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hamachanのブログへようこそ

一期一会を大切に色んな人とブログを通して交流できたらと思っています。

第39回西神土葉会展(油彩)

2010-11-22 17:04:24 | 美術展


           『もの想う秋』    田中かつえ



      『上海紀行?』   田中かつえ


 




      亀井敏郎  『駅前広場』


神戸市西区民センターギャラリーでカラオケ同好会で
一緒に歌っている田中さんが出展されてるいので見に行って
きました。
少し太めですが、可愛い猫が描かれていました。
上海紀行は、私も行ったことがある『烏鎮』でしょうか。


昭和の神戸と市内電車 鈴木城絵画作品展

2010-11-14 18:35:03 | 美術展

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11月11日(木)神戸山手大学の講座の帰りに『こうべ
まちづくり会館ギャラリー』に寄りました。
高校同窓生の戸田さんの『模型機関車&電車』の趣味
の影響か、最近、電車のホームで新型車両など走行し
ているのを写真で撮る人を『撮り鉄』と言うそうですが、
多く見かけます。目がそちらに向かっています。
そんなことで、神戸の市電の展覧会に自然と入館して
しまいました。

第二次世界大戦や阪神大震災で神戸は大きく姿を変え
ましたが、あの希望に満ちた頃の懐かしい昔の風景は
それぞれの人々の心の中に市電の思い出と共にのこり
消えることがないと鈴木城さんが述べられています。

父の義理の兄が台湾から引き上げてきて湊川公園の近
くの会下山という所に住んでいました。家族でお正月など
に三宮から湊川公園まで市電を利用したことを覚えてい
ます。湊川公園は今も健在です。


神戸市電の歴史を少し

『神戸学』について近くの図書館で玄関の近くに展示されて
いて『神戸市電物語』という本を見つけました。
勝海舟や坂本竜馬の本も並べられていました。
神戸市電が開通したのは明治43年4月1日で葺合区春日野
から兵庫停車場までの5.8キロ、車両は木製で豪華な舶来
品で52両あったそうです。
神戸空襲のため市電は壊滅した。そして終戦。復興。
黄金時代、急激なモータリーゼーションの波に『みどり』の
市電も苦境時代に入った。走れば走るほど赤字が続いた。
市営バスが登場して更に赤字が膨らんだ。
昭和46年3月14日に61年間栄光と歴史に輝いて走った
美しい『みどり』の神戸市電は姿を消した。



木田安彦の世界『三十三間堂』展

2010-10-21 12:13:59 | 美術展


国内外で活躍する版画家・木田安彦は、1944年
京都市に生まれました。京都市立芸術大学美術
専攻科デザイン専攻修了後、広告会社に勤務し
ますが、1975年、版画家として作家活動に入ります。

子供の頃から版画に親しんでいた木田の目標は、
『棟方志功をいかに越えるか』ということ。
1978年には『三十三間堂』を発表し、高い評価を得
ます。しかし、木版画という一つの技法にとどまらず
ガラス絵、板絵などさまざまな素材と技法を駆使した
意欲作を次々に生み出しました。

本展では、第1作の木版画から最新作の板絵屏風まで
70件の『三十三間堂』を展覧して木田芸術の真髄に
迫ります。




昨年、35年間の版画家としての活動に終止符を打たれた
ことを会場のモニターで知りました。片方の視力が低下
してきたためと説明されていました。
『西国三十三ヶ所』が最後の作品となり京都の清水寺の版画
でした。
『西国三十三ヶ所』の版画も是非見たいです。
『三十三間堂』だけの美術展も珍しいですが、屋根の瓦
1枚1枚が丁寧に描かれていてエネルギッシユさを強く感じ
ました。


平城遷都1300紀年 『日本のふるさと奈良展』

2010-10-05 22:14:19 | 美術展


高島屋大阪展で見て来ました。
安野光雅さんは、風景画家として知られていました
が、今回は、興福寺の阿修羅像や法隆寺の百済観音
像など仏像を描かれていました。
又1968年最初の絵本『ふしぎなえ』で絵本作家としてデビ
ューをされたと、初めて知りました。

