日時 平成20年8月31日(日)午後1時~5時
場所 帝国ホテル大阪 孔雀西の間
主催 鷺声吟詠会
塩谷先生のプロフィール
1.本名 塩谷半一
2.大阪市役所に38年間奉職、旭区市民課長で
昭和40年退職
3.昭和9年関西吟詩同好会に入会。総本部副
会長 宗範・元老
4.白鷺吟詠会理事長・愛国詩吟総連盟理事
長等歴任
5.鷺声吟詠会を創設、幾多の吟士を育てて来られた。
6.平成9年9月16日死去(享年88歳)
1.式典
1.開会の辞
2.黙祷
3.国歌斉唱
4.会歌合吟
5.大会委員長挨拶
6.祝辞
7.祝電
8.謝辞
2.構成吟【鷺声ー一筋の道】
構成吟というのは、先生がどのような人生
を生きられたのか、詩吟に対する思いや趣味
など脚色されていて、それをナレーターが紹
介しながら関係する歌や詩吟を詠い、又ナレー
ションが入るという構成で進められました。
1.大の宝塚歌劇のファンだつたので『すみれ
の花咲く頃』が歌われました。忘れな君は、
詩吟でもありました。
2.北方領土返還、日中友好に心を注がれ、又
ブラジルの地に詩吟の普及に奔走され、昭和
60年ブラジル支部を設立されました。
詩吟『有感』(感有り) 山崎闇斎 作
北方領土返還を訴える 塩谷鷺声作
『しらしらと』 石川啄木作
しらしらと 氷かがやき千鳥なく 釧路の海の
冬の月かな
3.平成2年國際花と緑の博覧会が大阪で開催
されました。筑前琵琶、日本舞踊、吟詩を鷺声
門下各支部の協力で上演しました。
詩吟 『菊花』 白居易作
『寒梅』 新島 襄作
4.日本と中国との友好交流に心を注がれておら
れた先生は、平成3年、4年と会員数十名と共に
周恩来総理の出身地江蘇省を訪問。周恩来記念
館に桜を植樹。第3次訪中の際には、市民マラソン
大会にも参加。市民から熱烈な歓迎を受けました。
第3次訪中の出発前に先生はお亡くなりになりま
した。
詩吟 『眉山山月』 李白作
『涼州詞』 王翰作
『静夜思』 李白作
5.私達は、先生の遺志を受け継ぎ、社会浄化の
理念の下、我等、鷺声の仲間達。共に進まん
一筋の道に。
詩吟 『敬天愛人』 松口月城作
この詩は全員で詠いました。
感想
私は、詩吟を始めて5年ほどなりますが、
このような『構成吟』を聴いたのは、初めてでした。
中々上手く脚色されて、物語に合った詩吟も
選ばれていて、塩谷先生がどのような方か、
直に理解することが出来ました。
ナレーションの方もお上手でした。
帝国ホテルも初めてでした。フランス料理
も美味しかったです。