場面、裳着は女子の成人式



源氏物語千年紀は、沢山の催しが各地で開催されました。
平成20年4月に『源氏物語千年紀展』が盛大に開催されま
した。瀬戸内寂聴さんの講演を聴いているときに、テープ
カットしてきたと話されていました。
印象にのこつたのは、『源氏物語錦織絵巻ー山口伊太郎
遺作展』、でした。『都おどり』でも源氏物語がテーマでした。




今回のガラス皿作品展が阪神電車の御影駅の近くで
開催されました。この駅には下車することがないので
周辺を喫茶店を探していたら『沢の井の池』を見つけ
ました。
阪神電車の高架下にありました。綺麗な水が溜まって
いました。



      自宅の金木犀


NHK年大河ドラマ特別展『江~姫たちの戦国』

2011-08-04 10:46:22 | 美術展


見所解説付き特別鑑賞会

日時    平成23年7月29日(金)
見所解説 午後1時30分~2時30分
会場    長浜市曳山博物館

本展の担当学芸員による見所解説がありました。
当初は第1会場の長浜歴史博物館(長浜城)で開
催の予定が、崇源院宮殿(江の位牌を祀った厨子
ー東京・祐天寺蔵)が大きすぎたので搬入できない
ため第2会場の曳山博物館での展示
となった。
主役の江の資料が2点(手紙)しかなくてどのよう
に構成・収集するか、苦労されたようである。
本展では、江の父母の家である織田家、浅井家、
姉とその婚家である豊臣家、・京極家、それに自身
が嫁いだ徳川家の人々にスポットを当て、現在に
伝わる数々の遺品を2会場に分けて展示する中、
江の生涯について考えます。



崇源院宮殿(江の位牌を祀った厨子
ー東京・祐天寺蔵) 
金箔で覆われて内部も蒔絵でしょうか
張られていました。



崇源院(江)像

元亀4年(1573
)戦国大名浅井家の当主・長政
と、織田信長の妹・との間に生まれた
その姉には、豊臣秀吉の別妻となった茶々
(淀)、北近江の守護家・京極氏の正室となつた
がいました。
は、小谷・北庄と2度の落城で、父・長政と母・
市をなくした後、わずか12歳で尾張国の佐治一
成のもとに嫁入り、その後、豊臣子吉秀勝の妻
となった後、徳川家第2代将軍についた徳川秀忠
の妻となり、二男五女を産みました。




近江に生まれ、2度の落城を経験した江 
戦国の姫として、将軍正室という頂点に登りつめた
信長・秀吉・家康が成し遂げた天下統一
そのすべてを背後から支え、乱世の終息を願った江
将軍を生み、豊臣・京極と姉たちの家に娘を送り
前田家や越前松平家、それに皇室まで娘を
 嫁がせた江
その全貌が出生地・長浜によみがえる



     春日局坐像 


秀忠と江との間に長男竹千代(3代将軍家光)と
次男国松(忠長)との次期将軍争いが起こり、
大御所となつていた家康が今後長男が将軍と
なることを決めたとの説明がありました。
竹千代の乳母として福(後の春日局)が登場する。




今回、丹神会の佐藤さんが、NHKの特別鑑賞会
を申し込み・当選されてお誘いを受けました。

昼食も佐藤さんのお任せコースでインターネツトで
検索されたと推察しますが、
ちょっと変わったグルメ
でした。
長浜名物『鯖そうめん』を『翼果楼』というところで
戴きました。そうめんをダシで炊いたものによく煮
込んだ鯖が載せてありました。あっさりした味でした。

京都・金戒光明寺
江・崇源院の供養塔 京都ウオークで訪ねました。



久々の長浜です。




第40回記念『西神土葉会展』(油彩)

2011-07-27 11:33:12 | 美術展


 


 田中かつえさん 『街角』 -上海



田中かつえさん 『HANA』



 



 



 



第40回記念の西神土葉会展、年間2回の開催ですので
20年の節目の年、開催おめでとうございます。
田中さんとは、竹の台カラオケ同好会で出会ってから
第37回から見せて頂いていますが、今回は40回記念という
ことで、皆さんの意気込みが強く感じられました。
田中さんから2点の展示と聞いていましたが、会場には
1点しかなくて、外側の陳列のケースに3点が展示されて
いて、その中の一つに『HANA』がありました。
これからも末永く続けていってください。
次回、楽しみにしています。


  





 


【フェルメールからのラブレター展】京都市美術館

2011-07-18 15:12:58 | 美術展

場所 京都市美術館
テーマ 【フェルメールからのラブレター】
     コミュニケーション:
           17世紀オランダ絵画から読み解く
    人々のメーセイジ
期間 6/25~10/16