安野さんが、奈良の風景を描き、平成21年1月から産経
新聞で50数回にわたつて連載中の『日本のふるさと奈良』
奈良市内や明日香、西の京など、山の辺の道や竹内街道
など歴史のある街並み、法隆寺の柿や吉野の桜といった
名所が作品になっていました。優しくあたたかい筆遣いの
水彩画でした。ハイキングで行った見覚えのある場所が何
ヶ所も描かれていました。


それぞれの絵に安野さんのコメントが書かれていたので
時間が掛かりました。


安野さんの故郷ー島根県津和野町ー町中の溝に錦鯉が放
されていて、蒸気機関車や森鴎外など昔、家族旅行で行っ
たことがあり思い出されました。
水彩画は、油彩と違ってほんわかした気持ちにさせますね。



             薬師寺遠望        



        東大寺二月堂裏参道   この参道は好きな場所です




 興福寺の阿修羅像
                     写真はパンフレットから抜粋


ボストン美術館展

2010-09-01 17:01:51 | 美術展



クロード・モネ 『アルジャントゥイュの自宅の庭
          のモネと子ども』
チケットの表面を飾っていました。



期間   2010年7月6日~8月29日
場所   京都市美術館
テーマ  名画のフルコースをどうぞ。
      レンブランド、ミレー、モネ、ルノワール
      ゴッホ、、ピカソ・・・・

迫力あるレンブラントの全身肖像画



 



レンブラントは、私が一番好きな画家です。明暗法といわれる
手法を使って『光の画家』と言われている。久しぶりの対面です。
今回2作品が展示されていました。右側は、1対の全身画像
は大変珍しく、モデルは、オランダ人の牧師夫妻。



肖像画としての名声





右はアンソニー・ヴアン・ダイク  モデルはチャールズ1世の娘
左はトマス・ゲインズバラ



明るいひざしのもとで





右はクロードモネ 自宅の庭のカミーユ・モネと子供達
左はルノアール  日傘をさした女性



本展の見所のひとつは、珠玉の名品をそろえた19世紀
フランス絵画。妻と子を明るいタッチで描いたモネの作品
は、ボストン美術館でも人気の作品です。



世界有数のモネコレクション





モネの崖の猟師小屋

風景画10点が並びます。光と色彩の変化が作り出す一瞬
の光景をとらえたモネの絵画世界にぐるりと囲まれながら
独特の視覚空間にどつぷりと浸かって・・・



農村に見出された新たなテーマ



ミレーの馬鈴薯植え



農民を描いたミレーの優れたコレクションでも知られる
ボストン美術館。その中から『晩鐘』『落穂拾い』と並ぶ
もう一つの名画が展示されていました。



概要



米国で最も歴史のある美の殿堂のひとつ、ボストン美術館
世界屈指の質と量を誇るヨーロッパ美術部門の絵画コレク
ションのうち、16~18世紀の巨匠47人の作品80点が公開
されました。
ボストン美術館の増改築工事のため実現した今回の大規模
な展覧会。普段は海外に貸し出されることが難しい、貴重な
作品が並んでいました。 


麗子登場 名画100年・美の競演

2010-07-13 22:17:06 | 美術展


場所  兵庫県立美術館
期間  2010年6月15日~7月19日
概要  初めての試みとして神奈川県立美術館
と兵庫県立美術館とのコレクションを融合して
、日本の近代美術史を回顧する展覧会でした。
麗子登場?と看板にありましたが、【麗子像】は
たつたの一点しかありませんでした。岸田劉生
の愛娘で70点もの作品のモデルとなった麗子の
ことでした。
しかし、神奈川県立美術館からやって来た【麗子
像】の隣に岸田劉生の自画像(兵庫県立美術館)
と並べられて展示されていました。親子の対面
を実現するというサプライズでしょうか。

