2月2日下記の通りブログをマンネリ打破のため引っ越ししました。
2007年ブログを続けてきましたが、マンネリ打破のため引っ越ししました。こんなに長く続けられたのは皆様のお蔭です。本当に有難うございました。これからもよろしくお願いします。
http://blog.livedoor.jp/hamachan_2012
大沢在昌作≪黒の狩人≫読みました。
冒頭に主要登場人物の一覧表が掲示されるという珍しい構成でした。
読み始めて一覧表がないと誰が誰だか解らなくなりました。
主役は佐江ー警視庁新宿署組織犯罪対策課警部補
宋忠民=毛ー捜査補助員として試験採用され、佐江と組んで捜査にあたる。
野瀬由紀=雪花ー外務省アジア太洋州局中国課職員
亮光=胡志明|ー中国国家安全部工作員 野瀬由紀との情報交換
水森ー警視庁公安部外事2課 野瀬由紀と深い関係を持つ。バラバラ死体として
発見されたが、.後に生きていることが判明する。二重スパイか。
中国人が被害者となる殺人事件、しかもバラバラ遺体。被害者はIT企業の
エリートSE。中華料理店の主人となんの接点もない。共通点は脇の下に残された
≪五岳聖山≫の入れ墨。中国の有名な山。
佐江、毛、由紀の3人は事件の真相に迫る。
新宿の日本人ヤクザ、日本の警察、公安、中国国家安全部、外務省、中国
から密輸してヤクザに流している中国人マヒィアなど入り混じって・・・
著者 大沢在昌
1956年名古屋生まれ、慶応大学法学部中退
1979年≪感傷の街角≫で第1回小説推理新人賞でデビュー
1986年≪深夜曲馬団≫で日本冒険小説協会大賞最優秀短編賞
1991年≪新宿鮫≫で第12回吉川英治文学新人賞と第44回日本推理
作家協会賞長編部門
1994年≪新宿鮫無間人形≫で第110回直木賞など受賞 2008年9月幻冬社
から発行。
本作品は2007年1月から2008年3月日刊ゲンダイに連載されたもの。
感想 警部補佐江の行動に冷や冷やしながら怖いもの知らず、毛の通訳や
元中国の軍隊所属の経験を活かせて信頼感をお互いにもつという不思議な
関係。毛にも助けられて終盤に毛が倒れたときに助けるという正義感が光
っていました。上巻、下巻と一気に読むことができました。