概要 17世紀オランダ絵画には、手紙を中心
に、家族や恋人たちの語らいが数多く見られる。
ヨハネス・フェルメール、ヘラルド・テル・ボルフ
といったオランダ黄金時代を代表する作家たち
の家族の絆と対話を観る。
修復後初めて美術館を出る『手紙を読む青衣
の女』など、ヨーロッパやアメリカの各地から
集められた約50点の作品が展示されていた。


 フェルメールの手紙を書く少女


 



フェルメールの手紙を読む青衣の女


フェルメールの手紙を書く女と召使

現存する作品が30数点しかないヨハネス・
フェルメール(1632年10月31日~1675年12月
15日)の作品が3点やってきました。
『手紙を読む青衣の女』の女性は口を少し
開けている。手紙を音読しているとのこと。
音読の習慣は当時一般的なものだつたよう
です。『手紙を書く少女』はフェルメールの作
品に共通する左から差し込む光が女性に
スポットライトのようになっている。





我が家の花壇


 



大英博物館『古代ギリシャ展』

2011-06-24 11:30:01 | 美術展


    円盤投げ(ディスコボロス)


後2世紀(原作:前450ー前440年頃)大理石 高さ169cm
幅 105cm、奥行63cm
古代ギリシャでは、運動競技は男性市民の早期教育
に欠かせないものでした。四大神域のひとつオリンピ
アで四年に一度開催された競技祭には全ギリシャから
選手と観客が集まり、オリンピアは古代オリンピツク
発祥の地となりました。
円盤を投げる直前の運動選手ー若々しく、かつ、鍛え
られた肉体像ーは、まさにギリシャ人が理想とした身
体像を表現しているといえましょう。


この彫像は紀元前五世紀半ばにギリシャの彫刻家
ミュロンが作ったブロンズ像を手本に制作された、
ローマ時代(後2世紀)のコピーである。


場所  神戸市立博物館
会期  3.12~6.12
会期末近くに行ったので混んでいました。説明文
が作品の近くと人の頭を越えた所と2ヶ所に掲示
されていました。混雑緩和のため工夫されていま
した。


   スフィングス像(おそらくテーブルの脚部)

ギリシャ神話に出てくるスフィンクスは、女性
の頭とライオンの体、鷲の翼を組み合わせた
神聖獣。エジプトの
スフィンクスと違って、ギリ
シャのスフィンクスは翼を持っている。墓の番人
として頻繁に墓標に表現された。



後期スペドス型女性像
(前2600~前2400、大理石 高さ48.5cm、幅12.2cm
奥行 7cm)
スベドスは、ナクソス島のある墓地に因んだ名称。
多くが墓の中から出土していることから、死者の冥府
(メイフ)への旅立ちの付き添いとして製作された。



アフロデイア(ヴィーナス)像
(ローマ時代ー原作:前4世紀
高さ107cm、幅33cm、奥行35cm)
アフロデイテは美と愛欲の女神で、オリエントの
豊穣多産の神であつたと考えられている。
本像は、紀元前360年頃、彫刻家プラクシテレス
が作った彫刻をもとに数多く生み出されたコピー
の一つ。アフロデイテ像が祀られたクニドスの
神殿は、旅行者を惹きつける人気の場所で、沐浴
(モクヨク)のために裸となった女神の姿を見る者
はあたかもアフロデイテの不意を衝き、覗き見する
ような感覚に陥ってしまうとされた。



 耳飾り(前300年 縦む6cm)


耳飾の円盤部分と円錐部分には女性像が挟まれて
おり、左右にはイユンクス(欲望をかき立てるという恋
のお守り)持ったエロスが吊り下がっていました。


感想
美術、文学、哲学、スポーツなど様々な文化が
花開いた古代ギリシャ。本展では、日本初公開
となるギリシャ黄金時代の傑作『円盤投げ(ディ
スコボロス)』をはじめ大英博物館が世界に誇る
ギリシャ・ローマコレクションから厳選された彫像
、レリーフ、壷絵など135点を紹介していました。
そのすべてが、人間の『身体』を表現したもので
した。
ただただ感動の連続でした。


水彩の魅力 青山政吉展

2011-05-29 16:28:26 | 美術展


日本の美しい風景を水彩で描いた青山政吉(1920~
1994年)の代表作など集めた『水彩の魅力 青山政
吉展』が、西宮市中浜町の大谷記念美術館で開か
れていました。平成23年4月2日~5月22日
青山政吉は大阪で料亭を営む家に生まれ、京都市立
絵画専門学校で日本画を学ぶかたわら、近代日本を
代表する洋画家の一人、黒田重太郎のもとで洋画を
学んだ。

やがて水彩による風景画を描くようになり、日本画の
繊細さと洋画の緻密な構成力を存分に発揮した。


74年には『近畿百景』シリーズを描き始め、やがて
代表作となる『万葉百景』、『日本百景』へとつながつて
いく。現地での製作にこだわり、日本中を旅して描いた
風景の数々は美しい色彩に彩られ、穏やかに四季の
美しさをたたえている。