兵庫県立美術館のパソコンから自宅へ4枚の展示
品がメールに添付して送信しましたが、残念ながら
受信出来ませんでした。

明治初期に西洋絵画に刺激されて写実を追及
した高橋由から戦後の前衛美術をリードした
吉原治良まで近現在美術の歩みを知ることが
できました。

会期中、何日間か、麗子と字がちがつていても
無料で入場できるというサービスも珍しい企画
でした。


第38回西神土葉会展(油絵)

2010-07-02 11:53:55 | 美術展


場所 サンパル 市民ギャラリー(三宮)
時  2010年6月25日~30日
概要
カラオケ同好会で一緒に練習している仲間
の田中さんが、年2回の土葉会に出品されて
いたので、同じ会員の永井さんと一緒に見に
行きました。今回で2回目でした。
今回は、娘さんと中国の上海に旅行に行か
れた時に撮った写真をもとに油絵を描かれ
ました。【上海紀行1】F10と。【上海紀行2】
F10と2点出展されていました。しかし、ギャラ
リーには、1点しかなくて、どうなっているのか
わかりませんでしたが、ギャラリーを出て、エス
カレータへ向かった時に陳列があって4点が
展示されていました。その内の1点が田中さん
のものでした。
[上手に描かれているなあ・・・]と二人で感心し
て話していました。
田中さんは、以前にコンクールなどに出展
されて何回も入選されたことがあると話されて
いました。近くの保育園で個展を開いて皆さん
に全部買ってもらつたことがあったとも。

         上海紀行 1
         
            上海紀行 2





ルノワール展

2010-06-23 17:15:45 | 美術展


場所 国立国際美術館(大阪・中之島)
期間 2010.4.17~6.27
概要
[幸福の画家]として世界中で親しまれる印象派
の巨匠、ピエール=オーギュスト・ルノワール
(1841~1919年)は、50年以上にわたる長い画業
の中で、女性像や裸婦像のほか、風景画や静物
画、装飾画など印象派の画家の中で幅広い領域
に取り組みました。
ルノワールは、目に心地よい作品を描きつづけて
その分かり易さに人気がありました。


今回の【ルノアール、伝統と革新】では第1章ルノ
ワールへの旅、第2章身体表現、第3章花と装飾
画、第4章ファッションとロココの伝統に区分して
展示されていました。


 第1章ルノワールへの旅



アンリオ夫人   1876年


肖像画のモデルの多くは、親しい友人や一部の蒐集家た
にかぎられていましたが、本作品のモデルは、当時駆け出
しの舞台女優であったアンリオ夫人でした。当時流行の夜会
服の装いでした。


団扇を持つ若い女  1879~1880年頃

1878年パリ万国博覧会の開催により、ジャポニズム
(日本趣味)への熱狂は頂点に達していました。
本作品にも、日本の団扇や日本の菊を思わせる花
々が描かれていました。


第2章 身体表現

水の中の裸婦 1888年


絵葉書を2枚は買っているのですが、残念ですが、忘れ
ていました。この部屋に入ると、裸婦像がたくさん展示
されていて、圧倒されました。毎日テレビの人気番組
【ちちんぷいぷい】でも、ルノアール展を取上げていて
桂南光さんと西アナが言いたいことを言いながら回って
いましたが、この部屋では、更にボルテージを挙げて、
どこに焦点を当てるかが、二人の意見が分かれました。
南光さんは、[お尻]、西アナは、[胸]と注目している
と頑固に自分の主張し合っていました。

水の中の裸婦は、あらわな胸と腹を手で隠す、古代ギリ
シャ彫刻の女神像に由来する[恥じらいのポーズ]をとる
裸婦像です。


第4章ファッションとロココの伝統



イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢
(可愛いイレーヌ) 1880年


8歳のイレーヌは、薄い青のドレスをまとい、肩
には赤茶色の美しい髪が覆うようにかかつています。
清らかな美しさが見事に表現されています。
前述の南光さんと西アナは、髪のばらついたところ
が素晴らしいと意見が一致していました。
同感でした。チケットやポスターにも(可愛いイレーヌ)
が使われていました。


