戦前から戦後にかけて日本とフランスを舞台に活躍した
藤田嗣治(1,886~1968年、レオナール・フジタ)の作品を
紹介する展覧会が話題になつている。
場所 神戸大丸ミュージアム
期間 22年1月8日~28日
1992年フランスでレオナール・フジタの縦横3メートルに
およぶ4点の大作壁画『構図』と『闘争』が、丸まつたまま
の状態で発見されました。
それらは、一部が1929年に日本で公開されたものの、その
後所在が不明になっていた『幻の連作』と呼ばれていたも
のでした。
本展では、6年の歳月をかけて本格的な修復が行われた
大作壁画が展示されていました。この4点は20人ほどの
裸体の男女の群像画で藤田特有の乳白色の色彩が存分
に駆使されている。修復の模様はモニターでみることがで
きました。
今後、フランス・エソンヌ県のホールで壁画として設置され
るため、他の場所での鑑賞機会はほぼないとのこと。
日本人でありながら、フランス人レオナール・フジタとして
その生涯を終えた、数奇な異邦人、又モデルとして使った
女性が5人と、結婚・離婚を繰り返した。戦時中は従軍画
家として戦争画を描いた。戦後、戦争協力者として批判
の矢面に立ち、1950年パリへ。フランスに帰化し、1968年
スイスで死去。
イブ 1959年
家族 1917年
感想 朝日友の会の案内と日経新聞でも紹介
されていました。見つかった4点の壁画は、
この展覧会でしか鑑賞できないとのことで
大変素晴らしい作品に出会えて良かったです。