今回の展覧会は同館が09年に『万葉百景』、『日本百景』
の寄贈を受けたことを記念したもの。175点が展示されて
いました。



          利尻富士 北海道 1993年



            大阪城公園 1991年



            角館(秋田県) 1991年
感想
現地で製作することにこだわったことが、一枚一枚の絵に
添えて当時の近辺の状況が日記のように書かれていたこと
からも伺える。青山政吉の水彩画は、今回初めてみましたが、
繊細な筆づかいで人を癒すものでした。




没後150年 歌川国芳展

2011-05-27 22:10:08 | 美術展

場所  大阪市立美術館
日時  2011.4/12~6/5
前期  4/12~5/8  後期 5/10~6/5

史上最大級、前期と後期で作品一新!


歌川国芳(1797~1861)は、幕末に活躍した浮世絵師です。
『水滸伝』の英雄・豪傑たちをダイナミックに描いた武者絵
で脚光を浴び役者絵・美人画をはじめ、西洋画の影響を
受けた風景画やウイットとユーモアに富んだ戯画などさま
ざまな分野で個性的な作品を残している。


特に大判錦絵を3枚つなげた大画面に描かれた迫力ある
クジラや骸骨、無類のネコ好きとして知られる国芳が描く
可愛らしいネコたちなど海外の人々にも広く親しまれてい
る。

今年は国芳の没後150年にあたります。本展はこれを記念
して開催されるものです。
 



『宮本武蔵の鯨退治』は3枚続の作品でワイドな画面を端
から端まで最大限に使って巨大な鯨を描き、武蔵が刀を
突き刺す瞬間をとらえている。

 『四季遊観  納涼のほたる 』   これも3枚組み



  『猫と遊ぶ娘』

感想
 今回、初めて歌川国芳展を見に行きました。版画とは
思われない巨大な作品の数々に圧倒されました。
3枚組の手法も初めてみました。

     天王寺公園







NHK文化センター梅田 第20回写真展

2011-05-06 18:43:57 | 美術展


今回で20周年を迎えたとのことで会場もこれまでの倍
の広さで開催されました。一人2枚出展されていました。
豊中のマラソンクラブ所属の小谷宗平さんが、入会さ
れて12年。毎年見に行っていましたが、年々上達され
てきたように思いました。同じクラブの西村さんも来合
わせておられて、小谷さんの案内で会場をまわりました。
西村さんは油彩をされているので、構図など写真と共
通する部分が
あり、写真談義で盛り上がりました。撮影
する時の苦労話も聞かせてもらいました。
風景画が大半でしたが、写真は瞬間の芸術ではないだ
ろうかとシャツターチャンスをいかに掴むかが勝負ではと。

小谷さんの写真の一つは岡山県備前市の閑谷学校の
偕(カイ)の木の紅葉『まなびの窓』と新潟県妙高高原の
『深秋』の2つの写真を出展されていました。





白樺の木の下の落ち葉が入っているのは、私も参考
になる構図でした。
小谷さん、これからも素晴らしい写真撮ってください。
楽しみにしています。
トップの写真展の案内の写真は、矢野先生の撮影
の『明日香』でした。


 ほとんどフイルム撮影でしたが、デジカメによるも
のもありました。


 


 


 


 


 


 


 


 


 


ウッドワン美術館蔵 近代日本絵画のあゆみ

2011-01-26 21:49:29 | 美術展


場所 大丸ミュージアムKOBE
日時 平成23年1月12日~1月24日

ウッドワン美術館 
 当初、外国の美術館と思っていましたが、日本の
 ?ウッドワン(ウッドは木、ワンは人から付けら
れた、森林と人の共生でしょうか)広島県甘日市に
ある住宅健在メーカーが運営していました。
800点を展示・公開しています。
所蔵品のジヤンルは多岐にわたり、特に近代日本
絵画の収集に力を注いできました。今回は100点が
展示されていました。



    上山松園の舞仕度

     横山大観の霊峰不二




      杉山寧の淑(シュク)


岸田劉生の毛糸肩掛せる麗子肖像にも又出会い
ました。黒田清輝の幻の名作といわれる『木かげ』
横山大観の『霊峰不二』迫力があり、いずれも初め
てでした。


レオナール・フジタは、このミュジアムで見たことが
ありました。2作品が展示されていました。
高橋由一の風景画は、西南戦争により官軍が火を
放つという珍しい絵でした。山本芳翠の婦人像は
色気のある女性に描かれていました。


ウッドワン美術館に収蔵されている作品のうち
ゴッホの『農婦』がオークションにかかる前まで
ゴッホの作品とは判明していなかったため、落札
予想価格が1万円としていたものが、6600万円
で落札されて話題となった。今回は未出品。