第16期関西市民文化塾は2010年4月に始
って2012年1月14日に通算10回で終了しま
した。主催は毎日新聞、後援は毎日放送ほか。
月に1回1時間30分の講演で各分野で活躍
されている方を招いて色々なテーマでお話
されました。場所は阪神尼崎駅から近くの
尼崎アルカイック・ホールで開催されました。
この度、1年間を振り返ってレジメを読み直し
ました。その都度プログに掲載すへきだつた
と後悔しています。
一番印象に残ったことを書き出しました。
第9回講演会
ジャナリスト、コリア・レポート編集長
辺 真一(ぴょんじんいる)
拉致問題は、2001年9月小泉さんの訪朝以来
結局解決していません。経済制裁を強めたら
といつていますが、私は同じだと思います。
韓国のある長官がアメリカのキャンベル次官
補に【金正日の生存は2015年まで】と言ってい
ます。
それとは別に【北朝鮮は金正日死後、2~3年
で体制が崩壊する】という話もあります。
今の体制は2018年まで続くということです。それ
まで拉致被害者は待ていうことなんでしょうか。
私は別の考えを持っています。【拉致を認めた
今の金正日さんを相手にせずして、拉致問題は
解決しない】これが私の一貫した持論です。
拉致は個人の犯行ではなく国家機関、特殊機関
がおこなった国家犯罪と言っている。
金正日は国家犯罪を敵方の最高指導者小泉総理に
【拉致をやっていました。申し訳ない】と言った。
いまだかつて古今東西自らの国家犯罪を認めた
ケースは一度もありません。
27歳の青二才の後継者ジョンウン氏が実は拉
致被害者は生きています。お返ししますと言え
ますか。小泉総理も帰国したとき【交渉の相手
は金正日しかいない】と重大な発言をしています。
【もう一度ピョンヤンへ行くではなく呼んでみたら
どうかというのが】私の意見です。
日本から招待状をもらつた時の金正日さんの姿
が私は目に浮かびます。
ピョンヤン宣言を交わした。今度国交正常化の時に
自分が日本に行って調印する。拉致問題という
お土産をなくして日本には来られません。
北朝鮮は最後の賭けに出た。核実験、濃縮ウラン
の開発、軽水炉、ヨンピヨン島攻撃でアメリカの
オバマ政権と決着をつける。後は息子に引き継ぎ
をする。このタイミングで日本も拉致問題を解決
しなければならない。
感想 拉致問題の解決のため担当相を配置しな
がら外務省も含めて一体何をしてきたのか、全然
具体的なものが国民には見えてきません。単に
経済制裁をしたという程度です。
犬の鳴き声は、日本では【わんわん】と韓国では
【モンモン】と聞こえるそうです。お互い自己主張
していると折り合いが付かない、話がまとまらない
なるほどそういわれるとそのように聞こえます
と冒頭の話は面白かったです。
第10回講演会 俳優 林隆三
ふるさと・愛・平和を願って~賢治童話の世界
最近、全国で宮沢賢治童話の朗読公演やコンサ
ート・ツアーも行われている。
今回の講演も賢治の童話2題とピアノの弾き語り
でエジツト・ピアフの【愛の賛歌】と千の風になつて
を歌われました。林さんの歌は始めて聞きました。
元NHKアナウンサーの朗読会を一度聞いた
ことがありましたが、林さんの朗読は、動作や表
状など一人芝居をされているように感情が込め
られていました。賢治の童話は東北弁でお話
されたので、雰囲気は理解できますが、難しか
ったです。林さんは東京生まれですが、父親の
仕事の関係で各地を転勤のため住まれたとの
ことでした。
朗読会が近くで開催されたら是非聞きに行って
みたいと思いました。