感想
抽象絵画へと至る20世紀の絵画の革新は、印象派
なくしては有り得ないと言われています。世界中で
最も人気のある美術、それが印象派である。
展覧会には行列ができ、美術館は競うように作品
を収蔵している。19世紀の誕生時には人々の嘲笑
を浴びたというのに、わずか百数十年のの間に
何故このような変化を生じたのか、第1章から第4章
まで、緊張感を持つて素晴らしい絵画を見ることが
できて良かったです。


水のなかの裸婦


長谷川等伯展

2010-04-30 14:47:52 | 美術展

場所 京都国立博物館
期間 4月10日~5月9日
テーマ 没後400年特別展覧会
写真等はWikipedia、パンフレットによる。



         
  ↑  金碧障壁画 国宝  『楓図壁貼付』


天下人・秀吉の命をうけて描かれた等伯の名声を
不動にした作品。ゴージャスな桃山時代を象徴している。



水墨画の最高峰『松林図屏風』ー国宝、


人気ナンバーワンの国宝です。前面の松が荒々
しく表現して後方の松は淡墨でこの間に霧が実在
しているように見える。



 松に秋草図屏風 国宝



重文 仏涅槃図 本法寺


超巨大! 京都3大涅槃図
本法寺ー等伯筆 、東福寺ー吉山明兆筆
大徳寺ー狩野松栄筆
表装を含めると縦10m、横6mと巨大なの
には驚く。
後継者など亡くなって冥福を祈るために
描かれた。


長谷川等伯とは・・・

豊臣秀吉・千利休を魅了した絵師長谷川
等伯(1539~1610)は、能登七尾(石川県)
に生まれ、初めは『信春』を名乗り仏画を
描く絵仏師として身を立てていた。30代
になって京都に出てからは、様々画派の
の作品に学びながら力をつけて、画壇の
覇者、狩野派を脅かす存在までになる。
ついに天下人の豊臣秀吉に取り立てられ
て大寺院の障壁画の制作を任され類をみ
ないほどの出世である。
2010年は等伯没後400年にあたる。この
時期に国宝3件、重文30件、ほか等伯の
すべてが公開されていました。
肖像画、金碧障壁画、水墨画、など広範囲
におよんでいて、絵画の黄金期『桃山』を生
きぬいた画家でした。


感想・・・
涅槃図の大きいのには驚きました。こんな
巨大なものは初めてみました。
松林図の水墨画は濃淡によって奥行き
のある筆法には感動しました。
利休の肖像画は利休によつて無名の等伯
を大絵師に押上げたことが分かりました。


 


 


源氏絵の世界 桃山時代の王朝美

2010-03-25 18:19:00 | 美術展


場所 和泉市久保惣記念美術館
期間 平成22年2月14日~3月22日
主題 桃山時代 土佐光吉の源氏絵展

一昨年の源氏物語千年紀展が各地で開催されて
沢山見ることができました。
今回、久しぶりに毎日新聞で紹介されていたので
見に行ってきました。
毎日新聞の『美術逍遙』の案内から紹介しましょう。
映画は、原作がいいと何度もリメイクされる。絵も
同じ。その典型が『源氏物語』。ラブストリー。
世界最古の長編小説として海外でも絶賛される
古典。紫式部が平安時代に著してから愛読され、
時代ごとに絵画化されていつた。


源氏絵は、単独、あるいは数ヶ所の場面を特
別に選ぶ場合もある。桃山時代の土佐光吉
の源氏絵は、金地に映える艶やかな色彩が
王朝の雅を再生させている。54帖の源氏絵
と解説もあつて源氏物語を読みたくなるの
ではと紹介されていました。

神戸山手大学の公開講座『源氏物語』を
昨年の4月から受講しています。月に2回
の講演ですが、今月の25日で丁度1年が
経ちました。1巻の桐壺巻から21巻の初音
巻まで進んでいます。4月から1年間講演
は続きますので受講していく予定です。